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「もし神」プレイレポ第4回:“Rejetお兄ちゃん”の真骨頂に迫る! マサトの個別ルートを体験。物語の鍵となる九鬼兄弟の活躍もチェック

 2016年に発売されたゲーム「もし、この世界に神様がいるとするならば。」(以下,「もし神」)が,Nintendo Switch向けに移植され,2025年8月28日に発売予定だ。

 全4回にわたって本作の魅力を紹介してきた本企画もいよいよ最終回となる。第4回では,ハルカ(主人公)の兄,来実マサトの個別ルートに加え,物語に欠かせない存在である九鬼兄弟についても紹介する。

 核心には触れていないものの,物語の展開に関する記述を含むため,ネタバレを避けたい人はご注意いただきたい。また,制作スタッフによる見どころコメントも掲載しているので,そちらもぜひチェックしてほしい。

来実マサトルートの紹介を読む/九鬼兄弟の紹介を読む
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 2025年8月28日に,Nintendo Switch版の発売が決定した「もし、この世界に神様がいるとするならば。」の魅力を,実際にプレイしながら紹介! 今回は共通ルートを中心に,物語やキャラクター,注目ポイントをお伝えする。

[2025/05/28 18:00]
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 2025年8月28日にSwitchで発売予定の「もし、この世界に神様がいるとするならば。」の魅力を,全4回にわたり紹介していく。第3回では,神里キョウと指乃シュリの個別ルートを紹介する。恋愛を中心に,家族や友情も丁寧に描かれる物語に心動かされた。

[2025/07/25 17:00]

「もし、この世界に神様がいるとするならば。」公式サイト



ちりばめられた“謎”が,
徐々に解き明かされるマサトルート


 前回までは,修学旅行委員に所属する4人を紹介してきたが,最後に取り上げるのは,ハルカの兄である来実マサトだ。
 温厚で優しく,成績も優秀。家族の中で唯一血のつながりはないが,ハルカから深く慕われており,互いに強い信頼関係が感じられる存在である。

 Rejet作品における“お兄ちゃんキャラ”※Rejet作品に登場する主人公の兄は,妹への愛ゆえに行き過ぎた行動に出ることが多い)ということもあり,警戒しつつも,一味違う体験が味わえるのではないかと前々から興味を抱いていた。

来実マサト(CV:緑川 光)
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PROFILE
年齢 22歳(大学4年生) 誕生日 10月15日
身長 180cm 体重 64kg
血液型 O型 趣味 読書
好き 嫌い とくになし


●スタッフコメント

 物語序盤から妹を気遣い,優しく声をかけてくれるマサト。

 しかし,彼の本質は,それだけではありません。
 妹との未来のために,強い意志を抱き,ある行動を起こす彼。
 その「願い」が何なのか。ぜひゲームを通して,彼の本当の姿を見つけてみてください。

 ちなみに,マサトの登場時にはちょっとした「仕掛け」があるかもしれません。そちらも、ぜひ気にしながらプレイしてみてください。


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マサトルート:あらすじ

 夕食を準備する母を手伝おうとするハルカ。ふと兄(マサト)の話題を口にすると,母の機嫌が目に見えて悪くなる。そのたびにハルカは,兄をどこか除け者にしようとするような態度に,以前から疑問を抱いていた。

兄の話をするハルカに,なぜか悲しみや怒りを見せる母。やがて彼女は,新興宗教「御烏様」にのめり込んでいく
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 ある日,夜道でナンパ男に絡まれたハルカは,間一髪のところでマサトに助けられる。だが,彼がその男に見せた容赦のない態度は,いつもの優しく穏やかな兄の姿とはまるで違っていた

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 その後,街で殺人事件が発生し,事態はますます謎を深めていく……。

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 なお,本ルートは2周目以降に開放され,共通ルート序盤で“とある”選択肢を選ぶことで,先に進めるようになっている。修学旅行委員の4人とは異なり,家庭内での出来事が深く描かれているため,ストーリーにも変化があり,プレイしていて目新しさを感じた。



以下,ネタバレ注意!

