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印刷2025/09/22 12:58

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「iPhone 17」シリーズと「iPhone Air」の実機を写真でチェック。あらためて特徴をおさらい

 2025年9月19日,Appleは,新型スマートフォン「iPhone 17」と「iPhone 17 Pro」「iPhone 17 Pro Max」,「iPhone Air」を国内発売した。発売したばかりの新製品を,写真中心に紹介したい。なお,今回は特定のアプリをじっくり試すようなチェックはできなかったので,外観などを中心とした内容となる。

 iPhone 17シリーズと,iPhone Airは,すべてのモデルで,ディスプレイのリフレッシュレートを最大120Hzで表示する「ProMotion Technology」を採用したのが,ゲーマーにとっての見どころのひとつだろう。搭載SoC(System-on-a-chip)にApple独自の「Apple A19」シリーズを採用することで,性能も向上したという。

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 2025年9月10日,Appleは,新型スマートフォン「iPhone 17」シリーズと「iPhone Air」9月19日に発売すると発表した。搭載SoCにApple独自の「Apple A19」シリーズを採用し,従来製品と比べて性能が向上したほか,すべてのモデルで最大リフレッシュレートを最大120Hz表示に対応する。

[2025/09/10 10:55]

 まず注目したいのが,スタンダードモデルのiPhone 17だ。ディスプレイに,6.3インチサイズで,解像度1206×2622ドットの有機ELパネルを採用しており,前世代製品である「iPhone 16」の6.1インチサイズから大きくなった。

iPhone 17
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 その一方で,ディスプレイのベゼル部分が細くなったことにより,公称本体サイズは,iPhone 16の71.6(W)×147.6(D)×7.8(H)mmから,71.5(W)×149.6(D)×7.95(H)mmへと,縦の長さが2mm,厚みが1.5mmほど増した程度に収まっている。

ディスプレイのベゼルはかなり細めだ
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 iPhone 17における,最も大きな変化が,冒頭で紹介したProMotion Technologyによる,最大リフレッシュレート120Hz表示に対応したことで,なめらかな映像表示でゲームをプレイできるようになったことだろう。
 これまでiPhoneは,上位モデルのProシリーズで,120Hz表示が可能だったが,スタンダードモデルでは,60Hzに留まっていた。
 120Hz表示のためにProモデルを選んでいたという人にとっては新たな選択肢が登場したと言える。
 iPhoneのスタンダードモデルでも,120Hz表示が可能になったことで,今後は,最大リフレッシュレートを60Hzより高く設定できるゲームタイトルが増えるかもしれない。

 ゲーム以外の用途でも,高リフレッシュレートの恩恵はある。たとえば,Webブラウザの画面をスクロールするような場面でも,よりなめらかに動く。小さいことのように思えるかもしれないが,頻度の高い操作だけに,改善の効果が大きい。

 ディスプレイパネルは,Apple独自の高耐久素材「Ceramic Shield」の最新版となる「Ceramic Shield 2」で保護している。Appleによると,従来のCeramic Shieldのすり傷に対する耐久性が3倍に向上したという。背面には,Ceramic Shieldを採用する。

背面はCeramic Shieldで保護する
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左側面にアクションボタンと音量調整ボタンを備える。側面はマットな質感で,指紋が付きにくい
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右側面には[電源/スリープ]ボタンとカメラコントロールがある
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下側面にスピーカー孔とマイク孔,USB Type-Cコネクタを備える
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 アウトカメラは,標準と広角の2眼式だが,広角カメラに組み合わせる撮像センサーの有効画素数が約1200万画素から,約4800万画素に変更となった。標準設定で出力する写真は,2400万画素相当となる。

iPhone 17のアウトカメラ。上が広角で下が標準カメラとなる
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 また,スタンダードモデルのiPhone 17に限らず,今回登場したすべての製品は,フロントカメラを強化したのがポイントだ。撮像センサーとして新たに開発した正方形の撮像センサーを搭撮。有効画素数が従来の約1200万画素から約1800万画素へと向上した。

