ガンホー，架空業務発注で約2.4億円を着服した元幹部級職員を刑事告訴

　ガンホー・オンライン・エンターテイメントは本日（2025年8月14日），同社公式サイトで「当社の元従業員による不正行為について」と題した文書を公開し，元幹部級職員（発表時点で懲戒解雇済み）が会社資金を流用するなどの不正行為を行っていた旨を発表した。

　それによると，当該人物は自分自身を受注者として架空の業務を発注していたほか，特定の取引先に業務実態のない委託費を支払っていたという。被害額は，前者が約2億4600万円，後者が約1億円にのぼるとのこと。

　社内ではすでに調査が進んでおり，2025年7月24日付で懲戒解雇が行われ，当該人物に対する告訴受理に向けた協議が進められているという。また，現在は調査のために詳細の公開が控えているものの，開示すべき事項が発生した場合は速やかに開示を行う旨が記載されている。

　公開された文書には，社内調査チームによる調査結果の概要，再発防止策と今後の対応，役員報酬の減額などについても記載されている。文書の全文は，公式サイトにIRニュースで確認できる。

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