Snapdragon 8 Gen 3搭載で8万円台からのゲーマー向けスマホ「REDMAGIC 10 Air」の予約受付がスタート

　2025年5月15日，中国Nubia傘下のREDMAGICは，ゲーマー向けスマートフォン「REDMAGIC 10 Air」の先行予約を開始した。搭載SoC（System-on-a-chip）に一世代前のQualcomm製ハイエンドSoC「Snapdragon 8 Gen 3」を採用することで，税込8万4800円からという手に取りやすい価格を実現したのが見どころだ。

REDMAGIC 10 Air

　メインメモリ容量と内蔵ストレージ容量が異なる2モデルをラインナップしており，税込の直販価格は以下のとおり。なお，5月26日11：59までに予約すると，本体価格から5000円引きとなるキャンペーンを実施するという。

• メインメモリ容量12GB，内蔵ストレージ容量256GB：8万4800円（早期予約価格：7万9800円）
• メインメモリ容量16GB，内蔵ストレージ容量512GB：10万9800円（早期予約価格：10万4800円）

　REDMAGIC 10 Airは，2025年1月に国内発売した「REDMAGIC 10 Pro」から，スペックを控えめとした廉価モデルだ。。
　ディスプレイサイズは約6.8インチで，REDMAGIC 10 Proの約6.853インチと比べると，わずかながら小さくなった。ディスプレイパネルは，解像度1116×2480ドット，最大リフレッシュレート120Hzの有機ELパネルを採用する。ディスプレイ内部にカメラを埋め込む「Under Display Camera」により，フロントカメラが目立ちにくいのは従来のREDMAGIC製スマートフォンと変わらない。

REDMAGIC 10 Airのディスプレイ

REDMAGIC 10 Airの背面パネル。アウトカメラのでっぱりも控えめだ

　搭載SoCは冒頭で紹介したとおり，Snapdragon 8 Gen 3を搭載する。冷却機構には，6100mm²の大型ベイパーチャンバーに加えて，SoC周辺の熱伝導材（Thermal Interface Material，TIM）に液体金属を採用したのがポイントだ。なお，REDMAGIC 10 Proは，筐体内部に冷却ファンを搭載するが，REDMAGIC 10 Airでは省かれている。そのため，筐体の厚みがREDMAGIC 10 Proの8.9mmに対して，REDMAGIC 10 Airは7.85mmと大幅に薄くなっている。さらにIP54準拠の防塵・防水機能を備えるのも見どころと言えよう。

7.85mmとゲーマー向けスマートフォンとしては，薄型モデルの部類だ。右側面の両端には感圧式のタッチセンサーである「Shoulder Trigger」を備える

表　REDMAGIC 10 Proの主なスペック

メーカー	Nubia Technology
OS	Android 14
ディスプレイパネル	6.8インチ有機EL，解像度1116×2480ドット，最大リフレッシュレート120Hz
プロセッサ	Qualcomm製「Snapdragon 8 Gen 3」 ・CPUコア：Kyro（最大3.3GHz） ・GPUコア：Adreno
メインメモリ容量	12GB，16GB
ストレージ	256GB，512GB
アウトカメラ	2眼式 ・標準：約5000万画素，F値未公開 ・広角：約5000万画素，F値未公開
インカメラ	約1600万画素，F値未公開
対応5Gバンド	1/2/3/5/7/8/20/25/26/28/38/40/41/66/77/78
対応LTEバンド	1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/25/26/28/34/38/39/40/41/42/66
対応3Gバンド	1/2/4/5/6/8/19
無線LAN対応	Wi-Fi 7
Bluetooth対応	Bluetooth 5.4
バッテリー容量	6000mAh
連続待受時間	未公開
連続通話時間	未公開
USBポート	USB 2.0 Type-C
公称本体サイズ	76.6（W）×164.3（D）×7.85（H）mm
公称本体重量	約205g
本体カラー	Twilight，Halison，Flare

REDMAGIC 10 Air製品情報ページ