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空中トリックを決めながら高速で走り続ける「電車アタック」の親日っぷりがハンパない。九州から北海道まで47都道府県を駆け抜けろ!
8月にFireshine Gamesによる制作がアナウンスされ,東京ゲームショウ2025においてはSELECTED INDIE 80に選出されてブースも出展されていた「電車アタック」は,邪悪な巨大企業「ミライ堂」の野望をくじくため,主人公である車掌のエミとハチャメチャな仲間たちが電車に乗り込み,九州から北海道までの47都道府県を駆け抜けていくというアクションゲームだ。
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レールの上を高速で突っ走ってジャンプを決めるのはもちろん,フリップやオーリー,スティックで左右のバランスを取りながらのグラインディングなどスケートボードから着想を得たような様々なトリックと,その組み合わせを自由に決めながら高得点を稼ぎ出していく。そしてボスキャラでもあるミライ堂の電車ロボたちを撃破し,ギャングや反体制派が属する地下ネットワークでの評価を上げながら,やがては伝説“電車アタッカー”へと成長していくという。
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どこまで日本のことを知っているのかと,感心させられるほど日本に関する知識が豊富で,ゲーム中に登場する電車は,日本に実在するJRや私鉄の鉄道車両をオマージュしたものらしい。47都道府県のマップに,公式発表では50を超えるステージがあり(開発スタッフは,おそらく100近くになると語っていた),九州から北海道までの旅を続けていくことになるという。それぞれのステージには各地域の自然や都市風景がしっかりと取り入れられている。
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例えば,公開されていたデモはゲーム序盤のチュートリアルのものだが,湯けむりの経つ別府から始まり,ヤシの木など南国風景が取り入れられた宮崎市,そして鹿児島市では桜島の地下にある溶岩洞窟を走り抜けていく。
筆者が大阪出身であることを聞き出し,「大阪マップは,すっげえこだわって作っているから楽しみにしておいてよ」と言われたが,おそらくは賑やかな道頓堀や新世界を走り抜け,大阪城まで爆走するのではないだろうか。
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会場の「電車アタック」ブースにいたUndercodersの開発メンバーたちは,誰も日本旅行の経験はないそうだが,どうやら若い彼らが“ボス”と呼ぶ,ゲームディレクターのダビッド・ハマンドレウ(David Jamandreu)氏が相当な親日派であるらしく,「どうせ旅行しても,すべての都道府県を回れる人なんてほとんどいないんだから,このゲームで体験してもらおう」とばかりに彼の知識を詰め込んでいるという。
ゲップが出るほどアクション過多なゲームシステムながらストーリー性もしっかりあるようで,各派閥から電車に乗り込んでくるキャラクターたちには,それぞれのストーリーが用意されているとのことだった。
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BCN Game Fest 2025では,「ベスト・ゲームフィール」賞も受賞し,現地でも評価されはじめている「電車アタック」。すでにパブリッシャ契約が結ばれているのも納得できる楽しさがデモから伝わってくる本作は,フル音声で日本語対応して,2026年中に発売されるという。気になる人は,Steamストアページ(外部リンク)でウィッシュリストに追加したり,Discordにサインアップしたりして,リリースを楽しみにしておこう。
「電車アタック」Steamストアページ
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電車アタック
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