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[E3 2013]若きバットマンの活躍を描くシリーズ最新作「Batman: Arkham Origins」。完成度の高いシステムはそのままに新たなストーリーが楽しめる
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印刷2013/06/15 14:38

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[E3 2013]若きバットマンの活躍を描くシリーズ最新作「Batman: Arkham Origins」。完成度の高いシステムはそのままに新たなストーリーが楽しめる

画像集#001のサムネイル/[E3 2013]若きバットマンの活躍を描くシリーズ最新作「Batman: Arkham Origins」。完成度の高いシステムはそのままに新たなストーリーが楽しめる
 Warner Bros. Interactive Entertainmentが,2013年10月25日に発売予定の「Batman: Arkham Origins」(邦題:バットマン:アーカム・ビギンズ,PlayStation 3 / Xbox 360 / Wii U)が,E3 2013会場にプレイアブル出展されていた。

 本作は「バットマン アーカム・アサイラム」「バットマン:アーカム・シティ」に続くシリーズ第3弾。タイトル名から想像できるとおり,シリーズの前章譚を描いた作品で,第1作であるバットマン アーカム・アサイラムから数年前のゴッサム・シティが舞台だ

 Batman: Arkham Originsの基本部分は,バットマン:アーカム・シティを踏襲しており,オープンワールドタイプのゲームになっている。プレイヤーはバットマンとなり,さまざまな事件を解決していきつつ,ブラックマスクに雇われた8人の暗殺者などと戦って,ゴッサム・シティの平和を守るのだ。

画像集#004のサムネイル/[E3 2013]若きバットマンの活躍を描くシリーズ最新作「Batman: Arkham Origins」。完成度の高いシステムはそのままに新たなストーリーが楽しめる
 格闘システムも従来作と同様,フリーフローコンバットが採用されている。これは,簡単操作でシームレスにコンボをつなげられるシステムで,攻撃ボタンを適当に押しているだけでも,なんとなく格好良く戦えてしまう。複数の敵を相手にする場合も,1人倒せば自動的に次のターゲット(近くの敵)を狙ってくれるので,3人くらいの相手であれば,わけなく倒せるのだ。

 また,相手の攻撃に合わせてタイミング良くカウンターボタンを押すと,その名のとおりカウンター攻撃が発動する。今作からは,バットマンの攻撃にカウンターを合わせてくる不届き者が登場するようになったが,そんなときも慌てず騒がずカウンターボタンを押せば,相手のカウンターにカウンターを合わせられ,返り討ちにできるのだ。
 
 常にこんな感じで戦闘が進むとなると,簡単すぎて飽きてしまう……と思ってしまう人もいるだろうが,心配はご無用。敵のなかには当然強力なボスもいるし,ザコよりはちょっと強いヤツもいる。今回のプレイでは,やたらと頑丈なボディスーツをつけている敵に遭遇した。こいつには通常の攻撃が一切効かないのだが,ケープスタンボタンを押して相手を気絶させ,その隙に容赦なく無数のパンチを叩き込むことで撃破に成功した。こういったちょっと個性的なキャラが,前作以上に用意されているそうだ。

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画像集#005のサムネイル/[E3 2013]若きバットマンの活躍を描くシリーズ最新作「Batman: Arkham Origins」。完成度の高いシステムはそのままに新たなストーリーが楽しめる 画像集#006のサムネイル/[E3 2013]若きバットマンの活躍を描くシリーズ最新作「Batman: Arkham Origins」。完成度の高いシステムはそのままに新たなストーリーが楽しめる

 バットマンは街の平和を守るという使命を自らに課しているが,戦闘ばかりでゲームが進行するわけではない。まあ,最終的には戦うことになるのだが,一見事故のように見える犯罪の捜査などもすることになる。今回のプレイでは,目の前でヘリコプターが墜落してしまい,その原因を調査することになった。
 といっても,目撃者を探して情報を集める……といったことはせず,ヘリコプターの残骸をもとに,事件が発生した瞬間のシミュレーション映像を映し出し,それを巻き戻したり早送りしたりしながら,決定的瞬間を見つけだすという具合だった。

 システムは前作とほぼ一緒ではあるが,それは,あえて変える必要がなかったからだろう。シリーズファンとしては,従来どおりのシステムで,新しいストーリーや,新しい敵との戦いが楽しめるというのが,一番嬉しいのではないだろうか。実際に遊んでいても,「変わっていない」ことにガッカリすることはなく,「これでまた一から楽しめる」という喜びだけを感じた。日本での発売時期は2013年冬ということだが,欧米でのリリースからそれほど遅れることなく,店頭に並ぶことに期待したい。

4Gamer E3 2013特設ページ

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