Baldur's Gateシリーズの流れを汲む「ネヴァーウィンター・ナイツ 日本語版」（以下，NWN）は，テーブルトークRPG「ダンジョンズ＆ドラゴンズ」の第3版ルールを取り入れている期待の正統派RPGだ。膨大なクエストとテキスト量を誇るボリュームのある作品なだけに，首を長くして日本語版を待つファンも多いことだろう。

　すでに一部ファンの間では有名な話だが，そのNWN，ホビージャパンより発売されるダンジョンズ＆ドラゴンズ第3版「ダンジョンズ＆ドラゴンズ プレイヤーズハンドブック」（明日12月28日発売。5800円/320ページフルカラー，ISBN4-89425-284-8）と基本語句が統一される形となるようだ。基本語句の統一によって，NWNで初めてダンジョンズ＆ドラゴンズの世界に触れるユーザーが，詳細なルール周りを始め，第3版の特徴である「技能」や「特技」の名称を違和感なく覚えていけるのは嬉しい部分。奥の深い世界観への理解が深まれば，それだけゲームの世界に没頭できるだろう。小難しいことを抜きにしても，人間やエルフなど種族の背景や特性，種族間の関わりなどを理解したうえでキャラクターメイキングをするだけでも，そのキャラクターに対する感情移入の度合いは大きく変わるはず。プレイヤーズハンドブックを参照しながらNWNを遊ぶことで，よりゲームの世界での冒険が楽しくなっていくわけだ。
　また，RPG本来の「ロールプレイ」を楽しめるという本作の特性上，世界観や雰囲気を壊さない和訳を心がけているメーカーの姿勢も，非常に嬉しい要素といえるだろう。

　NWN日本語版の正式な発売日はまだアナウンスされていないものの，年明け頃には発表されそうな雰囲気。日本語版の発売を前に，プレイヤーズハンドブックでダンジョンズ＆ドラゴンズの世界を"予習"をしておくのもよいのではないだろうか。
　ちなみにホビージャパンでは，このプレイヤーズハンドブックのあとにも「ダンジョンマスターガイド」「モンスターマニュアル」の発売を予定している。さらに詳しくダンジョンズ＆ドラゴンズの世界観を知りたい！というユーザーは，ぜひチェックしておくとよいだろう。

　さて今回は，そんな期待の「ネヴァーウィンター・ナイツ 日本語版」のROMから，特別に42枚のScreenshotsを撮り下ろしで撮影＆「こちら」に公開。日本語版のデキを見せようと思って撮ったものなのであまり先までは進めていないが，ご容赦を。年末年始はこれをじっくりと眺めながら，年明けにあるであろう「発売日正式発表」を心待ちにしておこう。
　すでに掲載済みの「オーロラツール」の日本語版画面写真や英語デモ版などは，当サイト内特設コーナーの「こちら」からどうぞ。（TAITAI）

・「ネヴァーウィンター・ナイツ 日本語版」公式サイト　→　「こちら」
・「ネヴァーウィンター・ナイツ 日本語版」Screenshots集　→　「こちら」（本日追加分は［2]［3］です）
・ホビージャパンWebサイト内「Dungeons＆Dragons」　→　「こちら」
・forGamer内「ネヴァーウィンター・ナイツ 日本語版」特設ページ　→　「こちら」

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