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モンハン好き集団が,自分たちなりのロジックで,美少女×マルチプレイアクションRPGに挑んだ。その名は「Embers」[CJ2025]
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印刷2025/08/03 16:53

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モンハン好き集団が,自分たちなりのロジックで,美少女×マルチプレイアクションRPGに挑んだ。その名は「Embers」[CJ2025]

 中国のゲームショウ「ChinaJoy 2025」(CJ2025)で,杭州千乎网络が開発,海南千乎网络が配信する,スマホ向けトップダウン型マルチプレイアクションRPG「Embers」(原題:辉烬)をプレイした。

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 “エンバー”という名の疫病により,植物は枯れ,生物は変異し,人類もまた文明が壊れた。暗黒時代における最後の希望は,自らの体を松明に見立て,命を燃やし,世界に光をもたらす者。それが主人公だ。

 プレイヤーはエンバーにより変異した数々のモンスターに立ち向かい,エンバー汚染を晴らしていき,この世界を滅亡から救っていく。ありがちだが,そのぶん分かりやすいイントロダクションである。

 なお,作中の景観については“現実の複数の文明からインスピレーションを得て制作”された。ゆえにロケーションもウリのようだ。

もちろん,美少女あってこその美しい背景だ
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 本作は現在,中国でプレイテストを実施している(8月5日まで)。

 会場の試遊版も同等の内容だったのかは聞き忘れたが,現地ではホーム画面の各種機能の確認と,2種類のバトルステージを楽しめた。

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 本命のバトルは,トップダウン型(直上からの視点)の2Dアクションであった。個人的には,ちょっと斜めがかっていることで,言われなければクオータービュー型(斜め上からの視点)と書きそうだが,これらの用語の定義の差については大して掘り下げたい話でもない。

 バトルでは(試遊版だけだろうが)ザコ敵はおらず,いきなり巨大ボスとの戦いからはじまった。プレイヤーは移動,攻撃,スキル,チームキャラクター切り替えなどを駆使して,巨体の敵に立ち向かう。

 移動速度は軽快なほうだが,巨大ボスの派手めは攻撃に対しては,正確に逃げるための回避操作が求められる。回避こそがアクションの華なり,という部分はしっかりと練られている印象だ。

 なお,マルチプレイ時は最大3人まで参加できる。

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 戦闘中,(ボスの特殊ゲージが表示されているとき,ゲージを削る目的で?)スキルを連続で当てると,自動で必殺技が発動する。

 オーソドックスなゲームデザインならば,カットイン付きの必殺技は手動操作であることが多い。しかし,なんらかのアクションを成功させたとき……例えば3Dアクションであれば,ジャストガード・回避の成功時に特殊攻撃が発動する(ものがある)ように,自分の操作が功を奏して,その報酬として必殺技が出る仕組みも,けっこうアリと思わされた。

 おそらくご褒美感が増すからだろうか。おそらくだが。

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 対峙するボス側も,いろいろとユニークな仕掛けを持っているらしい。例えば上記画面で戦っているボスは,「キャラクターを丸呑みする攻撃」を備えている。そして丸呑み中は,仲間の攻撃が蓄積されると吐き出す。マルチプレイのときに一芸感が増しそうな拘束攻撃だ。

 また,どのボスもバックストーリーを用意しているとのことで,単なる人類の障害ではないようだ。彼らはたぶん,エンバーに汚染され,変異した生物だろうから,なかには悲しき過去を背負うモンスターなどもいるのかもしれない。といった想像をかき立ててくる。

悲しき過去を持つモンスターだったかもしれないが,倒してしまった。ごめんね
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 現地スタッフとはいろいろと話したが,テストプレイへの反響については,おおむねテスターたちがチームを組み,多人数プレイを楽しんでもらっていると語っていた。マルチプレイではロール(役割)を加味して協力することで,いろいろと遊べそうである。

 このほかゲーム的な特徴としては,すべてのキャラクターに独自の価値を持たせる作り。多彩な装備とスキルの組み合わせ。サイドストーリーなどの大量のコンテンツがあることだという。

 また,本作は現在“ほぼほぼ完成状態”にあるとし,以降はテストプレイで受けた意見をもとに,正式リリースに向けてブラッシュアップしていく段階のようだ。市場に出てくる日はそう遠くなさそう。

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 開発の杭州千乎网络は,その名のとおり中国・杭州にある(地図上ではCJ会場の上海の1つ左下に位置)。スタッフも100名以上が在籍しているとのことで,ゲームスタジオの規模としては小さくない。

 そして本作は,カプコンの「モンスターハンター」シリーズが好きなスタッフたちが,アニメ調のゲームが好きなコアゲーマーに向けて,自分たちなりのマルチプレイアクションを練った結果だという。
 詳しくは聞けなかったが,きっとモンハンなどの好きなアクションゲームのエッセンスを投じて,この形に収めているのだろう。

 本作に対して会社は大きな期待をかけているが,有り体に言って稼ぐためではなく,自分たちが本当に好きなゲームを届けるために制作しているらしい。エンタメ業界では「おもしろければ人気になる」「おもしろさと売り上げは別」などさまざまな物言いがあるが,こういうゲームを作れる集団と知ってもらうための意思表明としては,まったく悪くない。世のブランディングストーリーだって,ひも解けばスタートは同じだ。

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 ついでに,現地の担当者が「コンソールのゲームと比べても通用するようなゲームを目指したい」と口にしたので,モバイルではなくコンソールにも乗り出す意思があるのか尋ねてみた。

 質問に対して彼は,「将来的な計画にはPC進出もありますが,今はまずモバイルで戦って,余裕が出たら,ゆくゆくはですね」と答えてはにかんだ。だからもしもこの先,同社の名前が載ったコンソールゲームを目にする機会があったなら,私は「余裕ができたんだ」と思うのだろう。

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