「任天堂カンファレンス2010」の体験会会場にて,ニンテンドー3DSの機能をうまく活用した3タイトルを試すことができた。タイトルはいずれも任天堂で,
「STARFOX64 3D」「Pilotwings Resort(仮称)」「STEEL DIVER」の3作品。ではさっそく,これらタイトルのプレイレポートをお届けしよう。
STARFOX64 3D (記事一覧)
本作は,1997年にNINTENDO64にて発売された
「スターフォックス64」を,3D仕様にリメイクした作品。“スターフォックス”シリーズは,戦闘機でぐんぐんマップを進みながら,障害物となる複雑な地形をうまく回避したり,リングをくぐったり,空中のアイテムを取ったりするなど,画面の奥行きに関係したギミックが多いため,
3D画面でプレイする意義が非常に高い作品といえる。3D環境で展開される空中戦は,敵との距離感や障害物の場所などが非常に分かりやすく,個人的にはシリーズ作品で最もプレイしやすいと感じた。
E3 2010の出展バージョンは,下画面に操作方法が映っていただけだったが,今回遊べたバージョンは,ファルコやスリッピーなどが映し出され,さらにフルボイスで彼らがしゃべる。3D化以外の部分の演出面なども,キチンと強化されているようだ。
本作の発売日は未定だが,
「ゼルダの伝説 時のオカリナ」などと同様に,3D仕様のリメイク作品として期待できそうなタイトルだ。
Pilotwings Resort(仮称)(記事一覧)
本作は,スーパーファミコンやNINTENDO64などで発売された“パイロットウイングス”シリーズの最新作だ。本作は同じく“Resort”(リゾート)の名を持つ
「Wii Sports Resort」の
「ウーフーアイランド」を舞台に,飛行に関係したさまざまなスポーツが楽しめるスポーツアクションゲーム。「STARFOX64 3D」と同様に,3D画面で遊ぶことで面白くなることがある程度想像できるタイプの作品だ。
今回用意された試遊台では,
「プロペラ機」と
「ロケットベルト」を使用した2種目がプレイ可能だった。前者は,プロペラ機をスライドパッドで操作してリングをくぐらせるという非常に単純な内容。しかし,3Dで映し出された箱庭のようなウーフーアイランドを自由に飛び回れるのは本当に気持ちが良かった。
一方後者のロケットベルトは,背負ったジェットパックを使って飛行するというもの。スライドパッドでジェットを噴射方向を操作し,AボタンとBボタンでジェットを噴射することで自由に飛び回ることができる。
試せたゲームモードは,ステージ上にあるバルーンを時間内に5つ割ればゲームクリアという内容だったが,ジェットの噴射で向きを変えて移動するというのは
やはり独特の操作感覚だ。3Dの建物の間をぶつからないようにすり抜けていくスリルが最高だった。
今回の出展バージョンは,E3 2010出展時ものとほぼ同じだったため,新しい種目などはまだ不明。2011年春の発売までまだ少し時間があるので,ひとまずは続報待ちといったところだ。
STEEL DIVER (記事一覧)
本作は,任天堂の宮本 茂氏が
“タッチペンを使ってゆっくり遊ぶゲーム”として,初代ニンテンドーDSが発売された頃から開発してきた,潜水艦をテーマにしたアクションゲームだ。このたび正式にニンテンドー3DSのソフトとしての発売が決定したという。
出展バージョンでは,画面上の操作パネルを使って潜水艦を操作し,敵の攻撃を回避しながら目的の場所まで進んでいくという
「潜水艦モード」と,ニンテンドー3DSを潜望鏡に見立てて,海上を進む敵艦隊を魚雷で倒していく
「潜望鏡モード」を試すことができた。
前者はE3 2010でも試せたが,後者は今回が初公開だ。このモードで面白いのが,3DS本体をプレイヤーを中心にして見回すように左右に動かすと,モーションセンサーによって3Dスクリーンに映る海上の視界もそれにシンクロして左右に動く点だ。その感覚はまさに潜望鏡で,3DSの内蔵センサーが実にうまく使われている。海上を進む大小の戦艦を,魚雷が届くまでのタイムラグを計算して攻撃するというゲーム性は,30代中盤以上の世代なら既視感を抱く人が多いであろう,あの懐かしい潜水艦ゲームにも似たプレイ感覚だ
本作は2011年春に発売予定。製品版には,上記2種類のゲームのほか,ターン制のシミュレーションゲームも収録されるとのこと。追加のゲームモードにも期待しよう。