それは,なにもしなくても「お,やってる?」とログインさえすりゃあもらえてしまう,みんな大好きログインボーナスのこと。ログボはもはや,現代の不労所得の代名詞と言っても過言ではないだろう。
でも実際,ログボって“どんくらい石もらえてる”のか?
「ログインするだけでいいや」なんて思いつつ「せっかくログインしたんだし……」とデイリーミッションをせかせかこなしたり,あまつさえ更新されたストーリーまで進めちゃったりなんかして。
そうこうするうちに“ログインだけで獲得した石の総量”を数えたりする機会って,あんまりない気がしてきた。
![]() |
だからこそ――よっしゃ! 検証してやろ!
ひと夏かけて,複数アプリで毎日調べてやろう!
(俺だけが)地獄のログボダービーの開幕だ!
![]() |
「ログボダービー」ルール説明
まず,暫定的にログボダービーと銘打つ本企画だが,比較や結果で争う意図はない。本稿はあくまで検証メインであり,「参考アプリの2023年夏のだいたいのログボ参考値」を割り出すものである。
選出アプリはロングセラーの大定番から昨今の新定番,2023年上半期に注目されていた新作タイトルをラインナップした。
ただし,本数を増やしすぎると「毎日10アプリ起動してメモして撮影」だけでも労力がハンパなくなるので,総数は5本とした。
当のルールは,以下のとおりだ。
■ルール
期間:2023年8月1日〜8月31日
操作:8月1日にチュートリアル開始後,あとはログインのみ
算出:石(有償通貨相当アイテム)のみ
・対象のアプリに毎日ログイン&証明写真を撮影
・ログイン認証後は無操作。コンテンツ消化はしない
・チュートリアルやログインミッションの報酬は加算
・メッセージやプレゼントボックス宛の報酬も加算
・夏企画の特別配布なども無操作で入手可能なら加算
■選出アプリ(リリース順)
1枠目「パズル&ドラゴンズ」
2枠目「モンスターストライク」
3枠目「ウマ娘 プリティーダービー」
4枠目「勝利の女神:NIKKE」
5枠目「崩壊:スターレイル」
本稿では有償通貨相当のアイテムの呼称をすべて“石”で統一する。魔法石だ,オーブだ,ジュエルだと書き分けると混乱するだろうと思っての配慮である。あと,律儀に書いたら混乱したからだ。
また,カウントするのも“石のみ”だ。キャラクター入手用のチケットや,うれしい育成アイテムなどもゲームプレイでは大事だが,全タイトルに共通するものとして,今回は石のみで割り切った。
決してガチャにしか興味ないとか,ログボで稼いだ石でガチャを引いて「なんか出たけどこれ強いんすか(笑)?」などとのたまうつもりも断じてないため,各作品のファンはご安心を。そこは信じてほしい。信じてくれるなら忠誠の証として靴までならギリ舐めてもいい。
それと,アプリごとに石の基準量は異なり(ガチャ1回が10個,100個などの違い),ログボよりミッションがお得なケースもあるので,値だけ見て「○○のログボ低すぎ……?」とかもやめよう。ついでに,ログインを忘れた日もあるが大勢に影響はなかったものとする。
といった言い訳が済んだところで,検証開始だ。
![]() |
パズドラこと「パズル&ドラゴンズ」は,ガンホー・オンライン・エンターテイメントが運営する“新感覚パズルRPG”だ。
マッチ3パズルにRPG要素を組み合わせた,言わずと知れた定番タイトルであり,いまなお多くの人気IPとコラボしている。「ソシャゲっつったらやっぱコレ」みたいな印象を持つ人も多いだろう。
![]() |
本作はなんとチュートリアルをスキップできる。しかもスキップ後に「チュートリアル突破おめでとう!」と大量の石がメールボックスに突っ込まれる。どこまで甘いんだパズドラ。「マジなんもしたくない」というエンシェントドラゴンズボラ人間にも寛大すぎ。さらに大型アップデートの記念石まで配布されていて,いきなり石×150個のアドバンテージを稼いだ。幸先よすぎるスタートだが,結果は果たして。
というわけで,以下のボタン内がログインの記録となる。
というわけで,結果は…………。
![]() |
パズドラは【244個】(ガチャ48回分)っ!!!
