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カメラとAIを内蔵した専用ガンで,液晶ディスプレイやプロジェクタでもプレイできる「G\'AIM\'E×TIME CRISIS」体験レポート[TGS2024]
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印刷2024/09/27 22:20

プレイレポート

カメラとAIを内蔵した専用ガンで,液晶ディスプレイやプロジェクタでもプレイできる「G'AIM'E×TIME CRISIS」体験レポート[TGS2024]

 達成電器は現在開催中の東京ゲームショウ2024に,プラグ&プレイゲーム機「G'AIM'E×TIME CRISIS」を出展している。

東京ゲームショウ2024の達成電器のブース
画像集 No.002のサムネイル画像 / カメラとAIを内蔵した専用ガンで,液晶ディスプレイやプロジェクタでもプレイできる「G'AIM'E×TIME CRISIS」体験レポート[TGS2024]

 家庭用ゲーム機やPC向けの周辺機器ではなく,本体に専用のガンコントローラを接続し,HDMIのディスプレイにつなぐことで,手軽にガンシューティングを楽しめる,「G'AIM'E」(ゲイム)と名付けられたプラグ&プレイのゲーム機である。

 現在の液晶ディスプレイが主流となった家庭のテレビ環境では難しいとされていたガンシューティングゲームを,別途センサーなどを必要とせず,AI技術によって実現したこの機器を会場で触ってきたので,そのレポートをお届けしよう。

「G'AIM'E×TIME CRISIS」のプレイの様子
画像集 No.003のサムネイル画像 / カメラとAIを内蔵した専用ガンで,液晶ディスプレイやプロジェクタでもプレイできる「G'AIM'E×TIME CRISIS」体験レポート[TGS2024]

 この機器で遊べる「TIME CRISIS」(タイムクライシス)は,1995年にナムコからリリースされたアーケードゲームだ。筐体にはガンコントローラのほかにペダルが備えられ,それを踏むことでプレイヤーが物陰に身を隠すと同時に弾丸のリロードをするという,独自のシステムが採用されたガンシューティングだった。
 
 「G'AIM'E×TIME CRISIS」にも,ガンコントローラとフットペダルが用意されており,アーケード版とほとんど近い感覚で楽しめるというのだ。

ゲームのタイトル画面。本機に収録されるのはアーケード版だ
画像集 No.004のサムネイル画像 / カメラとAIを内蔵した専用ガンで,液晶ディスプレイやプロジェクタでもプレイできる「G'AIM'E×TIME CRISIS」体験レポート[TGS2024]

 気になるゲームの仕組みだが,ガンコントローラの銃口がカメラになっていて,そのカメラで捉えた画面の位置や距離をAIが認識し,本体にフィードバックさせ銃の位置や向きを判定しているという。

 この仕組みにより,HDMIケーブルを接続して画面を映せる機器ならば液晶ディスプレイに限らずプロジェクタなどでもOKで,最初に簡単なキャリブレーションを行うことで周囲の明るさやアングルなどを気にせずにプレイが可能になる。

カメラとAI技術を内蔵したガンコントローラ
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銃口にはレンズが見える
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 ガンにはトリガーのほか,銃身の下と左右にボタンがあり,これがペダルを踏む操作にアサインされている。これを押すことでペダルなしでもゲームプレイが可能だ。また撃ったときの反動を味わえる振動機能も搭載予定で,その強さを切り替えるスライドスイッチも用意されていた。

トリガーの左側と左下にあるのがリロードボタン。右上が振動の切り替えスイッチ。STARTボタンとSELECTボタンもある
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本体上には簡易的なサイト(照準器)を装備
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「TIME CRISIS」には欠かせないフットペダル。ただし,これがなくてもゲームは遊べる
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 肝心のゲームだが,ゲーム画面にはアーケード版になかったレティクルが表示され,初心者でもプレイしやすくなっている。一方でこのレティクルの動きにわずかな遅延を感じたのがちょっと気になったところだ。

 これは本来のアーケード版と同様にレティクルを表示させなければ気にならなくなるが,プラグ&プレイという機器の性質上,よりカジュアルに楽しんでもらうために,レティクルを表示するようにした結果だそうだ。気になる場合は設定でオフにできるし,遅延についても製品版では緩和されるよう調整中とのこと。

画面中央あたりに小さなレティクルが見えるだろうか。ガンで狙うときの目安として表示される
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ゲームはアーケード版で,アドバタイズデモもある
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 発売は2025年9月頃を予定していて,価格は本体とガンコントローラのセットで1万3000円程度,それにペダルを同梱したものが1万8000円程度の価格で検討中だという。なお,出展された機器は展示用の試作品で,製品版で変更になる可能性もあるとのこと。

 ゲームの「TIME CRISIS」は機器本体に記録されていて,内容は変更はできない仕様だが,もし新しいゲームに対応する場合は,ソフトを変更した本体だけを別売りで発売する構想もあるそうだ。

国内版パッケージの試作品も展示されていた
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 同ブースでは,9月28日と29日の東京ゲームショウ一般日も引き続き試遊を実施する予定なので,遊びに行く人は,ぜひその感覚を現地で試してみてほしい。

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