 以前から一部のiPhoneユーザーには,インカメラではなく,画質のいいアウトカメラを使って自撮り写真を撮影する人がいた。
 プレビュー画面を見ずに,自撮り写真を撮るのは難しいと思うのだが,高画質な自撮り写真へのニーズはあり,今回のフロントカメラ改良はそれに応えた形と言えよう。



 さらに,撮像センサーが正方形に変更となったので,写真の縦横比を調整可能できるのもポイントだ。iPhoneを縦持ちした状態でも,横長の自撮写真や動画を撮影できるようになった。
 縦長と横長写真は,手動で切り替えられるだけでなく,AIが自動で調整する機能も備えているので,たとえば,グループでの自撮り写真を撮影するような場合,全員が収まるようにフレームを調整してくれる。

1人で自撮りをするときは縦長
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グループ撮影するときは横長。どちらも縦持ちで撮影できる
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筐体デザインと素材を大きく変更したiPhone 17 Proシリーズ


 続いては,Proモデルを紹介しよう。
 Proモデルは,6.3インチサイズの有機ELディスプレイを搭載したiPhone 17 Proと,6.9インチサイズのディスプレイを搭載したiPhone 17 Pro Maxをラインナップする。
 いずれも,前世代の「iPhone 16 Pro」シリーズから設計を見直しており,筐体のフレームを従来のチタニウムから,アルミニウム合金の削り出しに変更した。

iPhone 17 Pro(左),iPhone 17 Pro Max(右)
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 内部設計も見直しており,SoCを含めた主要なコンポーネントを,本体上部にあるカメラの出っ張り部分に収めた。これによりできた本体下部のスペースに,大容量の内蔵バッテリーを搭載している。最上位のiPhone 17 Pro Maxは,満充電なら最大39時間もの動画再生が可能になったという。

 筐体の素材変更は,主に冷却を考慮したものだ。iPhone 17シリーズの発表イベントによると,iPhone 17 Proシリーズに採用するアルミニウム合金製フレームは,従来のチタン製フレームと比べて,20倍もの熱伝導率を実現するという。
 また,iPhone 17 Proシリーズは,内部にベイパーチャンバーを備えており,SoCから生じた熱を,素早くベイパーチャンバーが受け取り,筐体全体で熱を拡散させる仕組みだ。これにより,高性能なSoCでも安定した動作が可能となる。

背面は2トーンカラーのデザインとなっている。上部の出っ張り部分は,アルミニウム合金製,下部分はCeramic Shieldとなる
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 ただ,筐体全体を使って熱を拡散するのであれば,ケースを取り付けた場合の冷却性能が気になる。
 とくに,ポリカーボネートやファブリック素材といった熱がこもりやすい素材を採用したケースでは,何も装着しない状態よりも,熱の拡散が遅くなりそうにも思える。逆に金属製のケースであれば,熱の拡散が促進される可能性もあるかもしれない。
 このあたりは,実際にゲームをはじめとしたSoCの処理性能が求められるアプリを,長い時間動作させて確認したいところだ。

iPhone 17 Proにおける熱拡散のイメージ
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左側面。スタンダードモデルと同じく,アクションボタンと音量調整ボタンを備える
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右側面。[電源/スリープ]ボタンとカメラコントロールがある
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上側面には,5G通信で使うミリ波用のアンテナを覆っているカバー部分があるのだが,日本向けモデルはミリ波に対応しないので,アンテナは搭載していない
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下側面には,スピーカー孔とマイク孔,USB Type-Cポートが並ぶ

 アウトカメラは,標準と広角,望遠という3眼式だ。望遠カメラに組み合わせる撮像センサーが,ほかの2つと同じ,有効画素数4800万画素のセンサーに切り替わった。

iPhone 17 Proのアウトカメラ。上から広角,望遠,標準となる
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 スタンダードのiPhone 17が120Hz表示に対応した今世代では,望遠カメラを含むカメラ性能を重視して,スタンダードモデルとProモデルのどちらが自分に必要かを検討するといいだろう。


