プレイレポート
[TGS 2011]月面で白刃取りをしたら,なぜか地球に辿り着いていた。「ASURA'S WRATH」プレイレポート
試遊台では,第5話「哀れな漢だ」と,第11話「貴公は貴公の道をゆけ」がプレイ可能。第5話については,E3 2011の時点でプレイレポートをお届けしているため,本稿では,今回初めてプレイできた第11話の内容を詳しくレポートしていきたい。
知っておきたい2つのゲージ
第11話について触れる前に,ASURA'S WRATHのゲームシステムについて解説しておこう。ブースにはPlayStation 3版とXbox 360版の両方が出展されていたが,ここではXbox 360版のボタン配置を基準に説明する。
基本操作は一般的な3Dアクションからかけ離れていないが,ポイントとなるのは「バーストゲージ」「アンリミテッドゲージ」という2つのゲージの存在だ。
ちなみに,敵に与えるダメージが大きければ大きいほど,バーストゲージは大きく溜まる。ステージクリアのためには,このゲージを最大まで溜めることを意識しながら戦えばOKだ。
また,攻撃を当てたりダメージを受けたりすることで溜まっていくアンリミテッドゲージのほうだが,こちらは満タンになった状態で[LT]を押すことで発動。一定時間アスラがパワーアップするようになっている。
なお本作は,全体のストーリーが1話ごとに区切られているのだが,各話のAパートとBパートの間にアイキャッチが挟まり,最後には次回予告が入るなど,アニメのような構成になっている。どのエピソードも,話の盛り上がりがピークに達したところで「つづく」のテロップとともにおあずけをくらってしまうので,製品版では止めどきを失ったまま一気にプレイしてしまうこと必至だ。
第11話の内容を追う
さて,第11話「貴公は貴公の道をゆけ」の内容は,主人公アスラとその師オーガスによる一騎打ちだ。二人は,戦いを誰にも邪魔されないよう,月面に降り立った(!)。BGMにドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」第2楽章が流れ,これから始まる死闘をドラマチックに演出する。
アスラもオーガスも己の拳を武器に戦うのだが,オーガスの拳から繰り出される攻撃は非常に強力で,地面を殴ると大きな火柱が立つ。この火柱をうまくかわして,攻撃後のオーガスのスキを突いて一気に反撃するのがコツである。
うまく攻撃を決めてバーストを発動させると,オーガスが刀を抜き,ここからは本気で戦うということを宣言した。すると場面が切り替わり,玉座に腰掛けたデウスと,その臣下であるヤシャが登場。どうやら2人は,遠くからアスラとオーガスの戦いを監視しているらしく,アスラの強さに驚いている様子だ。
するとそこでアイキャッチが入り,Bパートへと突入。
Bパートにおける後半戦では,長さが変幻自在な刀を持ったオーガスとの戦いとなる。オーガスの刀から放たれた衝撃波が次々とアスラのほうへ飛んでくるため,うまく回避しながら間合いを詰め,攻撃を叩き込む必要がある。たまにオーガスが大きく振りかぶり,アスラを一刀両断しようとするが,ここで慌ててはいけない。画面に表示される操作をうまく決めれば,アスラが白刃取りに成功し,刀を掴んだまま全力疾走して,オーガスの顔面に全力で拳を叩き込むのだ。
地上で仰向けに倒れたアスラの腹に,容赦なく突き立てられる刃先。アスラは残った右腕一本に力を込め,オーガスに反撃しようとするが――といったところで,「つづく」の文字とともにプレイ終了となった。
第5話もかなりインパクトの強い内容ではあったが,こちらの第11話も相当に破天荒な演出が連続している。途方もない長さの刀を白刃取りし,それを掴んだまま猛ダッシュするアクションだなんて,一体何をどうしたら発想できるのだろうか……。
なお,今回の第11話のクライマックスで,左腕をもがれたアスラの姿が登場するのだが,ここでアスラの左肩の付け根をよく見てみると,機械の金属パーツや配線らしきものが確認できた。アスラの腕は元々義肢だったのか,あるいは,そもそもアスラの身体全体が機械?
この謎については,現在のところ何も説明されていない。今回のTGS 2011でさまざまな新事実が明かされている本作だが,その中身にはまだまだ隠された仕掛けが多いようだ。
また,実際に試遊した人には特製携帯電話クリーナーがプレゼントされるが,こちらもワイゼンの指がデザインされたアイテムとなっている。
ASURA'S WRATH公式サイト
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