COMPUTEX TAIPEI 2018の“0日め”となる2018年6月4日,ASUSTeK Computerはゲーマー向け製品ブランド「
Republic of Gamers」(以下,ROG)の製品発表会を行い,初のゲーマー向けスマートフォン「
ROG Phone」など,複数の新製品を発表したのだが,発表会後に公開となった新製品展示会場では,据え置き型ゲーム機向けとされるASUSブランドのディスプレイ「
CG32」も見ることができた。
CG32
![画像ギャラリー No.002のサムネイル画像 / [COMPUTEX]ASUSの据え置き型ゲーム機向けディスプレイが4K&HDR対応で登場](/games/999/G999902/20180604009/TN/002.jpg) |
色域はデジタルシネマ用色空間の標準であるDCI-P3比95%とのこと。ちなみに展示会場だと製品名は「CG32U」だった
![画像ギャラリー No.004のサムネイル画像 / [COMPUTEX]ASUSの据え置き型ゲーム機向けディスプレイが4K&HDR対応で登場](/games/999/G999902/20180604009/TN/004.jpg) |
CG32は,31.5インチサイズで解像度3840
×2160ドットのVA液晶パネルを搭載する製品だ。
HDR表示規格としては「HDR10」および「
DisplayHDR 600」に対応。Dis
play
HDR
600対応なので,当然のことながら輝度は600nit
(=600cd/m
2)となる。液晶パネルを複数のエリアに区切ってバックライトを制御する「Local Dimming」(ローカルディミング)にも対応しており,PlayStation 4 ProやXbox One Xでは4K&HDR表示に,PlayStation 4とXbox One Sなどを接続したときにはHDR表示を利用できるようになっている。ビデオ入力インタフェースはDiplayPort 1.2
×1,HDMI Type-A
×3で,ASUSの説明員いわく「
HDMIの3ポートはすべて4K&HDR対応」とのことだ。
垂直リフレッシュレートは最大60Hz。VESAの提唱するディスプレイ同期技術「Adaptive Sync」(≒FreeSync)に対応し,40〜60Hzの範囲では据え置き型ゲーム機主導の可変リフレッシュレート制御を利用できる。
気になる表示遅延は13msで,一般的なゲーマー向けディスプレイと比べるとやや遅めに感じるかもしれないが,ASUSは「一般的なテレビ製品だと遅延は27〜50ms」として低遅延を謳っている。
製品ボックスにはOSDメニュー操作用のワイヤレスリモコンが付属する。ディスプレイから少し離れてプレイすることの多い据え置き型ゲーム機のことを考えるとありがたい仕様だ。
ゲーム機のワイヤレスゲームパッドを置いておく台をスタンド台座部の左右手前側に,ワイヤレスゲームパッドを充電するためのUSB Type-Aポートをスタンド台座部の後方側にそれぞれ用意するデザインも,据え置き型ゲーム機用を謳うだけのことはあるといったところか。
![画像ギャラリー No.003のサムネイル画像 / [COMPUTEX]ASUSの据え置き型ゲーム機向けディスプレイが4K&HDR対応で登場](/games/999/G999902/20180604009/TN/003.jpg) Amazon FireTVシリーズ用を彷彿とさせるOSDリモコンが付属する |
![画像ギャラリー No.006のサムネイル画像 / [COMPUTEX]ASUSの据え置き型ゲーム機向けディスプレイが4K&HDR対応で登場](/games/999/G999902/20180604009/TN/006.jpg) ゲームパッド台とDUALSHOCK 4。使わないときはここへ置いておける |
スタンド台座部にある充電用USBポート
![画像ギャラリー No.007のサムネイル画像 / [COMPUTEX]ASUSの据え置き型ゲーム機向けディスプレイが4K&HDR対応で登場](/games/999/G999902/20180604009/TN/007.jpg) |
![画像ギャラリー No.008のサムネイル画像 / [COMPUTEX]ASUSの据え置き型ゲーム機向けディスプレイが4K&HDR対応で登場](/games/999/G999902/20180604009/TN/008.jpg) |
本体背面側は左右と上にはイルミネーション用のLEDが点在しており,「Halo Sync」と呼ばれる機能により,画面状況に合わせて壁を照らす環境光の色が変わる点も特徴と言えるだろう。
Halo Sync用LED(左)と,環境光としてのLEDイルミネーションを分かりやすく示したカット(右)
![画像ギャラリー No.009のサムネイル画像 / [COMPUTEX]ASUSの据え置き型ゲーム機向けディスプレイが4K&HDR対応で登場](/games/999/G999902/20180604009/TN/009.jpg) |
![画像ギャラリー No.010のサムネイル画像 / [COMPUTEX]ASUSの据え置き型ゲーム機向けディスプレイが4K&HDR対応で登場](/games/999/G999902/20180604009/TN/010.jpg) |
世界市場では2018年後半の発売予定で,価格未定。価格次第では据え置き型ゲーム機用ディスプレイの本命になり得る存在と言えるだけに,「国内発売があるのかどうか」も含め,続報に期待したい。
広報画像。本体には5W+5Wスピーカーを内蔵し,さらに3.5mmミニピンのアナログサウンド出力も用意してあるという
![画像ギャラリー No.011のサムネイル画像 / [COMPUTEX]ASUSの据え置き型ゲーム機向けディスプレイが4K&HDR対応で登場](/games/999/G999902/20180604009/TN/011.jpg) |