「これぞRejet」と思える要素が満載。
“兄妹”からの関係性の変化も楽しめる


 穏やかで頼れる“兄”として,ハルカにとってマサトは長年かけがえのない存在だった。そんな彼から突然の告白を受けたことで,彼女の中で日常が少しずつ揺らぎ始める。

 長く家族として過ごしてきたがゆえに,すぐには気持ちの整理がつかず,戸惑いを隠せないハルカ。だが,彼への「兄妹としての好き」は,やがて「異性としての好き」へと形を変えていく――。そんな心の変化こそが,本ルート最大の醍醐味といえる。

 作中では,買い物を“デート”と表現されて困惑する場面など,兄妹という関係性ならではの掛け合いが見られ,ほかの4人のルートとは異なる魅力が感じられる。

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“デート”という言葉に戸惑うハルカ。告白をきっかけに少しずつ変化していく関係性は,本ルートにおいてとくに注目してほしいポイントだ
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 また,やはり“Rejet作品における兄”とあって,妹(ハルカ)への執着や愛情の重さも見どころだ。男子ばかりの修学旅行委員という環境に不安を募らせるマサトは,「別に何もないよ」と話すハルカに対して,CROW(作中で登場するチャットツール)でのやりとりにまで嫉妬心を抱いてしまう。

 普段は温厚なマサトが,次第に4人の委員たちに向けて魔の手を伸ばしていく展開も,ハラハラしながら楽しめるポイントであり,Rejet特有の空気感を存分に味わえるだろう。

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ハルカへの執着を見せるマサト。Rejet作品における“兄”のなかでも,とくに強烈な印象を残す存在だろう
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マサトの魔の手が,ネジたち修学旅行委員に迫っていく
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 そして彼の人柄だけでなく,ストーリー展開にも注目していただきたい。就寝中のハルカを起こして「俺から逃げろ」と告げる場面や,作中で見せる二面性など,マサトの正体を追い求める展開は続きが気になり,読む手が止まらなくなる。

自分から逃げるよう声をかけるマサト。一体どういうことなのか
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ストーリー上で謎が多いマサトは,アキラとも面識がある様子を見せていた
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 なぜか兄との幼いころの記憶が思い出せないハルカ。マサトが一切写っていないアルバム……といったミステリー要素がちりばめられ,物語が徐々に真相へと近づいていく過程も非常に興味深い。

 本ルートでは,「私は私でありたくない」というハルカの願いの意味も明かされており,プレイ後は大きな充実感があった。

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マサトルート:各エンド感想

 各ルートには,「帰還」「混沌」「真相」「滅亡」という4種類のエンディングが存在する。下記に筆者の感想をまとめたので,気になるエンドをタップ(またはクリック)して読み進めてほしい。

 なお,あくまで筆者の主観的な感想であり,受け取り方には個人差があるため,実際にプレイして確かめてみることをおすすめする。

帰還エンド

 すべてを見届けたハルカが,何を抱えていくのか。そう思わせられるような,重みのある結末だった。最後にマサトが放った一言には,思わずゾクリとさせられた。
混沌エンド


 見届けたあとに,静かに心が締めつけられるようなエンディング。続きを知りたい気持ちのまま,物語が途切れるように終わる展開も印象的だった。
真相エンド


 まさに奇跡と呼びたくなるような展開に心を揺さぶられた。終盤にかけては,マサトの想いの深さが伝わってきて,個人的にはとても満足感のあるエンディングだった。
滅亡エンド


 序盤に語られていた“計画”がついに明かされる展開には,思わず息を呑んだ。本エンドのタイトルにも深く納得させられる,意味深で考察の余地が残る結末だった。



味方になったり,敵対したり……。
立場や役割が変化する九鬼兄弟


 ここまで攻略対象である5人全員のルートを紹介してきたが,最後に「もし神」には欠かせない名脇役,九鬼兄弟について取り上げたい。ストーリーによって敵対したり,ときには味方になったりと,立場や役割が変化する彼らは,面白くもあり,魅力にあふれた存在だといえるだろう。

 本稿では,彼らが各ルートで見せた動きに焦点を当て,その活躍を紹介していく。

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以下,ネタバレ注意!