検証期間中,記念系の石配布が重なったのはかなり大きく,6100万ダウンロードの記念石×61個や,石が毎日1個ずつ手に入る夏休みキャンペーンもあって,記録をかなり伸ばした。
つまり,こうした施策や周年などのタイミング次第でいくらでも結果が変わる話なので,あらためて注記しておく。
本稿は,計5アプリのログボ結果を競わせるのではなく,「今夏はたまたまどうだったのか」を調べただけの,いっそ市場動向のレポートに近いものである。プレイヤーもその気持ちで受け取ってほしい。
![]() |
モンストこと「モンスターストライク」は,MIXIのXFLAGスタジオが運営する“ひっぱりハンティングRPG”だ。
画面のモンスターを引っぱって打ち出す,スマホならではの操作感や友達同士のマルチプレイが人気を博し,今年10月でサービス10周年を迎える。パズドラと同様,大御所アプリの一つに挙げられるだろう。
![]() |
こちらはチュートリアルをサクっと終わらせ,報酬の石をひとつまみ。このほかログインボーナスで石をもう1個もらえて,石×2個でのスタートとなった。文字数を稼ぐために書いたら算数の例文みたいになってしまったが,夏休みに忘れた宿題の足しにでもしてほしい。
というわけで,以下のボタン内がログインの記録となる。
というわけで,結果は…………。
![]() |
モンストは【52個】(ガチャ10回分)っ!!!
本作は特別なキャンペーンが開催されてなくとも,ログインすれば毎日石をもらえる。そのため精神衛生がとてもよろしく,「いいなあ」という感想である。会うたびにおこづかいをくれる田舎のおじいちゃん,おばあちゃんを無条件で好きになるようなものだろう。
モンストは好々爺。今日はこれだけでも覚えて帰ってください。
![]() |
ウマ娘こと「ウマ娘 プリティーダービー」は,Cygamesが運営する育成シミュレーションゲームだ。
プレイヤーは史実の競争馬をモチーフにした美少女たち“ウマ娘”のトレーナーとなり,数多のレースで優勝を目指していく。ウマ娘たちが歌って踊るウイニングライブも大きなアピールポイントである。
![]() |
パズドラ,モンストと比べると,ここからはちょっと新しめのアプリとなる。ウマ娘はチュートリアル終了後,各種報酬やまだもらえる事前登録特典などを加算すると,石×3020個となった。
のっけから大量状態。いいんですか,こんなにもらえて。スタートダッシュは明らかに好調だが,末脚はどこまで弾むのか。
というわけで,以下のボタン内がログインの記録となる。
というわけで,結果は…………。
![]() |
ウマ娘は【12380個】(ガチャ82回分)っ!!!
この大盤振る舞いは,やはり周年施策の影響がデカい。前夜祭では記念石が毎日150個,本番では毎日300個も配られ,序盤,中盤,終盤スキなく積み上げられた。最後まで失速せず駆け抜けたところは,さすがダービーの申し子。評価で言うならUGの仕上がりである。
![]() |
NIKKEこと「勝利の女神:NIKKE」は,Level Infiniteが運営する“背中で魅せるガンガールRPG”だ
謎の敵性体に滅ぼされた世界で,銃器で戦う少女たち“ニケ”を操る本作。背中で魅せると言いつつ,それ以外の部位に言及されることも多いアプリである。あんだけデカくて揺れればそりゃ見るさ。
![]() |
チュートリアルは少し長めであったが,終わるころには「もっと長くてもよかったのに……」と思うくらい楽しかった。
そんな所感は置いといて。ログインボーナスやプレゼント類を回収すると,初日で石×4190個に。こちらも事前登録特典などでかなりの数を稼いだわけだが,これからどれほど増えていくのか(フラグ)。
というわけで,以下のボタン内がログインの記録となる。
というわけで,結果は…………。
![]() |
NIKKEは【6790個】(ガチャ22回分)っ!!!
……あれ? 思ったより増えてない……?
