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MicrosoftによるActivision Blizzard買収,米控訴裁判所が最終承認。連邦取引委員会の控訴を棄却
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印刷2025/05/08 13:09

業界動向

MicrosoftによるActivision Blizzard買収,米控訴裁判所が最終承認。連邦取引委員会の控訴を棄却

 米国時間2025年5月7日,MicrosoftによるActivision Blizzardの買収をFTC(連邦取引委員会)が阻止しようとする異議申し立てを第9巡回区控訴裁判所(United States Court of Appeals for the Ninth Circuit)は正式に棄却した。

 MicrosoftによるActivision Blizzardの買収は,2023年10月13日に正式に完了している。当時のレートで約10兆円を超える687億ドルという巨額買収の発表は,2022年1月18日に行われた。
 各国の規制当局は,この買収に対し,独占禁止法の観点から難色を示し,差し止めの動きや紆余曲折があったものの,裁判所の承認などを経て正式に買収が成立した。

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 2023年のゲーム業界を沸かせた大ニュースと言えば,10月13日にMicrosoftによるActivision Blizzardの678億ドルという巨額買収が正式に承認されたことだろう。「コール オブ デューティ」や「ディアブロ」などがMicrosoftの知的財産となったこれまでの流れをおさらいしてみよう。

[2023/12/18 12:00]

 今回の判決は,すでに完了している買収に対するFTCの異議申し立てに,最終的な判断を下したという形だ。

 裁判の公式文書を参考にすると,当時,FTCはMicrosoftが「Call of Duty」シリーズをXbox専用にするか,PlayStation向けに同ゲームの劣化版のみをリリースするなど,競合他社を排除するであろうことを指摘していた。
 地方裁判所はこれを否定し,買収が正式に進行した。今回の控訴裁判所の判決は,当時地方裁判所が,FTCの主張が証拠不十分である判断したことについて,裁量権の乱用はなかったと結論づけたものである。

 また,控訴裁判所は,MicrosoftがXboxやWindows独占タイトルをリリースしてきたことを指摘しつつも,それは業界全体の傾向であるとした。すべての大手メーカーがこの慣行に携わっていることに加え,任天堂とソニーの独占タイトルは,Microsoftよりも遙かに数が多いと判断している。

画像ギャラリー No.001のサムネイル画像 / MicrosoftによるActivision Blizzard買収,米控訴裁判所が最終承認。連邦取引委員会の控訴を棄却

公的文書
UNITED STATES COURT OF APPEALS FOR THE NINTH CIRCUIT

海外メディア:Bloombergの報道
Microsoft-Activision Merger Upheld by US Appeals Court (1)

海外メディア:ロイター通信の報道
Microsoft wins appeal in FTC challenge to $69 bln Activision Blizzard deal

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