Nintendo Switch 2で「サイバーパンク2077」の“自由に付き合える”世界へ！　年末年始にナイトシティへのダイブをおすすめしたい理由【PR】

あんた，「サイバーパンク2077」って名前，聞いたことあるか？

　今そこでNintendo Switch 2を膝に乗せて，スマホでなんとなくネットを眺めているあんたのことだ。
　きっと名前くらいは目にしたことがあるだろうな。えっとあの……近未来が舞台で，街でネオンが光っていて。それでだいたい道とか荒れていてさ。あとあの，銃とかサイバーないろいろが出てきて物騒な，なんかディストピア的なそういう……。


　……ああ，だめだ。この記事の執筆者・ライター高橋祐介氏のようにビシッとかっこよく始めたかったのに，ぜんぜんだ。自身の文章力が圧倒的に足りていない。実はその記事の企画担当で，「フルスイングで！」とオーダーした編集氏って自分のことなんだけど。

「サイバーパンク2077」がSwitch2に登場！　この年末だからオススメしたいナイトシティライフ

Nintendo Switch 2 ※画像は発売前イベント「Nintendo Switch Premiere」のもの（関連記事）

　ということで，仕切りなおします。
　さて2025年のゲームの大きな話題といえば，やっぱり任天堂の新ハード・Nintendo Switch 2だろう。
　発売直後はその人気で入手困難な状況が続いたけれど，年末が近づいた今は，安定供給とまではいかないものの，「ほしい！」と思って情報を追っていれば手に入れられるようになった（たまたま店頭で見かけた，なんて話もけっこう聞く）。

　そんなふうにしてSwitch2を手に入れて，「さて，何を遊ぼうか」「せっかくだし，年末年始はちょっと腰を据えてゲームをやりたいな」と思っている人はけっこういるのではないだろうか。

　そんな人たちにオススメしたいのが，Switch2のローンチタイトルとして本体と同日に発売された「サイバーパンク2077 アルティメットエディション」。2020年代を代表するオープンワールドとして知られる本作を，腰を据えてじっくりも，手に持って気軽にも遊べるSwitch2というハードによって，その濃厚な物語体験を日常の中にすっと取り込めるのだ。

そもそも「サイバーパンク2077」とはどんなゲーム？

　まずは，そもそも「サイバーパンク2077」とはどういうゲームなのかを簡単に紹介しよう。
　本作は，ポーランドの開発スタジオCD PROJEKT REDが手がけた，オープンワールド型のアクションRPGだ。
　舞台となるのは2077年の近未来。巨大企業が圧倒的な力を持ち，サイバーウェアと呼ばれる義体による身体改造が当たり前になった，ディストピアな都市「ナイトシティ」で物語が展開される。


　最先端の技術が発展する一方で，貧困や犯罪，暴力も日常の一部として存在するナイトシティ。プレイヤーはこの街で生きる傭兵のV（ヴィー）となり，フィクサー（仕事仲介役）や企業，個人といったさまざまな依頼を受けながら，街の裏側を渡り歩くことになる。
　そしてとある出来事で，伝説的なロッカーであり革命家でもあるジョニー・シルヴァーハンドと“邂逅”。それはV自身の命に関わる大きな物語へと進んでいく。


　詳しくは過去のレビューやプレイレポートを読んでいただくとして，この街でどう生きるのか，誰と関わり，困難を前にしたとき何を選ぶのか（または，選ばないか）はプレイヤー次第だ。

　ゲームとしての自由さはもちろん，街を歩き，人々の暮らしを垣間見るうちに，「ここで生活している」という感覚が自然と生まれてくる。その没入感の高さこそが，「サイバーパンク2077」が多くのプレイヤーを惹きつけてきた大きな理由だ。

2020年代を代表するゲームになるまでの歩み

発売からおよそ1か月後の2021年1月に公開された開発ロードマップ（関連記事）

　しかし，実は最初から順風満帆だったわけではなかった。
　2020年12月にPC，PlayStation 4，Xbox One向けに発売された本作は，名作RPG「ウィッチャー」シリーズを手がけた開発チームの新作ということもあり，開発段階から非常に大きな期待を集めていた。
　事前予約販売で800万本を超えるヒットを記録。一方で，リリース当初はパフォーマンス面を中心にテクニカルな問題も多く，厳しい声が上がったのだ。

　そこから地道なアップデートや改善を重ね，不具合の修正や最適化，遊びの幅を広げるコンテンツの追加などによって，少しずつ評価を取り戻していった。
　2022年にはNetflixで配信されたアニメ「サイバーパンク：エッジランナーズ」が好評を博し，原作ゲームとしてあらためて本作は注目を集める。さらに2023年には大型拡張パック「仮初めの自由」が登場し，現行機であるPlayStation 5やXbox Series X|S向けのバージョンも発売された。


　そして2025年。これまで重ねてきたアップデートや拡張コンテンツ，その“今の姿”をまとめた「アルティメットエディション」のMac版とNintendo Switch 2版をリリース。世界累計販売本数は3500万本を突破し，2020年代のゲームを語るうえで欠かせない存在となった。

日常からナイトシティにスムーズにダイブ！　Switch2版をオススメしたい理由

　ここまで読んで，「なんだか気になってきたぞ」という方。ようこそナイトシティへ！
　……と，言いたいところだけど，「面白そうなのは分かった。でも，Switch2で遊ぶ意味って何？」と思った人も，きっといるはずだ。


