インタビュー
「イケメン戦国 時をかける恋 -永縁-」キャストコメント連載 第1回。足利義輝役の山下大輝さんが語る,理想を掲げる将軍の姿
サイバードの新作スマートフォンアプリ「イケメン戦国 時をかける恋 -永縁-」(iOS / Android。以下,-永縁-)が,2025年秋に配信予定だ。![]() |
「-永縁-」は,2015年に配信が始まった「イケメン戦国◆時をかける恋」(iOS / Android / BROWSER。以下,イケメン戦国)をベースに,バージョンアップした新作アプリだ。
「イケメン戦国」では,現代から戦国時代にタイムスリップした主人公が,織田信長や明智光秀などの武将たちと出会い,恋や戦に関わっていく物語が描かれてきた。
新作「-永縁-」では,新たに“足利軍”の武将たちが登場し,第三幕として物語がさらに広がっていく。足利義輝,松永久秀,黒田官兵衛,霧隠才蔵,千利休の5人が新キャラクターとして加わり,プレイヤーにとっても新たな視点から物語を楽しめる。
なお,「イケメン戦国」で配信済みの物語も順次移植される予定で,新規と既存のプレイヤー双方に向けた構成となっている。
本稿では,「-永縁-」に登場する足利軍キャラクターを演じるキャストから寄せられたコメントを,全5回にわたって掲載していく。
第1弾となる今回は,足利義輝役の山下大輝さんのコメントを紹介する。
![]() |
※以下,キャストコメントはメーカー提供の原文をそのまま掲載しています
足利義輝役 山下大輝さんコメント
義輝は「読めない」人物――第一印象とその魅力
![]() |
タイトル通りというか、イケメンが出てくる戦国のモノなんだなっていう、まっすぐに受け取りましたね。
で、やっぱり歴史上のみんなの社会の教科書のイメージがあるじゃないですか。(そう)ではないだろうなというのはやっぱりその通りで。
『かわいい系からかっこいい系からワイルド系から、本当に色んなあらゆる超絶イケメンを集めているシリーズ・武将たち』というイメージでしたね。
だから、その内容っていう部分では僕は知らなかったので、実際の歴史に沿っていくものなのか、はたまたそうではないのかっていうところで、シナリオとか全くもらってない時の第一印象はどういう風に物語を展開していくんだろうかっていうのは、ちょっと気にはなりましたね。
――ご自身が演じられたキャラクター足利義輝について,第一印象と魅力に感じたポイントをお聞かせください。
どこまで喋っていいのかちょっと定かではないんですけど、ちょっと喋らせてもらうと、第一印象はやっぱ『イケメンだな』っていうところがあって。
どういうイケメンかというと、やっぱりその表情だったりとかが割と『動かない系』だから、ミステリアス系の裏が読めないというか、表情から心が読み取れないような、見た目のキャラクターだなって思いました。
『王子様系』にも見えるし、『ちょっと影がある系』にも見えるし、顔の印象とか、見た目の印象としては、やっぱいろんなとり方ができるようなキャラクターだなっていうのは思いつつも、演じていく中で、こいつはすごく難しいというか、何と言っていいのか、その本当の本心っていうものがどこにあるのかわからない…。
非常に演じててもですし、聞いている側も多分っていう”複雑”なキャラクターだななんて思いましたね。
魅力の部分に関しては、やっぱその『読めなさ加減』というか、そこが逆にみんなが気になる部分ではあると思うので、そういったところはふんだんに入っている。だからこの後どういう風にこの子の内情というか、バックボーンとかが明かされていくのかっていうのをすごく楽しめるキャラクターだなって思いましたね。
これ(今出ているフレーバー)だけじゃ絶対ないっていうのは、多分みんな目ざといから分かると思うけどね。何年もこう多分このシリーズやってくださってる方も「こいつ、何かあるぜ」ってきっとあると思うんですけど、本当に僕自身もここからね、彼と共にその謎を解き明かしていく感じになっているので、多分めちゃくちゃ気にはなってくれるのではないかなっていう、その”謎の部分”が、彼の今のところは魅力なのかなと思いました。
![]() |
――義輝を演じるうえで,意識された点や難しかった点があれば教えてください。
