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レトロゲームとメトロイドヴァニアにプロレスを融合!? TRPG「WRASTLEVANIA」のクラウドファンディングがまもなく終了
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「悪魔城ドラキュラ」はドラキュラ伝説に立ち向かう人々の戦いを描き,メトロイドヴァニアではマップに隠された秘密がフィーチャーされているが,自ら「メトロイドヴァニアTRPG」を名乗る本作には,これらの点が受け継がれている。
平和な「GRECO-ROMANIA(グレコローマニア)」の国に邪悪な「ULTRA DRACULA(ウルトラドラキュラ)」が来襲。ゲーム内には,探索や謎解きを経て二次元コードをスキャンすることで明らかになる,多くの秘密が隠されているという。ドラキュラと探索という要素をTRPG的に解釈しているというわけだ。
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そしてプロレスやレトロゲーム要素も充実している。参加者はプレイヤー1人がウルトラドラキュラ,残りがプロレスラーとなり,ウルトラドラキュラを倒すために戦う。プロレスラーたちはテクニシャンの「ACE」,リスクを恐れず飛び技を用いる「HIGH FLYER」,力自慢の「BRUISER」,文字通りの怪物「MONSTER」というクラスを持ち,ゲーム中に使用できるダイスが変わってくる。行動に成功したかどうかの判定はダイスを使い,独特の判定表を用いることで計算なしに判断できる。これは本作を手掛ける9th Level Gamesが開発した「Polymorph」というシステムで,本作の判定表「WRASOLVER」にはNES風コントローラのイラストがあしらわれ,出目が十字キーやスタートボタンに割り振られているのが面白い。
また,アートワークもドット絵になっており,レトロゲーム的な雰囲気を演出している。
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支援は50ドル(約7700円)から受け付けられており,ゲーム本体のほかに,帽子やTシャツ,レスラーのフィギュアも用意されている。発送は2026年9月ごろまでに行われる予定で,公式の送料一覧には日本が記載されていない。日本から支援するのであれば事前に確認する必要があるだろう。
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悪魔城ドラキュラやメトロイドヴァニアにプロレスを組み合わせるというユニークな発想に加え,フェイクカートリッジやドット絵のアートワーク,判定表のコントローラなど,ゲームへの愛情が際立っている作品だ。想像力次第で自由度が高いTRPGの特性を活用した企画といえるだろう。サブタイトルの「SYMPHONY OF THE FIGHT」は「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲」の海外タイトルにちなんでいる点も気が利いている。
近年は,ローグライクアクションをカードゲームに落とし込んだ「Hyperstar Run」や,ドット絵を活用した「The Grail Games Pixel Series」など,ビデオゲームから影響を受けたボードゲームも多い。今後もこうした融合が進んでいくのが楽しみだ。
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ローグライク横スクロールアクションのような一人用カードゲーム「Hyperstar Run」のKickstarterキャンペーンが展開されている。本作は,地形のカードをシャッフルして毎回ランダムなステージを作って敵を倒していくという,ビデオゲームとカードゲームを組み合わせたユニークなシステムを持っている。
ゲームボーイのようなデザインの箱に入ったドット絵のカードでプレイする,ボードゲームのKickstarterキャンペーンが展開中
ゲームボーイのようなデザインの箱に入ったドット絵のカードでプレイする,ボードゲーム「The Grail Games Pixel Series」のクラウドファンディングの締め切りが迫っている。エイリアンとの戦い,ランダム生成される迷宮での宝探し,農場を大きくするなど,ゲーム内容もどこかビデオゲーム的なのだ。
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| 「Hyperstar Run」 |
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| 「The Grail Games Pixel Series」: |
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