それもそのはず。本作におけるログボの配布物は,そのほとんどが石ではなく“ガチャチケット”だ。配布数は16枚で,石換算だと1枚300石=4800個分。実質,6790+4800=石×11590個分と言える。
しかし,今回は(いろんな要素を含めると企画が破綻するため)石のみに着目することから,実質値11590個は参考記録扱いとする。正式な記録はほかの作品と同じ集計方法で算出された,6790個のほうだ。
大事なログインは忘れても,レギュレーションには厳格なのである。
![]() |
スターレイルこと「崩壊:スターレイル」は,miHoYoが運営する“スペースファンタジーRPG”だ。
プレイヤーは“星穹列車”に乗り込み,銀河開拓の旅に出る。同社の人気作品「原神」と同じく3Dグラフィックスが華やかで,バトルもシンプルなコマンド選択型バトルとあってとっつきやすい。
![]() |
チュートリアルも物語を進めながら操作を学んでいくスタイルで,大作RPGを遊んでいる感覚がビンビンきた。けれども,ログインボーナスを受け取れるタイミングが絶妙に中途半端だったため,先がすごく気になるなかで放置するはめに……この企画が終わったら遊んでみよ。
なお,初日のお礼を受け取ると,石×89個からのスタートとなった。
というわけで,以下のボタン内がログインの記録となる。
というわけで,結果は…………。
![]() |
スターレイルは【761個】(ガチャ4回分)っ!!!
……あれ? こっちもそんなに数が……?
そう。スターレイルもNIKKEと同じく,ログボの配布物はチケットが中心だ。というか,本作はガチャを引くのにそもそも石を直接使用しない。石×160個でチケットと交換し,それを使う方式である。
「え? じゃあそもそも,こういうの選んじゃダメじゃない?」
そう思った方々も多いだろう。左様。ぐうの音も出ない正論である。そのうえでこちらも,チケットを含めた参考記録は出しておく。
配布数は31枚で,石換算だと1枚160石=4960個。実質,761+4960=石×5721個分となる。また,今回はアカウント登録が必要な「HoYoLABのログインボーナス」を受け取っていないので,そこもご留意いただきたい(もし受け取っていれば160個追加で,5881個分に)。
検証結果を発表!
というわけで,全5アプリの検証結果は以下のとおりだ。
総ログイン日数:(ログイン忘れを差し引いた)26日分
・パズドラ:244個(ガチャ48回分)
・モンスト:52個(ガチャ10回分)
・ウマ娘:12380個(ガチャ82回分)
・NIKKE:6790個(ガチャ22回分)
(チケットを石換算した参考記録:11590個分)
・スターレイル:761個(ガチャ4回分)
(チケットを石換算した参考記録:5721個分)
もっとも石が配布されたタイトルは……「ウマ娘」に!
要因はやはり,アニバーサリー施策が重なったことが大きく,次点と比べると5590バ身差をつけてのゴールとなった。
とはいえ,再度注釈だが,アプリごとにガチャ1回分の基準量からなにからすべて異なっている。一見少なそうに見えるモンストも“10月の10周年”にはそりゃあとんでもないことになるだろうし,スターレイルにせよチケット分を数えれば十分多い。おそらく,夏の施策の有無を差し引きすれば,いずれも大差ない数値に収束することだろう。
なのでこれらの値も「あの夏,もし僕らが出会っていたら,どれだけ石をもらえていたか」程度の参考にとどめてもらいたい。
![]() |
夏休みの自由研究……にしてはずいぶん不健康な題材であったが,1か月かけての検証はやり応えがあり,またいくつも発見があった。
とくにNIKKEや(HoYoLABなしの)スターレイルには恒常ログボがなく,チケット配布が中心であったことで,スマホゲーム市場の施策のあり方として地域ごとのスタンスの違いを感じられた。
もちろん「ブルーアーカイブ」など,海外開発でも日本と同様のログボが採用されるケースも普通にあるため,一律ではない。そのうえで国ごとのログボを調べるのも面白そうかもしれない(編注「言質」)。
さて,(俺だけが)熱かった今夏のログボダービーはこれにて閉幕。本稿はすでに終わったことの記録であり,今からでは再現のしようはないだろうが,ログボはいつだって我々をお出迎えしてくれる。
![]() |
























































































































































































