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コーエーテクモHD,2024年3月期第2四半期決算における業績予想を修正。売上高・営業利益を下方修正,経常利益・純利益は増益へ
同社が発表した業績予想によると,2024年3月期第2四半期連結累計期間(2023年4月1日〜9月30日)の売上高は前回予想の410億円から395億円(3.7%減),営業利益は152億円から135億円(11.2%減)へと下方修正された。一方の経常利益は162億から230億円(42.0%増),親会社株主に帰属する四半期純利益は125億円から165億円(32.0%増)へと上方修正されている。
同社は差異が生じた理由について,当第2四半期に発売したパッケージタイトルの販売が計画を下回ったことをあげている。パッケージタイトルは明確にされていないが,当第2四半期には,7月13日にRPG「マリーのアトリエ Remake 〜ザールブルグの錬金術士〜」,7月20日に歴史シミュレーション「信長の野望・新生 with パワーアップキット」,9月28日にアクションRPG「Fate/Samurai Remnant」が発売されている。パッケージタイトルについては,プレイヤーやメディアから高い評価を得ており,引き続きセールスマーケティングに注力していくとのこと。
一方,当第2四半期にリリースされたスマートフォン向けタイトルの販売は好調で,第3四半期以降に向けてさらなる収益の積み上げを図っていくとしている。なお,こちらもタイトル名は明確にされていないが,8月31日に「信長の野望 出陣」,9月23日に「レスレリアーナのアトリエ 〜忘れられた錬金術と極夜の解放者〜」が配信されている。
また,経常利益と親会社株主に帰属する四半期純利益が従来予想を上回る見込みになったことについては,金融市場の動向に対応しながらポートフォリオの組み換えをし,市場環境も安定して推移したためと説明している。
なお,通期の連結業績予想については,第3四半期以降の新作タイトルの販売動向や,世界経済,金融環境の動向に鑑みて,当初予想からの変更はないとのことだ。
コーエーテクモホールディングス【IR情報】「業績予想の修正に関するお知らせ 」(PDF)
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