どういう風にアプローチしようかなって思ってたんですけど、トーンとしても暗めというかボソボソ喋った方がいいのかなとか、それか、割と淡々としっかり言葉は喋るのか。ただ、感情面においては、そこまで出さないというか、全然出さないキャラクターなので、そのバランスがめちゃくちゃ難しかったですね。
取り方というか、セリフ自体が対主人公、もしくは対久秀しかなかったので、冷酷な部分、『淡々と冷酷なことを行う』ってキャラ表には書いてあって、そういった部分がまだちょっと出されてないと思うんですよ。だから、そういったところのバランスとかが今後どうなっていくのかがちょっと気にはなりますね。
自分自身も基本的には、その対主人公に対しての甘セリフが多かったんで、その辺の甘い中での塩梅を調整することが多かったですよね。だから純粋にやるのか、執着っていう部分のちょっと危ういような風にしていくのかっていう部分のバランス、恋愛系のところの調整を今回はやらせてもらったんで、その辺の絶妙な本当に間を縫っていくような感情の起伏がめちゃくちゃ難しかったので、そういった細かい繊細なニュアンスとかを、是非感じ取ってほしいなと思いました。
――義輝は「人形×執着」がキーワードとなるキャラクターですが,この設定についてどのようなイメージを持たれましたか? また,ご自身との共通点があればお聞かせください。
共通点はマジでないな。
義輝はもう本当に選ばれしものというか、全てを持って生まれてきてる子だからこそ、それが当たり前というか、それが当然で、それしかない、そこが自分の普通の世界っていうところなんで、本当にもう見ている世界が違うので、全然自分とは違うなとは思うんですけど、やっぱりそれが本当に自分の中だけのすごい狭い世界だなっていうのも知らないので、割と世間知らずというかというか。全然すげぇ世界のことを知らない世間知らずで。
言ってしまえば、『もう成長が止まった子供』みたいだなと思ってて。だから見た目はすごく大人っぽくかっこいい風に見えるけれども、実際、心の年齢としては少年時代でもう止まっちゃってるかのような印象も多々ありますね。
![]() |
![]() |
――「イケメン戦国」では主人公が戦国時代にタイムスリップしますが,もしご自身が行けるとしたら,どの時代に行ってみたいですか?
行ってみたい時代か。”バブル時代”。
あの時の札束で汗を拭いたりとか、みんなが札束の海に飛び込んできて、札束風呂に入ってるとかの、ああいうバブル時代のちょっと豪遊をしている雰囲気をちょっと味わってみてみたいですね。
僕、バブル崩壊してからしか生きてないんで。
不景気、不景気、ずっと不景気っていう言葉がね、ずっとある世の中でしか生きてきてないから、そういった『ずっとパーティーだぜ!』みたいな世間の雰囲気をちょっと味わってみたいです。
――最後に,ファンの皆さんへメッセージをお願いいたします。
長きにわたりイケメンシリーズをプレイしてくださっている方々にもそうだし、これからイケメンシリーズを触れていただける皆さんにも、新しく参入するにあたり、すごくフックになるようなキーキャラクターを演じさせていただけることになって、期待に応えられるようにと思い、この度声を当てさせていただきました。
非常に複雑なキャラクターで、スタッフの皆さんもこのキャラクターに向ける熱意みたいなものが、あのキャラクター資料の文字数ですごく感じられたので、その熱意を皆さんにね、義輝の声で少しでも届けられるように、彼がすごく魅力的に皆さんのところに届けられるように全力で演じましたので、応援してくださると非常に嬉しいですし、彼がね、今後どうなっていくのかっていうのは、まだまだ僕自身もね、知らないところでもあり、まだ謎に包まれているキャラクターでもあるので、そういった意味でも皆さんの考察力であったりとか、楽しい部分そういうとこが多分みんな好きだと思うんですけど、『どうなるんだろう、今後』っていうところのワクワクを本当に担っているキャラクターなので、皆さんと一緒にね、その先の彼の物語をね、紡いでいけたらいいなと思っております。
どうぞこれからよろしくお願いします。
![]() |
「イケメン戦国 時をかける恋 -永縁-」公式サイト
(C)CYBIRD