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写真から3Dモデルを自動生成する「RealityScan 2.0」発表。デスクトップ版とモバイル版を統合し,AI機能などを強化してリニューアル
RealityCaptureは,フォトリアルな3Dモデルを作成するWindows向けツールで,RealityScanはそのモバイル版という位置づけであった。写真を撮るだけで,さまざまな物体を高品質な3Dモデルに変換できる。
RealityScan 2.0では,AIによる自動マスキング機能が追加され,背景などの不要な部分を自動削除し,目的のオブジェクトだけを切り出せるようになる。
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ヒートマップを使って,スキャンが不完全な部分を視覚的に確認できる機能も追加され,品質チェックが簡単になるそうだ。
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また,画像アライメント(写真ごとの3D空間における位置関係の特定処理)が改善され,壁や床など特徴の少ない表面などでもモデルの一貫性が高まり,手作業での修正が減るという。
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航空LiDAR(Light Detection And Ranging)にも対応し,空撮画像や地上データなどと組み合わせることで,測量や地図作成において高品質なオルソ画像(真上から見た正確な地図)や3Dモデル生成を可能とする。
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RealityScanは,「ウィッチャー」シリーズ最新作「The Witcher IV」の開発でも利用され,フォトリアルな自然の再現などを支えている。
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CD PROJEKT REDは本日(2025年6月3日),「ウィッチャー」シリーズ最新作「The Witcher IV」について,Unreal Engineの活用技術などを紹介するプレゼンテーションを「State of Unreal 2025」で行った。
Epic Games公式サイト
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