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スーパーファミコン版「F-ZERO」のボックスアートを手掛けたArthur Nichols氏が逝去
同作のキャラクターデザインを務めた元任天堂の今村孝矢氏は,自身のXアカウントで「入社2年目の若僧が創り出した世界観を見事に昇華させ,素晴らしいアートに変換して下さいました。当時は電子メールも無く,FAXでのやり取りが中心で遠い国の方々と仕事をしている印象でした。本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。」とコメントしている(リンク)。
Nichols氏は,「Star Wars」「Sleepwalker」「Leonard Nimoy's Primortals」などさまざまなコミックに携わったほか,「Ultimate Spider-Man」「Generator Rex」「Scooby-Doo movies」といったアニメのキャラクターデザインも務めたという(リンク)。
「F-ZERO」でNichols氏とともに取扱説明書のコミックを手掛けたJames Shooter氏は,2012年の記事で「日本人は自国の漫画業界に誇りを持っているが,任天堂がコミックとパッケージアートを制作するために我々アメリカ人を選んだのは光栄なことである」と当時を振り返っている(リンク)。
両氏は,1991年に発売された「スーパーマリオブラザーズ」のコンピレーションアルバム「White Knuckle Scorin'」でも一緒に仕事をしており,CDのカバーアート以外の部分を制作したという。
Shooter氏のサイトでは「White Knuckle Scorin'」のコミック部分を見ることもできる。Nichols氏が携わった,もう一つの任天堂関係の仕事に興味がある人は,チェックしてみるといいだろう。
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