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[プレイレポ]「スイカゲーム ぷらねっと」は,新たなシステム“超シンカ”や“おすそわけ通信”により,プレイの手ごたえもシンカしていた
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印刷2025/11/07 12:00

プレイレポート

[プレイレポ]「スイカゲーム ぷらねっと」は,新たなシステム“超シンカ”や“おすそわけ通信”により,プレイの手ごたえもシンカしていた

 Aladdin Xは,スイカゲームの新作「スイカゲーム ぷらねっと」Switch2 / Switch)を,ダウンロード専売で2025年12月にリリースする。価格はSwitch版が240円,Switch2版が300円(共に税込)。

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 もともとスイカゲームは,2021年4月にプロジェクター「popIn Aladdin(ポップイン アラジン)」の内蔵アプリで,2021年12月9日には,Switch用ソフトとしてリリースされた。
 同じフルーツを箱に入れてぶつけ,どんどん進化させながらスイカに育てることを目指していくという,シンプルなルールながらついつい繰り返しプレイしたくなるタイトルで,リリースから2年後の2023年に,ゲーム配信やSNSなどで話題となり爆発的に流行が起きたことは記憶に新しい。

 現在スイカゲームの累計ダウンロード数は1200万を突破しており,2024年下半期には「日本ゲーム大賞ムーブメント賞」「日経トレンディ 2024年ヒット商品ベスト30 第7位」「Google Play ベストオブ 2024 インディー部門大賞」と,輝かしい賞を多数獲得している。

 また,2025年には日本マクドナルドや日本中央競馬会(JRA)などともコラボレーションしているほか,Apple ArcadeのUSランキングでも注目を集めたり,香港・台湾エリアでのパッケージ販売やグッズ展開がなされたりと,国内外で好調な広がりを見せている。

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 Aladdin Xは本日(2025年7月11日),日本マクドナルドが全国のマクドナルド店舗で期間限定で販売するハッピーセット「ハローキティ」の連動施策として,ハッピーセット購入者限定オンラインゲーム「ハローキティのハッピースイカゲーム」の配信を開始した。

[2025/07/11 13:50]
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 Aladdin Xは,スマホのブラウザで楽しめるオンラインゲーム「メイバゲーム」を,本日(2025年8月22日)〜11月21日18:59の期間限定で公開している。これは,JRAが9月15日に開催する「JRAアニバーサリー」イベントに合わせたもので,「スイカゲーム」とのコラボ作品になる。

[2025/08/22 13:06]

 そんなスイカゲームの新作である「スイカゲーム ぷらねっと」を,発売に先駆けてプレイできるメディア向け先行体験会が行われたので,そのプレイフィールをお届けしよう。

※今回試遊した内容は開発中のものであり,最終版では一部仕様が変更される可能性があります



「スイカゲーム」の舞台は宇宙へ。ゆるさはそのままに, 超シンカなどの新要素が加わる


 早速ゲーム画面を見てみよう。同じフルーツをぶつけて「シンカ」させていくというルールや,登場する11種のフルーツは前作と同じだが,今回,フルーツを落とす箱は存在しないかわりに,画面中央には丸い泡のような 「ぷらねっと(惑星)」が浮かんでいる。

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 プレイヤーは,自機であるポッピィーが乗った宇宙船を操作して外周を360度飛び回り,好きな角度からフルーツを落としていくのだ。落としたフルーツはぷらねっとの中央に集まるので,落とす角度を変えながらスイカへのシンカを目指していく。

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 前作では,フルーツを落とした際,物理演算の思わぬ作用でフルーツが意図しない方向に跳ねることがあり,その“ままならなさ”にはエキサイティングな味わいがあったが,今作ではその挙動が抑えられ,フルーツの動きより読みやすくなったほか,連鎖の先読みが格段にしやすくなった

 また,フルーツがぷらねっとの外周から少し出てしまっても,表面張力が働いて耐えてくれるし,限界のラインから溢れてしまっても,シンカさせるなどで,数秒以内にラインを戻せば,ゲームオーバーにはならない。ゆるさを保ちながらも整えられ,ギリギリで粘るという緊張感ある面白さも共存させている絶妙な仕様だ。