　いちばん推したいポイントは，とてもシンプル。そのときの気分や環境に合わせて，サイバーパンク2077の世界にダイブできること！

　携帯モードやテーブルモードにすれば手元で気軽に遊べるし，TVモードに切り替えれば大画面で物語にどっぷり浸かれる。
　ほかのハードでもそれに近い環境は整えられなくはないけど，1台でこの切り替えのスムーズさを実現でき，生活に自然と溶け込むのはやっぱりSwitch2ならではだと思う。


　では，「グラフィックスや快適さはどうなんだろう？」と思う人もいるかもしれない。
　正直筆者も，発売日にゲームをプレイするまでもっとも気になっていたところだった。

　でも，そこについても不安に思うことはない。初めて自分の目で見た携帯モードでの映像はしっかりきれいで，「手元にナイトシティがある！」と素直に喜びとうれしさを感じたくらいだ。


　もちろんゲームPCなどのグラフィックスと比べれば細かい表現や描写に違いはあるけど，普通にプレイしているぶんには気になることはほとんどないはず。
　それ以上に手元で鮮やかに表現されたナイトシティの街並みに驚かされるだろう。HDR対応で発色もよく，被写界深度やレンズフレアといった表現も調整できる。


　グラフィックス設定は，画質重視の「クオリティ」と，フレームレート重視の「パフォーマンス」の2種類あるが，クオリティ設定だからといって動きが重く感じることはない。よほどフレーム単位で気になる人でなければ，基本はクオリティで快適に遊べると思う。
　色覚サポートなどアクセシビリティ面がきちんと用意されているのも安心できるポイントだ。


　そして，Switch2ならではの要素として触れておきたいのが，Joy-Con 2やProコントローラーを使ったジャイロ操作だ。とくにJoy-Con 2は，両手持ちでその動きに合わせたリロードや近接攻撃を行うモーション操作も用意されている。Joy-Con 2を「えいやっ」と振ってブレードを操り敵を一刀両断する感覚は，よりVになりきった気分を味わえるはず。ストラップの装着と，周囲の人やモノへの注意はお忘れなく！


　もうひとつ面白いのが，Switch2のマウス操作だ。
　常にマウスで遊ぶというよりも，「今日はちょっと違う操作感で遊びたいな」というときに試すのがちょうどいいかも（もちろん気に入ったら気軽にいつでも！）。
　マウスパッドがなくても，テーブルの上や自分の足の上で操作できる手軽さもありがたい。普段コントローラ操作でゲームをプレイする人ほど新鮮に感じられるだろう。

　携帯モード，TVモード，Proコントローラー，Joy-Con 2の2本持ち，そしてマウス操作。そのどれもが感度やオン／オフを細かく設定できるので，自分に合った遊び方を見つけられるはず。

既存プレイヤーへ：もう一度ナイトシティに戻る理由

　本企画は「これから」の人向けに「サイバーパンク2077」を紹介するものだけど，ここからは少しだけ，ほかのプラットフォームで本作を遊んできた人に向けた話をしたい。
　それは，もしこのゲームが好きで，Switch2も持っているなら，「Switch2版はもう一度ナイトシティに戻るきっかけ」としてかなりいい！　ということ。


　理由はいろいろあるけれど，いちばん大きいのはやはりナイトシティとの距離がぐっと近くなることだ。
　その日の気分で，手元で少し遊ぶ。物語の山場に差しかかったら，テレビにつないでじっくり浸る。Switch2版は，そういう付き合い方が自然にできる。
　筆者自身本作のファンで，PCやPS5，PS Portal，クラウドゲーミング，Mac版など，思い出したようにいろいろな環境で遊んできた。それをとおして，Switch2版のナイトシティに戻るハードルの低さを強く感じたのだ。


　もうひとつ，これは少しカルチャー寄りの話。「サイバーパンク2077」が好きな人って，ゲームそのものだけじゃなくて，近い空気感を持った映画や小説，音楽なんかも好きな人が多いと思う。
　だから，音楽ファンがお気に入りのアルバムをCD，レコード，カセットなどで手元に置きつつ，普段はサブスクでも聴くみたいな感覚でSwitch2版をそのラインナップに入れるという楽しみ方もアリなんじゃないかと思っている。
……正直，「何を言ってるんだ？」と思う人もいると思うけど，分かる人にはきっと伝わるはず！


　2020年に登場したとき，このゲームを「手元で遊ぶ未来」が来ることは想像していなかった。それが2025年のいま，当たり前のようにできている。その事実があらためてちょっと驚きだ。

　先日，リビングにこたつを出して遊んでみたのだけど，ゲームとこたつのぬくぬく感が合わさって，見事に沈殿。気づいたら，ナイトシティから戻ってこれない。
　この年末年始，自宅でも，実家でも，旅行先でも，いろいろ場面で楽しめるゲームだと思う（過激な表現があるので，外で遊ぶときはまわりへの配慮をお忘れなくっ）。


　最後に，本作のファンやゲームメディアの人間である前に，いちゲーム好きとしてNintendo Switch 2版「サイバーパンク2077 アルティメットエディション」を素直に推したい理由がある。
　それは，Nintendo Switch 2という新しいハードのスタートを，ローンチタイトルとしてしっかり盛り上げてくれたからだ。
　発売直後は本体の入手が難しく，「知らなかった」「気になってはいたけど遊べなかった」という人もいると思う。だからこそ，いまあらためて知ってほしい，という気持ちがある。


　5年間のいろいろな歩みを経て，「サイバーパンク2077」は，2020年代を代表するゲームのひとつになった。ゲームとして面白いのはもちろんだけど，ゲームカルチャーの流れを知るための重要なタイトルとしても触れておいてほしい1本だ。

　Switch2を手に入れたこのタイミングで，ナイトシティに飛び込む理由は，もう十分に揃っていると思う。