物語の鍵を握る存在だった
九鬼ヒカル(CV:遊佐浩二)

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PROFILE
年齢 18歳 誕生日 1月1日
身長 182cm 体重 69kg
血液型 A型 趣味 クレー射撃
好き 珈琲 嫌い 虫全般

 共通ルートではややクールな印象の強いヒカルだが,重要な局面ではハルカたちに助言を与えるなど,物語の核に関わるような動きを見せていた。とくにマサトルートでは,物語のキーアイテムである“神降し”をハルカに託しており,もし彼が存在しなかったらどうなっていたのかと想像せずにはいられない。

 また,「願いを叶える力」を積極的に使うよう求めるアキラとは異なり,ヒカルは「何もするな」と伝えるなど,兄弟間でスタンスの違いが際立っている点も興味深い。

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 シズカやアキラのように,特定のルートで目立った動きを見せる場面は少なかったものの,ハルカの母がのめり込んでいる新興宗教「御烏様」について最初に言及したのはヒカルであり,彼女にとって重要な手がかりを与えてくれる存在であったことは間違いないだろう。

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人間味や新鮮さを見せてくれた
九鬼シズカ(CV:保志総一朗)

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PROFILE
年齢 18歳 誕生日 12月31日
身長 175cm 体重 65kg
血液型 B型 趣味 「ブラビディ」グッズ収集
好き 人が多いところ 嫌い 静寂

 物語序盤からハルカに急接近していたシズカは,主にエースルートで活躍を見せている。本ルートでは,彼の目的やハルカを狙う理由が明かされ,自由奔放な一面とのギャップも垣間見えた。

 また,本作においてハルカたちの脅威となる“黄泉がえり”(オニのような存在)について,何も知らないハルカにシズカが教える場面もあり,なんだかんだで憎めないキャラクター性も彼の魅力といえるだろう。

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 明らかに普通の人間とは違う“異質さ”を兼ね備えている九鬼兄弟だが,その中で最も人間味が感じられるのはシズカだと筆者は考えている。ストーリー上では,修学旅行委員の5人が彼の持つ情報と引き換えにウサギのキャラクター「ブラビティ」のレアグッズを渡そうとする描写があり,彼の反応や素直なコメントには新鮮味がある。

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“サポート役”として物語を支える,
九鬼アキラ(CV:野島健児)

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PROFILE
年齢 17歳 誕生日 6月6日
身長 172cm 体重 62kg
血液型 AB型 趣味 音楽鑑賞
好き とくになし 嫌い とくになし

 九鬼兄弟の中で最も早くハルカと出会ったのは,末っ子のアキラだ。万が一彼が存在しなければ,「もし神」の物語は始まっていなかったかもしれない

 ハルカを支える立ち回りが多く,作品全体を通して出番も多い。とくにネジやシュリのルートでは存在感を放っており,ネジに異変が起きた際は相談相手として寄り添い,謎を解き明かすヒントを示す場面も見られた。物語を陰から支える,頼もしい存在といえる。

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 ゲームを進めるうちに,筆者もアキラに自然と信頼を寄せるようになった。しかし,ルートによっては必ずしも味方とは限らない……そんな意外性も,本作ならではの魅力のひとつだ。

 アキラは“ある理由”から,ハルカに「願いを叶える力」を積極的に使ってほしいと考えており,その価値観の違いによって,ときに対立する場面も描かれている。

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 ハルカたち修学旅行委員がエンディングを迎えるためには,アキラの存在が欠かせない。彼の行動に注目しながらあらためてプレイすれば,物語の新たな一面が見えてくるかもしれない。



 最後に,5人全員のルートを制覇して初めて開放される「もしこの世界に神様がいるとするならば」エンド(いわゆる大団円エンド)の感想もお伝えしたい。気になる人はタップ(またはクリック)しよう。

もしこの世界に神様がいるとするならばエンド


 筆者もこれまで数々の結末を見届けてきたが,心の奥にわだかまりとして残っていた部分がやわらぎ,より深い喜びを感じられた。
 これまでのストーリーでは見られなかった要素や,気になっていた点にも丁寧に触れられており,まさに物語の集大成ともいえる,満足度の高い締めくくりだった。


 5月から4か月にわたって紹介してきた「もし神」も,いよいよNintendo Switch移植版の発売が目前に迫っている。本稿では触れなかったが,本編で張られた伏線を回収する「アナザーストーリー」など,多彩な機能やコンテンツが収録されており,そのボリュームは申し分ない。

 この機会にあらためて本作の世界に触れ,日本神話をモチーフとした物語とRejetならではの濃密なストーリーを,ぜひ体感してみてほしい。

「もし、この世界に神様がいるとするならば。」公式サイト

注目の記事

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パッケージ
もし、この世界に神様がいるとするならば。公式サイトへ
  • Rejet
  • 発売日:2025/08/28
  • 価格:通常版6800円(+税)
    限定版9800円(+税)
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