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まさか過ぎる展開や新作情報もめじろ押しだった「オトメイトパーティー2019」レポート。進化系ジェスチャーゲームで大盛り上がり！

2019/06/06 12:00 　2019年6月1日，2日，東京国際フォーラム ホールAにて，オトメイトの人気タイトルが集結する夢の祭典「オトメイトパーティー2019」が，2日間にかけ全3公演行われた。

　毎年恒例となった本イベントには，最新ゲーム情報をはじめ，キャスト陣によるオリジナルドラマの朗読やバラエティコーナーなど，多数の企画が用意されている。本稿では，そんな本イベントの最終公演となる2日目夜公演をレポートしていく。

「オトメイトパーティー2019」（2日夜公演）

■司会（敬称略）
鈴村健一
（「ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚 」／汀 紫鶴役）
鳥海浩輔
（「Cendrillon palikA」／泣虎＝ピオニー役）
森久保祥太郎
（「Code:Realize 〜祝福の未来〜」／インピー・バービケーン役，「ピオフィオーレの晩鐘」／ギルバート・レッドフォード役）

■出演キャスト（敬称略）
梶 裕貴
（「ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚 」／尾崎隼人役，「Code:Realize 〜祝福の未来〜」／フィーニス役）
岡本信彦
（「ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚 」／鴻上 滉役，「ピオフィオーレの晩鐘」／楊役）
木村良平
（「ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚 」／鵜飼昌吾役，「ピオフィオーレの晩鐘」／ニコラ・フランチェスカ役）
榎木淳弥
（「ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚 」／燕野太郎役）
前野智昭
（「「Code:Realize 〜祝福の未来〜」／アルセーヌ・ルパン役）
諏訪部順一
（「Code:Realize 〜祝福の未来〜」／エイブラハム・ヴァン・ヘルシング役）
柿原徹也
（「Code:Realize 〜祝福の未来〜」／ヴィクター・フランケンシュタイン役）
平川大輔
（「Code:Realize 〜祝福の未来〜」／サン・ジェルマン役）
日野 聡
（「Cendrillon palikA」／紫鳶＝クリノクロア役）
興津和幸
（「Cendrillon palikA」／綸燈＝ウェステリア役）
杉山紀彰
（「Cendrillon palikA」／歌紫歌＝ガレ役）

■出演アーティスト（敬称略）
Suara
mao×織田かおり

「ピオフィオーレの晩鐘」，「Cendrillon palikA」が
オトメイトパーティー初登場！

　「ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚 」，「Code:Realize 〜祝福の未来〜」，「ピオフィオーレの晩鐘」，「Cendrillon palikA」に出演するキャストに，主題歌を歌うアーティストを加えた総勢17名が登場した本公演。

　ステージには英国風の仕立て屋を模したセットが用意され，落ち着いた大人の雰囲気が漂う。また，オトメイト作品のプロモーション映像がスクリーンに次々と映し出されると，それぞれの名場面に反応した観客から黄色い歓声が上がっていた。開演前からファンの作品への愛を感じる。


　オープニングでは，４タイトルごとのミニドラマがスクリーンで展開されたあと，キャスト陣がステージに登場し，順に会場へ挨拶してくれた。トップバッターの柿原さんが緊張する姿を見せたり，過去最高人数となる5人での出演に盛り上がる「ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚」のキャスト陣の掛け合いが楽しかったりと，観客も笑顔で彼らを見つめていた。

　また，諏訪部さんが年齢をネタにした挨拶をすると，以降のメンバーもそれに続き，見事な連携プレイを発揮する。岡本さんが「17歳です」と宣言し，周囲から「おいおい」とツッコミが入る声優業界おなじみ（？）の掛け合いで会場を笑わせた。キャスト陣の仲のよさが感じられ，とても微笑ましい。

笑いあり，愛ありの楽しいオリジナルドラマ

　本公演では，各タイトルのオリジナルドラマの朗読が披露された。
　「Code:Realize 〜祝福の未来〜」では，サン・ジェルマン（平川さん）が占い師からもらった水晶玉でルパン一味たちの未来を見ることになる，といった内容が展開。

　ヒロインがエイブラハム・ヴァン・ヘルシング（諏訪部さん）のプロデュースでアイドルになっていたり，ルパン一味が男性グループとしてデビューしていたり、「ピオフィオーレの晩鐘」と夢のコラボをしていたり，水晶に映し出されたまさか過ぎる未来（の可能性）にメンバーは困惑，会場は大爆笑だ。

　今回登場したネタはエイプリルフールやキャタクターソングCDのジャケットイラストにちなんだもので，こんな形で楽しめるとはファンにとって嬉しい限りだろう。
　最後は幸せなウエディングを描いたイベントCGとともに，メンバーからヒロインへの甘い愛のメッセージが贈られた。


　「ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚」では，鵜飼昌吾（木村さん）も通っている燕野太郎（榎木さん）のおばあさんのお店の新作煎餅を5人で考えるというストーリーが展開される。

