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「Falcon」「Falcon 4.0」など,シリーズ4タイトルが,再びMicroProseにより販売開始
Steamで販売が始まったのは,以下の4タイトルだ。Falcon has officially returned to our line-up and we are commited to fully supporting #falconbms too!
— MicroProse (@micro_prose) May 4, 2023
We can't wait to share more with you soon!
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また,4タイトルをバンドルした「Falcon Collection」もSteamとGOG.comでリリースされている。
MicroProseは,プログラマーのシド・マイヤー(Sid Meier)氏と,退役軍人のビル・スティーリー(Sid Meier)氏が1982年に設立したゲームメーカーだ。スティーリー氏は「F-15 Strike Eagle」(1984年)や「F-19 Stealth Fighter」(1988年)などのフライトシムを次々にリリースし,またマイヤー氏は「Railroad Tycoon」(1990年)や「Civilization」(1991年)といったシミュレーションゲームを発表して,MicroProseは急成長。北米のゲームメーカートップ5の1つと見なされるまでになったが,アーケードゲームへの進出で失敗したことで,1993年にSpectrum HoloByteというメーカーに買収されてしまう。買収に伴い,マイヤー氏とスティーリー氏は会社を去った。
その後,Hasbro InteractiveやInfogrames Entertainmentなど,親会社を転々とし,2001年にMicroProseという名称は消滅した。
しかし,2020年5月にプログラマーのデイビッド・ラゲッティ(David Lagettie)氏がMicroProseのブランドネームを購入したことで,突然の復活を遂げる(関連記事)。新たなMicroProseは,いくつかのタイトルをリリースしてスタートダッシュを見せたのち,「Falcon」シリーズのIPを再び手にしたというわけだ。
1987年にリリースされた「Falcon」に始まる「Falcon」シリーズは,アメリカ空軍のF-16戦闘機(愛称はファイティング・ファルコン)をモチーフにしたフライトシムで,2005年までに90万本のセールスを記録したと報じられている。
Access Accepted第646回:活動を再開したMicroProseの歴史と現状
昔からの“洋ゲー”ファンにはおなじみのゲームメーカー,「MicroProse」が2020年5月,長い休止期間を経て活動を再開することが発表された。さまざまなコンバットフライトシムや,初期の「シヴィライゼーション」シリーズで知られるMicroProseの歴史を,今回の復活劇の経緯と共に紹介しよう。
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- ライター:奥谷海人
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MicroProseは発表の中で,「Falcon」シリーズを単に歴史的な作品として残すだけでなく,新製品として展開し,遺産を継承したいと述べている。今回のリリースに合わせてセールが実施されているほか,「Tiny Combat Arena」「B-17 Flying Fortress: World War II Bombers in Action」,そして「B-17 Flying Fortress: The Mighty 8th」の3タイトルでもセールが行われている。フライトシムファンはチェックしてほしい。
MicroProse is back on the Falcon series
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