スマホゲームのセルラン分析（2024年10月3日〜10月9日）。今週も1位は「モンスト」。7月〜9月のグローバル収益ランキングも紹介

　データ分析を専門に行うSensor Towerによると，2022年におけるスマートフォン向けゲームの国内収益は約2兆1422億円に達している（関連記事）。そんな世界有数のスマホゲーム大国となった日本で，いま最も売れているタイトルをはじめとした，さまざまなデータを毎週お届けするのが，本連載「スマホゲームのセルラン分析」である。

スマホゲームの国内収益ランキング
（2024年10月3日〜10月9日）

順位	前週	タイトル	DL数の成長率 （前週比）	収益の成長率 （前週比）
1	1	モンスターストライク	124％	-27％
2	6	パズル＆ドラゴンズ	34％	34％
3	5	ラストウォー：サバイバル	34％	-9％
4	7	崩壊：スターレイル	0％	-3％
5	10	学園アイドルマスター	33％	12％
6	18	原神	7％	56％
7	9	Fate/Grand Order	86％	-22％
8	23	eFootball 2024	0％	62％
9	17	Pokémon GO	6％	13％
10	15	ロイヤルマッチ	33％	-8％
11	12	荒野行動	18％	-22％
12	8	プロジェクトセカイ	-1％	-42％
13	2	ドラゴンクエストウォーク	-13％	-64％
14	11	ONE PIECE バウンティラッシュ	-3％	-33％
15	19	ホワイトアウト・サバイバル	33％	6％
16	20	LINE：ディズニー ツムツム	58％	4％
17	3	ウマ娘 プリティーダービー	13％	-71％
18	37	ブロスタ	6％	21％
19	21	キノコ伝説：勇者と魔法のランプ	-10％	-28％
20	51	勝利の女神：NIKKE	-33％	53％
21	24	パズル＆サバイバル	16％	-29％
22	4	プロ野球スピリッツA	-12％	-79％
23	36	ガーデンスケイプ	5％	2％
24	14	ドラゴンボールZ ドッカンバトル	-15％	-63％
25	28	LINE ポコポコ	3％	-23％
26	32	ディズニー ツイステッドワンダーランド	26％	-26％
27	40	モンスターハンターNow	-7％	-7％
28	38	トゥーンブラスト	-9％	-14％
29	33	レーシングマスター	11％	-26％
30	34	アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ	0％	-26％
31	62	ドラゴンクエストタクト	8％	41％
32	46	メメントモリ	22％	-5％
33	42	Age of Origins	-7％	-11％
34	13	ブルーアーカイブ	-46％	-72％
35	50	フィッシュダム	0％	-2％
36	31	ロマンシング・サガ・リ・ユニバース	-4％	-37％
37	35	信長の野望 覇道	-17％	-32％
38	48	ホームスケイプ	12％	-8％
39	43	放置少女	2％	-16％
40	71	Pokémon Sleep	2％	50％
41	96	櫻坂46・日向坂46 応援[公式]音楽アプリ『UNI’S ON AIR』	-33％	109％
42	30	#コンパス〜戦闘摂理解析システム〜	-3％	-42％
43	70	Call of Duty: Mobile	3％	43％
44	47	異世界のんびりライフ	-13％	-15％
45	89	ヘブンバーンズレッド	25％	74％
46	26	鳴潮	2％	-55％
47	45	おねがい社長！	44％	-27％
48	27	FINAL FANTASY VII EVER CRISIS	-22％	-52％
49	16	ゼンレスゾーンゼロ	-8％	-78％
50	29	リバースブルー×リバースエンド	-75％	-53％

※データはSensor Towerから引用
※App StoreとGoogle Playが集計対象。PC/コンシューマ版のデータは含まれていない

1〜25位のグラフ。縦軸（収益）の実値は本連載では非公開

　国内収益ランキング1位は「モンスターストライク」（iOS / Android）だ。先週に引き続き「ガンダム」シリーズとのコラボイベントを開催しており，前週比では27％の減収となったものの，収益トップを維持した。


　今週は全体的に低調で，Top50のうち35タイトルが収益を減らしている。昨年の同時期（関連記事）も似たような傾向だったので，これは時期的な問題かもしれない。

　一方で，「櫻坂46・日向坂46 応援[公式]音楽アプリ『UNI’S ON AIR』」（iOS / Android）は，前週比で収益を109％伸ばし，96位から41位まで順位を上げている。5周年イベント「UNI'S ON AIR 5th ANNIVERSARY」が9月24日にスタートし，10月4日には田村保乃さんら8名がガチャ「S.teller Collection」に登場した。

スマホゲームのグローバル収益ランキング
（2024年7月1日〜9月30日）

　今回は，全世界のApp StoreとGoogle Playにおける7月〜9月の収益ランキングを紹介しよう。前期（4月〜6月，関連記事）と比較したデータも併記しているので，参考にしてほしい。

順位	前期	タイトル	DL数の成長率 （前期比）	収益の成長率 （前期比）
1	2	王者荣耀	70％	-1％
2	1	MONOPOLY GO!	-11％	-24％
3	7	アラド戦記モバイル	-80％	50％
4	3	ロイヤルマッチ	-13％	4％
5	4	Roblox	23％	8％
6	6	ラストウォー：サバイバル	24％	17％
7	11	ホワイトアウト・サバイバル	29％	30％
8	5	キャンディークラッシュ	3％	-8％
9	8	ブロスタ	-23％	-12％
10	9	コインマスター	3％	-6％
11	10	和平精英	27％	-8％
12	20	Pokémon GO	7％	55％
13	16	PUBG MOBILE	-3％	8％
14	14	ガーデンスケイプ	35％	-1％
15	19	タウンシップ	13％	18％
16	21	Call of Duty: Mobile	-8％	25％
17	12	崩壊：スターレイル	-25％	-44％
18	-	ゼンレスゾーンゼロ（7月4日〜）	-	-
19	70	ドラゴンボールZ ドッカンバトル	-22％	185％
20	22	Garena Free Fire	-7％	13％
21	13	原神	-5％	-39％
22	32	Fate/Grand Order	11％	39％
23	25	フィッシュダム	36％	9％
24	24	ホームスケイプ	3％	8％
25	29	モンスターストライク	1％	19％

※データはSensor Towerから引用。データのない箇所は「-」と記載
※App StoreとGoogle Playが集計対象。PC/コンシューマ版のデータは含まれていない

1〜25位のグラフ。縦軸（収益）の値は本連載では非公開

　前期の記事では「MONOPOLY GO!」の収益が減り始めたことを指摘したが，今期はその傾向がさらに強まり，前期比で24％の減収となった。これにより，前期と同等の収益を維持した「王者荣耀」が3期ぶりの首位に返り咲いている。

2023年に急成長した「MONOPOLY GO!」だが，2024年4月以降は減収傾向となっている

　「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」は前期比で185％の増収を達成し，19位まで順位を上げた。これは，日本のパブリッシャのタイトルとして，今期の最高順位である。

　多くの日本のタイトルとは違って，本作は日本国外での収益が日本国内での収益を上回っており，グローバル展開に成功していると言える。とくにアメリカでの収益は，日本での収益と同等以上だ。


　新作タイトルは，HoYoverseが7月4日にリリースしたアクションRPG「ゼンレスゾーンゼロ」が18位にランクイン。同社の「崩壊：スターレイル」はローンチ時の四半期に3位（関連記事）に入っていたので，それと比べるとゆるやかな出だしとなった。

Sensor Tower 日本語公式サイト

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