5.64mmの薄さを実現したiPhone Air


 今回新たにラインナップに加わったiPhone Airも見てみよう。既存のiPhoneとは異なるコンセプトからか,製品名に世代を示すナンバーはない。

iPhone Air
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 iPhone Airは,6.5インチサイズで,解像度1280×2736ドットの有機ELディスプレイを搭載したスマートフォンだ。
 iPhone 17 Proシリーズと同じく,カメラユニット部分の出っ張りにメイン基板,SoC,スピーカーを収めており,最薄部で厚さ5.64mmという薄型ボディを実現した。

本体上部にメイン基板を収める
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左側面。ほかの製品と同じく,アクションボタンと音量調整ボタンを搭載する
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右側面には,[電源/スリープ]ボタンとカメラコントロールがある
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下側面は,マイク孔とUSB Type-Cポートを備える
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 筆者が普段使っている「iPhone 15 Pro Max」の厚さは,8.25mmであり,手にしてみるとその違いを実感する。公称本体重量は約165gで,iPhone 17と比べて約12g,iPhone 17 Proと比べて約41g軽い。

 筐体のフレームは,強度に優れたチタニウム製。ディスプレイ面をCeramic Shield 2,背面をCeramic Shieldで保護しており,Appleは「これまでのどのiPhoneよりも頑丈だ」とその耐久製をアピールする。
 実際にかなり力を入れたが,少ししなる程度で,変形しそうな気配は感じなかった。薄さを堪能するために,ケースを付けたくないという人も安心かもしれない。

ディスプレイ面をCeramic Shield 2,背面をCeramic Shieldで保護する
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 アウトカメラはシングルで,スピーカーも本体上部にある1基のみと,通常のiPhoneと比べて,使い勝手は大きく変わりそうだが,とにかく薄いiPhoneを使いたいという人は,一度iPhone Airを手に取ってみるといいだろう。

 最後にiPhone本体ではないのだが,iPhone 17シリーズと同時に発表となった,完全ワイヤレスイヤフォン「AirPods Pro 3」にも触れておきたい。
 2年ぶりのAirPods Pro新製品となるAirPods Pro 3は,従来製品から形状を見直し,より多くの人の耳にフィットするように再設計したという。
 筆者は前世代のAirPods Pro 2を使ったことがあるのだが,耳の形にうまく合わなかった経験がある。今回のAirPods Pro 3は,すんなり耳に収まった。

AirPods Pro 3
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 音響処理を行うチップは,AirPods Pro 2と同じ「Apple H2」を採用しているが,アクティブノイズキャンセリングの性能が2倍に向上したとのこと。
 ノイズキャンセリングの性能はもちろんだが,実際に試してみて驚いたのは,外部音取り込みモードの音質だ。いまどきは,外音取り込み機能を備えたイヤフォンは珍しくないが,内蔵マイクで取り込んだ音が変に増幅されて聞き取りにくい製品もある。その点,AirPods Pro 3は,周囲の音がかなり自然に聞こえるので驚いた。

 また,AirPods Pro 3では,内蔵センサーを使った心拍数の計測が行えるほか,AppleのAI機能「Apple Intelligence」に対応したiPhoneとの組み合わせで利用できるライブ翻訳にも対応するとのこと。
 現在は英語やフランス語,ドイツ語,ポルトガル語,スペイン語の翻訳に留まるが,2025年末までに,日本語とイタリア語,韓国語,中国語という4言語が追加されるそうだ。

AppleのiPhone 17製品情報ページ

AppleのiPhone 17 Pro製品情報ページ

AppleのiPhone Air製品情報ページ

AppleのAirPods Pro 3製品情報ページ

  • 関連タイトル:

    iPhone本体

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