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印刷2007/09/18 23:40

連載

DRIVER PARALLEL LINES 摩天楼はパラ色に
第2話:スリンクの天才的な作戦の数々

 

ニューヨークでセコい犯罪を次々とキメろ

 

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サングラスを取った主人公T.K.(キッド)は,ニコラス・ケイジをもっと馬面にした感じに見えなくもない。それにしてもムービーシーンとゲームキャラのギャップが激しいと思う

 先週(9月14日)発売された,ドライバーシリーズの最新作「DRIVER PARALLEL LINES 日本語マニュアル付英語版」(ドライバー パラレルラインズ)。すでに入手して,ニューヨークで大暴れしているというワルな読者も多いことと期待したい。「英語なんてサッパリだ! アイラブニューヨーク!」という人でも,ミッションとストーリーをサポートしていく当連載があれば心配ご無用だ。

 さっそくミッション紹介/攻略に入ろう。本作はメインストーリーを追う形でミッションが展開されていくものの,基本的には複数のミッションの中から選択してプレイすることになる。どれからプレイしてもストーリーに変化はないようだ。なお,記事の性格上ネタバレが多く含まれているため,当連載を読む前にゲームをプレイするか,読んでからプレイするかは読者自身で判断してほしい。

 

 

ミッション ホットホイール

 

 ギャングの車を盗んで暴走しまくったあと,元の場所にこっそり返すという,地味な仕事の依頼だ。これで車の持ち主のギャングが警察にしょっぴかれるという,スリンクの考えたセコい作戦である。そんなコントみたいなことが本当に起こるのだろうか。

 

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ボロボロになった車を前に頭を抱えるギャング。そこをパトカーが包囲する。セコセコ作戦は大成功。というか,おまわりさん,人をはねてるけど……

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何も知らずにノコノコとやってくるギャング。スリンクに言われたとおり,こいつの車に乗り込んで,おまわりさんがプンスカするような走りをすればいい

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「ほら,ここで暴走して」みたいなタイミングでパトカーがいたので体当たり。ついでにおまわりさんをはねてみる。ごめん,おまわりさん

 

 

ミッション ブレッド・ラン

 

 ファンキー・ラビット(バー)に来いと,スリンクに呼び出された。なんでも,大急ぎで四か所あるクラブを回り,売上金を回収してこいとのこと。「金に群がるハエがいる」というのが気になるが,いざレッツゴーである。

 

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マップを確認して,回る店の順番とルートを考える。まさかいないと思うが,右→左→下→上なんて効率の悪い順番で回っていたら,時間内に間に合わないぞ!

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すべての店を回ってスリンクのところに戻る。制限時間があるため,速度を出せるところは出しておきたい。途中で事故って車が壊れたら乗り換えたほうが無難だ

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集金するたびに銃を乱射するハエ達が飛んできて鬱陶しい。アップグレードした車で突っ走ってもいいが,車から降りて応戦したほうが手っ取り早いかも

 

 

ミッション ラストチャンス

 

 メキシカンが雇っている“使えないドライバー”との,バイクレースをやらされる。こいつは以前,(ムービーシーンで)トランクに押し込められていたヤツか? レース自体はすべてのチェックポイントを通過してフィニッシュするだけだが,なんでもヤツは汚い手を使ってくるらしい。と思ったら,スタートでいきなり大フライングしやがるし,もうスタートからして汚い。

 

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汚い手を使ってくるだけあって,走りそのものは遅い。仲間の妨害さえクリアできれば余裕で勝てる。ショートカットポイントも多いので活用しよう

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一般車かと思って追い抜こうとしたら,ヤツの仲間が銃撃で邪魔をしてくる。いきなりの銃撃にビックリ。応戦したいが銃の使用は禁止なのだ。ちっ!

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ルート上をふさぐように車を止めて銃撃してくる,ヤツの仲間達。慌てずに,ハンドリングの良さと狭いところも進めるバイクの特性を生かして軽やかにかわす

 

 

ミッション リボマン

 

 車の改造を行うフェニックスオートから,大至急3台の車を調達してくれという依頼があった。そのへんに停めてある車でいいじゃんと思うのだが,指定した車じゃないとダメらしい。車にはセキュリティが付いているため,レッカー車で盗んでこいとのことである。盗んだ車を改造して売るのだろうか。さすが1978年のニューヨークだ。

 ちなみに無事にクリアすると,同じようにレッカー車での盗難を行う「スティール・トゥ・オーダー」というサイドミッションが,マップ上に登場する。

 

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制限時間があるため,つい速度を出してしまいがちになるが,レッカー中の派手なハンドル操作は,盗難車が左右に暴れてあたふたするので注意しよう

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「大至急」ということで制限時間がある。盗む車のフロント部分に,ゆっくりとバックしてレッカー車の後部を付けるとレッカーできる。なかなか楽しい

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当然のことながらスンナリ盗めるわけもなく,車の持ち主なのかギャングなのか定かではないが,レッカーした瞬間に激しい銃撃に合うので覚悟されたし

 

 

ミッション パディーワゴン

 

