本作のバックストーリーは,ドイツから多くの文化を持ち込んだため地元では人気だったものの,政治家としての力量に乏しかったとされるヴァーツラフ4世が,その異母兄弟である神聖ローマ皇帝のジギスムントに幽閉されたという,1402年の史実を元にしている。このできごとにより,国外からの傭兵がボヘミア領域に侵入して,略奪などが繰り返される政情不安な時代に突入するのだ。
プレイヤーは,両親が殺されたうえに村を焼かれてしまった主人公の青年ヘンリーとして,その復讐のやりどころのないまま地域の領主に見出され,やがてはヴァーツラフ4世を取り戻す活動に身を投じていくことになる。
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本作は,中世の東欧をリアルに描いているのが大きな特徴で,建築や戦闘,音楽なども当時の様子を再現している。例えば,当時は修道院が改修中だったという文献の記述を参考に,ゲーム中では外壁に櫓を組んだ様子で登場するといった具合だ。
コスチュームも16種のスロットが存在し,胴部だけでも下着,パッド,アーマー,そしてタペストリーと重ね着をしなければならない。ヘルメットを着用すれば,防御力と引き換えに視界が大きく遮られてしまう。弓矢での攻撃時にもレティクルが表示されないために,勘と修練が必要になる。
ポーションも,薬草などを集めて煮込み,そこから煮汁を抽出するなど,リアルを追求したがゆえの“面倒くさい”部分もある。
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グラフィックスエンジンは最新版のCryENGINEが採用されているが,植生物は実際のボヘミア地方のアセットに入れ替えられているなど,グラフィックス面でも妥協は見られない。残念ながら日本語は用意されていないものの,魔法やドラゴンといった要素が存在しない中世が舞台のRPGという点に惹かれる人も多いのではないだろうか。
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