ヒンドゥー神話がテーマのアクションADV「Raji: Kaliyuga」，開発をアナウンス。女戦士ラジィの弟もプレイヤーキャラクターで登場

　Nodding Heads Gamesは，アクションアドベンチャーゲーム「Raji: Kaliyuga」の開発をアナウンスする最新トレイラーを公開し，日本語対応でPC/PS5/Xbox Series X|S向けにリリースすると発表した。


　2020年にリリースされた前作「Raji: An Ancient Epic（邦題：ラジィ 古の伝説）」（PS5 / Switch / PS4）は，Unreal Engineを活用した高度なグラフィックスが評価された三人称視点のアクションアドベンチャーゲームだ。
　古代インドやヒンドゥー文化をテーマに，古代アスラの武神マハバラスラが人間界への進出を目論む中，神々の加護を得た少女ラジィが，悪魔にさらわれてしまった弟ダーシュを取り戻すために冒険するストーリーが描かれた。

　その続編となる「Raji: Kaliyuga」では，熟練の戦士となったラジィに加えて，夢を操るドリームウォーカーという能力を開花させた弟のダーシュがプレイヤーキャラクターで登場する。宇宙最後の時代であるカリ・ユガの到来を狙って天界の門を破壊してしまったマハバラスラに抵抗し，その野望を打ち砕くため，永遠の頂点を目指す新たな旅に出ることになるという。


　「Raji: Kaliyuga」では，ストーリーイベントにあわせて，ラジィとダーシュが切り替わるシステムになっている。1人のキャラクターを使っているあいだは，もう1人のキャラクターはコンパニオンとして自動的に動く。

　ラジィは最高神シヴァの武器として知られる三又槍トリシュルを扱うアクロバティックな武芸に長け，一方のダーシュはヨガの精神力シッディスにより，時間や重力，空間エネルギーを利用した戦いを得意とするという。


　詳細は不明であるものの，今作ではラジィはカスタマイズ可能な回避システムを，ダーシュはシッディスのパワーをラジィに付与できるという，お互いを助け合うシステムが導入される点が，ゲームプレイ面での大きな特徴になるとのこと。


　「Raji: Kaliyuga」は，あまりなじみのないヒンドゥー神話がテーマになっているが，公開されたトレイラーでは，何かの呪文を唱えながら戦いの準備をするラジィとダーシュや，奇怪なモンスターの姿を確認でき，かなりダークな世界観になっていることが感じとれる。