Ubisoftは,イギリスのレミントン・スパに拠点を置く
Ubisoft Leamingtonを閉鎖するとともに,
複数のスタジオの縮小を行いヨーロッパで
185名の従業員をレイオフすると発表した。
Eurogamerなど複数の海外メディアが報じている。
規模縮小の対象となるスタジオはドイツの
Ubisoft Düsseldorf,スウェーデンの
Ubisoft Stockholm,イギリスの
Ubisoft Reflectionsの3つだという。
閉鎖と縮小の理由については,「Ubisoftの長期的な安定性を確保するため」「プロジェクトの優先順位付けとコスト削減に向けた継続的な取り組みの一環」と説明している。
Ubisoft Leamingtonは,2002年11月に「FreeStyleGames」という名で設立されたスタジオ。2008年9月にActivisionが買収し,その後2017年1月にUbisoftが買収した。近年では,
「ディビジョン」シリーズのサポートスタジオとして貢献しており,
「ファークライ5」「スカル アンド ボーンズ」「スター・ウォーズ 無法者たち」などのタイトルの開発にも協力していた。
人員の削減については,大予算を投じた「スター・ウォーズ 無法者たち」の売上不調,無料FPS
「エックスディファイアント」のサービス終了,
「アサシン クリード シャドウズ」の度重なる延期など,数々の不振作品と悪化する財務見通しを受け,同社が引き続きコスト削減に努める中で行われた。
2024年12月4日の「エックスディファイアント」サービス終了発表時には,サンフランシスコを大阪のスタジオを閉鎖,シドニーの拠点を縮小し,計277名のレイオフを発表している。