 仲間の一人であるビショップからの依頼で,刑務所から出てきた護送車を襲って奪い取ることになった。映画じゃあるまいし,そんな無茶な。ゲームだけど。
 護送車は前後にパトカーを従えつつ刑務所から出てくる。どうにかして護送車を奪い取ればいいわけだが,かなり手強いので気合いを入れて挑まないと筆者みたいに半ベソになるぞ。

 ヤツらの後ろを追走しつつ様子を見ていると,一般車と接触したり,人を跳ね飛ばしたり,勝手に3台で事故ったりと,笑えるほど狂った運転を見せてくれる。ビショップは「車体に傷を付けるな」と言っていたが,こちらが手を出すまでもなく,勝手にボロボロになっていく護送車。それはそうと,事故って動きが止まった護送車のそばで停車していたら,いきなり護衛のパトカーがバックしてきて激突。どう考えてもこちらは被害者だと思うのだが,これが原因で追跡モードになり,2台のパトカーに体当たりやら銃撃やらされて殺されてしまった。なんて無法者なおまわりさんなんだろう。

 

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護送車だけになっても激しい銃撃を浴びせてくるし,護送車を止めて奪う段階で殺されることも多々あった。無事に奪い取るころにはボロボロだろう

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狂暴な運転のパトカーと護送車。ヤツらが走り抜けたあとには,盛大な残骸が残るのみ。危ないので距離をとりつつ追走してチャンスをうかがおう

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まず前後のパトカーを何とかしたい。勝手に事故って煙を出し始めたら,体当たり一発で破壊できる。チャンスが来たら思いっきり突っ込んでみよう

 

 

ミッション ターニング・ザ・スクリュー

 

 護送車を手に入れたのは,刑務所へ潜入するためだった。しかし刑務所内部の情報がなく,まずは情報収集が必要だ。そこで,スポーツカーを売りたい刑務所の警備員がいるらしいので試乗を装って車に乗り込み,刑務所の情報を聞き出してくるというミッション。口を割らせる方法とは……恐怖度を高める無茶な運転をして警備員をビビらせるんだそうだ。あいかわらず,スリンクの作戦は頭が悪そうである。

 

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この程度でビビってペラペラしゃべっちゃう人が,よく今までスポーツカーに乗ってたなーと思うが,今回もスリンクの素晴らしい作戦で目標達成だ

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これから死ぬ思いをするとは知らずに同乗する警備員。このミッションは非常に簡単なので,失敗するとドライバーとして先が思いやられる

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とにかくアクセル全開でぶっ飛ばすだけ。100マイル近い速度が効果的。恐怖度(左上バー)が増えると口を割る。繰り返してすべての情報を吐かせる

 

 

もう少し1978年で暴れることになりそうだ

 

 前回よりも手強いミッションも登場し始め,苦労している人もいると思うが頑張ってもらいたい。個人的には,お色気ムービーなどがちっとも出てこないのが不満だが,今後の展開に期待だ。次回はいよいよ,1978年のクライマックスまでのミッションをお届けする予定。お楽しみに。

 

1978年のニューヨーク写真館

 

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 メインミッションやサイドミッションとは別に,ニューヨークを走り回っているとミニマップ上で紫色のアイコンを見かけることがある。それがミニゲームのスタート地点だ。

 ミニゲームは全部で11種類あり,ストーリーの進行具合により挑戦できるモードが増えていく。序盤にはタクシードライバー,チェックポイントレース,サバイバルが登場する。クリアすると報酬がもらえるので,財布の中もほかほかしてくる。ミッションの合間の息抜きに,ニューヨークを走り回ってミニゲームポイントを探し,挑戦してみてほしい。

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●タクシードライバー
ニューヨークでお馴染みのイエローキャブを走らせて,乗客を乗せて目的地で降ろす。制限時間内にすべての乗客を目的地まで送迎する

 

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●チェックポイントレース
「俺のタイムを破ることはできるか?」と叫ぶ男のところがスタート地点。制限時間内に次々と現れるチェックポイントを通過していく

 

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●サバイバル
「ドーナツはいかが?」と叫んでいるドーナツ屋を破壊すると,ドーナツ好きの警察がパトカーとヘリで追って来るので制限時間内に逃げきる

 

 

■■UHAUHA(ライター)■■
連載のためにニューヨークを極めんとするUHAUHA氏は,ニューヨークを舞台とした映画をいろいろ鑑賞中だという。手始めに,ニューヨークの吹き溜まりを舞台としたミラ・ジョヴォヴィッチの「ポイント45」を観てみたが,これは残念な内容で「レズシーンもイマイチでした」とのこと。続いて「ウルトラヴァイオレット」を観たが,これは「おヘソが大変良かったです」と。その後はバイオハサードの1と2を鑑賞し,「どっちも裸になるから偉い。いやー3も楽しみだなぁ」と嬉しそうに感想を語っていた。ニューヨークを極めるという当初の目的は一瞬で忘れ,ミラ・ジョヴォヴィッチ欲にあっさり溺れてしまったようである。
  • 関連タイトル:

    DRIVER PARALLEL LINES 日本語マニュアル付英語版

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