死神のいる煉獄から逃亡し，三途の川を渡るために走り続けろ。ローグライクなオートスクロール型RPG「Death by Scrolling」配信開始

　MicroProse Softwareは，ニュージーランドを拠点にするTerrible Toyboxが開発するローグライクな縦スクロールRPG「Death by Scrolling」の配信を開始した。価格は920円（税込）。リリースを記念して，11月12日まで10％オフの828円（税込）で販売される。

Steam「Death by Scrolling」

　「Death by Scrolling」は，何かの原因によって業火に苦悶する地獄界の“煉獄”に落とされた主人公が，固有のパークやアビリティを持ったキャラクターで無限に続くステージを駆け上がっていく，ローグライクな縦スクロールRPGだ。
　逃走を図るためには，とにかく北（画面上方）に逃げて三途の川を渡らなければならない。渡し船に乗るには高額の報酬を要求されるため，道中でさまざまなアイテムやゴールドを手に入れながら進む必要がある。


　プレイヤーが焼かれてしまう煉獄の業火は，南（画面下方）から自動的に迫ってくるため，欲を出してうろうろしたり，モンスターとの戦いに熱中しすぎたりすると，抜け道がなくなって詰んでしまう。
　キャラクターはステージ内に現れるパワーアップアイテムや，ショップでアイテムを購入することで強化できる。また，ときおり出没する倒せない死に神を一時的に撃退することは可能なようだ。


　「Death by Scrolling」のゲームデザインを手がけるのは，1980年代に「Maniac Mansion」や「Monkey Island」を手がけ，LucasArts Entertainmentの全盛期を築き上げたベテランデザインナーのロン・ギルバード（Ron Gilbert）氏というのも気になるところ。これまで旧作のリメイクを中心に活動してきた新生MicroProse（関連記事）にとってもオリジナルIPとして期待がかかる作品だ。インタフェースと字幕が日本語に対応しているので，気になる人は遊んでみよう。