会場でデモプレイできたのは,Valveのファーストパーティタイトルである「Portal」と,Deep Silverの「Metro: Last Light」,そして,インディーズタイトルとして大きな評価を得ているFrozenbyteの「Trine 2」,「Terraria」の精神的な続編として注目されているChucklefish Gamesの「Starbound」,そしてTHREAKSの「Beatbuddy: Tale of the Guardians」,以上5本。このうち,イベント会場で筆者が実際にプレイしたのはPortalとMetro: Last Light,Trine 2の3本だ。
Metro: Last Lightではグラフィックス設定が一部未実装だったり,Trine 2はメニューなども完全には移植されていなかったりしたが,グラフィックスそのものは破綻もなく,現行世代のPCゲームとして問題なくプレイできるレベルに達していた。
2014 International CESの会場で公開されたSteam Controller。左トラックパッドの脇に見える三角形のボタンは[X/Y],右トラックパッド脇は[A/B]となっている。本体手前側には長いボタンが1個置かれ,その左右から短いボタン2個が挟むようなデザインだ。中央部は最終製品だとタッチパネルになる予定だが,今回のサンプルでは格子状の4ボタンになっていた
Metro: Last Lightだと,最初はヘッドショットを狙いづらかったが,数分も使っていれば慣れてくる
指をなぞるとその方向へカーソルが動くというのは,トラックボールと同じ挙動だが,Steam Controllerの場合,この振動があることによって,トラックボールに慣れていない人でも,どれくらい指を動かすとカーソルがどれくらい動くのかを把握しやすくなっている。たとえば今回プレイしたMetro: Last Lightには自動照準(Auto Aim)がないのだが,試遊機でしばらくプレイしていると,指をどれくらい動かせばいいのか,比較的短時間で掴めるようになっていた。