リズム天国インスパイアの「リズマニア」をgamescom latam会場でプレイ。本場ブラジルの楽曲が楽しめる1ボタンリズムゲーム

　現在開催中の「gamescom latam 2025」に，リオデジャネイロを拠点とするGaroa Studiosの最新作「リズマニア」（原題: RitMania）がプレイアブル展示されていたので紹介しよう。

Steam「リズマニア」ストアページ

　3か月ほど前に日本語版のティザートレイラーが公開された本作は，「リズム天国」シリーズに強くインスパイアされたタイトルだ。本場ブラジルのボサノヴァ，サンバ，アシェ，パゴーヂ，ブラジリアン・ファンクといった30種以上のオリジナル楽曲を収録し，シンプルでカジュアルに楽しめることを目指した1ボタン操作で，さまざまなミニゲームが楽しめる。


　gamescom latam 2025の賑やかな会場では，ヘッドフォンをしていても周囲の音が聞こえてしまい，ビートに合わせるのに苦労したものの，引っ越しの荷物をトラックに積んだり，蚊を叩き落したり，体育館の高い骨組みに引っ掛かったボールを救出したりといった，5種類のステージを体験できた。
　ストリートアートでよく知られるリオデジャネイロのイラストレーターたちが手がけているというアートデザインも，ステージごとに印象が大きく異なっていて非常にユニークだ。なお今回はプレイできなかったが，クリア済みステージを組み合わせた，より高難度な「スーパーミックスモード」も用意されているという。


　Steamのストアページによれば，翻訳が必要な部分が少ないこともあってか，なんと44か国語に対応。そこにはもちろん日本語も含まれるが，たまたま筆者に付いてくれた開発メンバーが非常に日本語が堪能な人物で，話してみると翻訳した当人だという。


　詳しく話を聞いたところ，Garoa Studiosとしてはコンシューマゲーム機への展開も考えているとのことだが，奇しくもインスパイア先の最新作「リズム天国 ミラクルスターズ」がアナウンスされたばかりということもあってか，Switch向けの第一審査は残念ながら通らなかったという。
　ただプレイヤーの反応から手応えは感じているようで，セルフパブリッシングのみならずパブリッシャとの提携で飛躍したいと抱負を語っていた。

　Garoa Studiosといえば，2024年5月にリリースされ，Steamで「非常に好評」の評価を得ている「Astro Pig」をはじめ，ここ10年で着実に実力を付けてきているデベロッパでもある。そんな彼らの最新作をプレイしてみたい人は，ウィッシュリストに追加して続報に期待しておこう。

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