プレイレポート
本日発売されたXbox Oneをさっそく起動してみた。装いも新たになったダッシュボードや新機能をチェック
とはいえ,待望の新ハード登場に心が踊ってしまうのも事実。そこで,Xbox 360から装いも新たになったXbox Oneのダッシュボードや新機能に焦点を当てて,その使用感をお伝えしたい。
Xbox One本体 製品仕様
外形寸法 | 332x274x80mm |
重量 | 3.63kg |
CPU | 8コア x86 AMD |
RAM | 8GB |
ハードドライブ | 内蔵(500 GB) |
光学ドライブ | Blu-ray,DVD,CD |
通信 | 無線LAN(802.11a/b/g/n) ギガビットイーサネット |
外部インターフェース | HDMI入力端子 HDMI出力端子 光デジタル音声出力端子 USB3.0端子x3 Kinect端子 イーサーネット端子 IRブラスター端子 |
「Xbox One」公式サイト
4Gamer.net「Xbox One」特設ページ
Xbox One本体の電源を入れると,まずは言語やタイムゾーン,ネットワーク接続,ゲーマータグなどの設定を行う。このとき,選べる言語は日本語を含む18の言語だ。なお,サインインには,既存のゲーマータグに紐付けられたメールアドレスとパスワードが必要。もちろん,新規のゲーマータグを作成することも可能で,その際はXbox One上で新しいメールアドレスを取得できるようになっている(ドメインは@outlook.jp)。
途中,約518MBというアップデートが行われるため,そこそこ時間はかかるが,各種設定が終われば,いよいよXbox Oneのホーム画面が表示される。
Xbox Oneのダッシュボードは,Windows 8やWindows Phoneに採用されている「Modern UI」のように,グラフィカルなタイルが並ぶデザインとなっている。ただ,タイルにはModern UIの特徴である最新情報を自動表示する機能はなく,アプリやコンテンツのショートカットアイコンといった具合だ。
ホーム画面は,左から「ピン留め」「ホーム」「ストア」というカテゴリに分かれている。Windows 8と同様,ピン留めは任意のアプリやゲームなどを表示させるエリアで,よく使うものを登録しておくと便利だろう。
ストアは,従来のXbox Live マーケットプレースにあたるエリアで,その名のとおり,オンライン上の配信コンテンツが表示される。ゲームソフトや追加コンテンツ,デモ(体験版)をはじめ,テレビ番組,映画,アプリといったコンテンツも,ストアから選んでダウンロードする。
Xbox Oneでは,SkypeやInternet Explorerといったソフトだけでなく,Blu-rayやDVDなどのメディアプレイヤー,ゲーム録画,フレンド,実績などの機能も,すべてアプリとして扱われる。こうしたアプリのほとんどは,本体にプリインストールされていないため,ゲーム以外の機能を堪能するには,ストアからダウンロードする必要がある。このあたりはちょっと面倒に思わなくもないが,自分だけのホーム画面をカスタマイズできるといった側面もあるようだ。
■ストアで配信中のアプリ(※9月4日現在)
・Blu-ray Player
・GoPro Channel
・MLB.TV
・OneDrive
・Skype
・Twitch
・Uplay
・Upload Studio
・VoiceStuido
・Xbox Music
・Xbox Video
・音楽CDプレーヤー
・メディア プレーヤー プレビュー
Xbox Oneにインストールしたアプリは,ゲームをプレイしながらでも起動することができる。これは「3つのOS」を搭載するXbox One独自の機能で,「スナップ」と呼ばれている。ワイヤレス コントローラーの場合は,Xbox ボタンをダブルタップすれば,ゲーム画面の右端にアプリの一覧が表示される。これでプレイ中にSkypeでフレンドと会話したり,Twitchの配信映像を見たりできるほか,実績を確認しながらゲームをプレイすることも可能になる。
なお,ゲームとアプリの操作を切り替えたいときも,Xbox ボタンをダブルタップすればいい。ゲームとアプリは同時に動作しているため,切り替えた瞬間から操作できるのはなかなか快適だ。今後,アプリのラインナップが充実すれば,さらに使い勝手が向上するだろう。
以上,ざっと駆け足で紹介してきたが,Xbox Oneのダッシュボードはデザインが一新されただけでなく,その設計思想もXbox 360とは大きく異なる。そのシンプルさゆえに,慣れるまでは探しているメニューが見つからず,戸惑ってしまうかもしれない。ただ,そのあたりはピン留め機能やKinect センサーを積極的に活用することで解決できるはずだ。ゲームにアプリ,映像コンテンツといった,あらゆるエンターテイメントを1つにまとめる,Xbox Oneの新しさをこれからじっくりと堪能してみたい。
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Xbox One本体
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