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 移動してフルーツを落とすという操作のほかに,今回加わった大きな要素が「超シンカ」機能だ。同じフルーツをぶつけてシンカさせていくと,画面右下の「超シンカゲージ」が溜まっていく。このゲージが満タンになると発生するのが「超シンカタイム」である。

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超シンカタイム中のはしゃいだ顔,終わったあとのまったりした顔……フルーツの顔が可愛い!
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 超シンカタイム中にシンカを行うと,残り時間が少し延長され,ボーナススコアも獲得できる。スコアアタックを目指すプレイヤーとしては活用したい要素だが,焦ってフルーツを落としすぎると,判断ミスや操作の粗さが出て,すぐ盤面がいっぱいになってしまうこともある。このあたりの“押し引きのバランス”を見極めるのがポイントだ。

 また,超シンカタイムはプレイを続けるうえで必須の要素ではなく,ペナルティも発生しない。そのため,余裕のあるときに「狙いたい人が挑戦すればいい」というゆるさがある。そんな懐の深さこそ,「スイカゲーム」が持つ変わらない魅力が踏襲されていると感じた。

 もうひとつ見逃せない要素が,本作で導入された,おすそわけ通信での協力プレイだ。おすそ分け通信はSwitch2版のみに備わっているもので,SwitchやSwitch2を持つ近くのプレイヤーとおすそわけ通信を行える。これにより,最大4人での協力プレイが可能だ。

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 ぷらねっとの大きさはソロプレイの時と変わらないため,複数のプレイヤーがやみくもにフルーツを落としていると,すぐ盤面はいっぱいになってしまう。ほかのプレイヤーの動きを考えながらフルーツを落としていくのは,ひとりで遊ぶときとはまた違った面白さなので,発売後は友達どうしでぜひ体験してみてほしい。


みんな,スイカになりたかった!? 今初めて明かされる,「スイカゲーム」の世界設定


 本作では,フルーツやポッピィーたちのバックグラウンドを描いたストーリーが描かれる。それによると,フルーツたちはみんな「スイカになりたい」という願いを持っているらしく,ポッピィーはフルーツたちの願いを叶えるためにぷらねっとへやってきたのだという。

イントロムービーから察するに,「スイカゲーム ぷらねっと」は,前作「スイカゲーム」よりも前の時代を舞台にしているようだ
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 さらにリサーチレコードでは,フルーツたちのキャラクターデータや,ゲーム内で起こるさまざまな現象の解説を見られる。シンカという現象は,フルーツたちのスイカになりたいという願いによって起こるものであることや,超シンカタイムの仕組みなど,可愛くて興味深い設定が満載だ。より深く「スイカゲームぷらねっと」の世界を知れるだろう。

妙にリアリティのあるキャラクター設定……
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衝撃の事実。フルーツの正体は,“ナゾが多い生命体”。純然たるフルーツではなかった……!?
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 本作は,シンプルでサクッと遊べる気軽さ,可愛らしく親しみやすいキャタクターといった,前作からの“ゆるい”良さを受け継ぎつつ,超シンカタイムなどにより,前作と一味変わったプレイ体験も提供してくれるタイトルとなっていた。

 体験会に同席していた担当者によると,本作はスイカゲームが持つ“ゆるさ”という資産価値を守りつつ,プレイヤーの期待を超えるものにするということを目指して開発が進められたという。

 プレイヤーの皆さんによって大きくなったということを忘れず,常に謙虚であるという姿勢も大切にしていることも語られていた。物理演算による理不尽なゲームオーバーをなくしたり,価格を前作と同じリーズナブルな設定にしたりしたのは,そうした思いによるものなのだという。

 発売後には,前作と同様にスマートフォン版などへの展開も予定しており,有料スキンなどのDLC要素も配信予定ということも明かされていた。前作を遊んだプレイヤーにも,初めて「スイカゲーム」に触れる人にも開かれた,心地よい遊び心に満ちた一作だ。

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    スイカゲーム ぷらねっと

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