　汀 紫鶴（鈴村さん）の提案したチョコレートコーティングなど実現できそうなものから，尾崎隼人（梶さん）のおかずをトッピングするという変わり種まで，さまざまなアイデアが披露された。なかでもメンバーのセクシーなブロマイドの特典付き煎餅は，筆者的にも本当に発売してほしいと願ってやまない内容だった。

　話し合うなかで，ヒロインに向けたメッセージ付きの煎餅を作ることになった5人。燕野の健気な想いなど，男性陣の深い愛を知ることができた。
　最後の尾崎からのメッセージでは，途中からエンディング曲「焔の鳥」のイントロが流れ出し，ドラマが終わると同時にSuaraさんによるライブへ。ドラマと曲で，どっぷりと作品の世界につかることができた。


　「Cendrillon palikA」は，歌紫歌＝ガレ（杉山さん）の提案で，青年の主張をするという展開がくり広げられた。青年の主張でおなじみの某人気番組のように，「なーにー」などのコール＆レスポンスをしながら観客も参加できる楽しい内容だ。

　大好物のもの，兄＆シンデレラへの愛を告白する泣虎＝ピオニー（鳥海さん），乗り気じゃないと思いきや紅茶についてやシンデレラのために入れたいお茶を語りだす紫鳶＝クリノクロア（日野さん），いつも通りのトーンでやや不穏愛を語る綸燈＝ウェステリア（興津さん）と，それぞれの個性的な主張にファンも笑顔になる。


　「ピオフィオーレの晩鐘」では，1925年12月31日の物語が描かれた。大晦日なのに会合することになったギルバート・レッドフォード（森久保さん），楊（岡本さん），ニコラ・フランチェスカ（木村さん）はひょんなことから誰が１番ヒロインと親密か言い争いになり，あろうことかそれを彼女に聞かれてしまう。

　ギルバートは本気を示すため，あらためてヒロインへの想い語ると，負けじと楊とニコラも愛を囁く……。熱い彼らの気持ちが感じられる囁きに，彼らのルートをもう1度プレイしようと決意した筆者なのだった。


　朗読劇終了後は，maoさん×織田かおりさんがオープニング曲「Nocturnal」を熱唱。客席もペンライトを振って，一緒に盛り上がっていた。

バラエティコーナーでキャスト陣が
見事なウォーキングを見せる!?

　朗読劇の合間には，鈴村さんと鳥海さん司会によるバラエティコーナー「ポーズを決めて（ハート）　モデルウォーキング」が行われた。


　どういうものかというと，3人が曲に合わせてモデルのようにランウェイを歩き，所定の位置でお題に合わせたポーズを決め，回答者1人が答えるという進化形（？）ジェスチャーゲームだ。キャスト陣のかっこいいウォーキングや，キレのある（？）ポーズもこのゲームの見どころである。

　森久保さん，杉山さん，岡本さん，柿原さん，諏訪部さん，興津さんの鈴村さんチーム，木村さん，梶さん，榎木さん，前野さん，平川さん，日野さんの鳥海さんチームに分かれて2回勝負して，勝ちを逃した側がオトメイトパーティー名物“メロきゅん★ワード”を披露することに！

　このコーナーでは，石川界人さんが映像出演するというサプライズ演出も。会場に大きなどよめきが起こるなか，石川さんからお題「結婚式」が発表された。

　ポーズ担当になった鈴村さんチームの3人は，小道具もうまく使いつつ登場時から諏訪部さんが神父さん，興津さんが花嫁，岡本さんが花婿を完璧に演じる。さらに興津さんと岡本さんは，誓いのキス（のふり）をして会場は大盛り上がり。その再現度の高さに，回答者の杉山さんは登場したときから答えが分かったと絶賛していた。
　なお，どんなメロきゅん★ワードが披露されたかは，発売予定のDVD&Blu-rayで確認してほしい。



　最後に，キャスト陣は口々に楽しかったイベントの感想や作品への想い，作品を愛してくれるファンへと感謝を語る。
　2時間半以上にもわたるボリューム満点だった本公演は，「令和の時代も」「オトメイト」，「また来年も」「オトメイト」，「いつも一緒に」「オトメイト」というキャスト陣の声にファンが応えるコール＆レスポンスで幕を閉じた。

　「ピオフィオーレの晩鐘」の続編制作発表を含む7つの新作，注目タイトルの続報が発表された「オトメイトパーティー2019」。令和の時代も，オトメイトはたくさんのトキメキを乙女たちに届けてくれそうだ。
　なお本公演の模様は，後日映像ディスクとして発売予定とのことなので，参加できなかった人も楽しみにしてほしい。

「オトメイトパーティー2019」公式サイト

（C）2016 IDEA FACTORY

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（C）2016 IDEA FACTORY/DESIGN FACTORY

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