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ゲームオンの新作「ミラクルサマナー キュイ」は,気軽に楽しめるオンラインシューティング
発表会では最初に,ゲームオンの代表取締役社長 大野俊郎氏が登壇し,ゲームオン,WINDY SOFT,Yolim Communication,各社の事業内容の説明が行われた。
ゲームオンは2001年に設立されており,「RED STONE」「ミュー 〜奇蹟の大地〜」など,MMORPGばかり5作の運営を行っている。WINDY SOFTは,韓国で「GetAmped」などカジュアルなオンラインゲームを専門に運用している会社だ。そして,Yolim Communicationは,8年前からゲームの開発を手がけており,独自のエンジンを開発した経験があるとのこと。
ミラクルサマナー キュイは,ゲームオンがいままで手がけてきたMMORPGとはまったく違った,3Dオンラインシューティングで,WINDY SOFTとYolim Communicationの協力を得て,日本でのサービスが行われる。
また同氏は,ゲームオンにとって,新しいジャンルへの挑戦であり,新たなプレイヤー層の確保を狙っていると説明した。
ゲームの詳しい説明は,ゲームオン 新規タイトルプロデューサー 加藤有紀子氏によって行われた。まず同氏は,タイトル名の意味について触れ,キュイ(CUI)はギリシャ後の「誰」という意味を持つ言葉であり,「最高の召喚士となるのは誰?」という意味合いを持っていると説明した。
舞台となっているのは,ドワーフが暮らす「ドワーフスター」と,召喚士達の「サマナースター」という二つの星。かつて封印した大魔王サタニアの復活を察知したドワーフ達は,サタニアに対抗できる召喚士を育てるために,召喚大会を開催したというのが背景となるストーリーだ。プレイヤー達は召喚士の卵として,お互いに切磋琢磨し,大召喚士を目指す。
バトルに勝利するとゲーム内のアイテムやゲーム内マネーを獲得でき,それらを使って,新しい召喚スクロールやアイテムなどを購入し,再び戦いに挑んでいく。また,戦いを繰り返すことで召喚獣は召喚士になついていき,より強力なコンボなどを繰り出せるようになるのだ。
ゲームモードは,「個人戦」と「チーム戦」の2種類が用意されている。個人戦は自分以外はすべて敵で,制限時間内に一番多く対戦相手の召喚獣を倒した人が勝ちとなる。一方チーム戦は最大4人対4人で戦うモード。呼び出せる召喚獣の数が限られているので,先に相手チームを召喚できない状態にすれば勝ちだ。
どちらのモードもコンピュータ(CPU)が操作する召喚士を参加させられ,一人でもCPUを相手に戦える。もちろんチーム戦で人数が揃わないときに,その分CPUを混ぜることもできる(自分のキャラクターの操作を,CPUに任せることもできる)。
召喚獣には移動速度,攻撃力,スキルなどが設定されており,種類によって能力が異なる。スキルには一定時間移動速度を上げられるものなどが用意されているという。また,召喚士にカバンを装備することで,召喚獣の防御力やヒットポイントを上げられる。ゲーム内マネーで,性能のよいカバンを購入すれば,戦闘で有利になれるわけだ。
さらに,来春に予定されている正式サービス開始時には,アイテム課金が始まる。課金アイテムとして予定されているのは,アバターアイテムだ。召喚士の外見を課金アイテムによってカスタマイズして,個性を発揮できるようにするという。
ゲームオンは,MMORPGの運営に関しての実績があり,MMORPGの会社という印象が強い。だが,設立当初から,MMORPG以外のオンラインゲームの運営にも興味があったという。今回は,WINDY SOFTとYolim Communicationとよい関係を築けたことにより,カジュアルゲームを本格的に運営する決心をしたとのこと。
シューティング以外の要素も充実させていくということなので,幅広い層に受け入れられる条件は揃いそうだ。まずは,どのようなゲームなのか実際に体験するためにも,公式サイトなどで情報収集をしつつ,クローズドβテスターに応募しよう。(noguchi)
- 関連タイトル:
ミラクルサマナー キュイ 〜黄昏のルビーと秘密の約束〜
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