国際オリンピック委員会（IOC）主催のeスポーツ大会「オリンピック eスポーツゲームズ」，開催見送り/再構築へ。SOPCとの関係を終了

　国際オリンピック委員会（IOC）は本日（2025年10月31日），サウジアラビア・オリンピック・パラリンピック委員会（SOPC）との協力関係の終了を発表した。
　両委員会は，「オリンピック eスポーツゲームズ」の第1回大会を2025年に開催するため，協議を進めていた。

画像は公式サイト（外部リンク）より

　両委員会が協力関係を結んだのは，2024年7月にパリで開催された第142回IOC総会だ。
　IOCが定期的にeスポーツの大会を主催することにより，eスポーツが競技であることの認知を広げ，アスリートの社会的地位向上にも貢献することを見込んでいた。


　両委員会は，世界最大級のeスポーツ大会「EWC」を手がけるEsports World Cup Foundationとも協議を重ねた結果，プロジェクトを見直し，協力関係を終了することになったという。
　それぞれが独自の分野で，eスポーツの取り組みを継続していく意向を固めた。

　IOCは，これまでの協議や関係者からの意見を踏まえ，今後は新しいパートナーのもとで「オリンピック eスポーツゲームズ」を再構築する方針を明らかにした。できるだけ早期に，第1回大会を開催することを目指している。