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日向 夏氏のミステリー&ラブコメ小説「薬屋のひとりごと」(ヒーロー文庫/既刊16巻)。本作は,全世界シリーズ累計発行部数が5700万部を突破しており,日本国内のみならずアジアや欧米などグローバル市場でも爆発的なヒットを記録した作品だ。その人気を受け,2023年10月にTVアニメ第1期(関連記事),2025年1月に第2期が放送されている。
というわけで「そうだ アニメ,見よう」第271回のタイトルは待望のTVアニメ第3期「薬屋のひとりごと」(毎週金曜23:00〜日本テレビ系30局ネットで放送)。制作はOLM,シリーズ構成を「鬼灯の冷徹」や「魔法使いの嫁」(関連記事)の長沼範裕氏が担当。監督は「迷家-マヨイガ-」や「ガーリッシュ ナンバー」などの筆坂明規氏が務めている。
「薬屋のひとりごと」第3期
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その才を見抜いた美形の宦官・壬氏(ジンシ,CV:大塚剛央)に目をつけられた猫猫は,帝の寵妃・玉葉妃(ギョクヨウヒ,CV:種﨑敦美)の毒見役に抜擢される。その縁で,後宮で起こるさまざまな事件の謎を解き明かし,やがて,宮廷に渦巻く権力争いや,壬氏の抱える秘密にも関わっていくことになる。
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やむを得ぬ事情により,一度は後宮を離れることになった猫猫だが,玉葉妃の懐妊を受けて,翡翠宮の毒見役に復帰する。新たな妃・楼蘭妃の入内や,壬氏の命が狙われる事件,容疑者・翠苓の失踪など,不穏な出来事が相次ぐ。
さらに,外国からの隊商や,難題を突きつける特使の来訪によって,宮中の緊張は高まっていく。猫猫は持ち前の観察眼と薬の知識を駆使し,事件の裏に隠された真相を探っていくが,その先には後宮だけでは収まらない大きな陰謀が待ち受けていた。
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とここまでが第2期までのあらすじで,第3期では物語の舞台が後宮から市井,さらには隣国へと広がり,猫猫と壬氏が新たな事件に挑む。朝餉に出されたイナゴをきっかけに猫猫が覚えた違和感や,国を襲う災害の予兆,そして人々を惑わす謎の仙女の噂。新たな謎が2人を待ち受ける。
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国内外で大ヒットの要因は?
「薬屋のひとりごと」の人気がえらいことになっている。もともと小説投稿サイト「小説家になろう」発の作品としてもかなり人気が高かったが,アニメ化を機に世界中の幅広い層に支持され,各種配信プラットフォームで大ヒットを記録。漫画はもちろん,ゲームや実写映画など,さまざまなメディアで展開されている。
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ちなみに,ゲームではG123のブラウザゲーム「薬屋のひとりごと 後宮異聞録」が6月にサービスを開始し,コーエーテクモゲームスからは「薬屋のひとりごと 〜偽りの皇弟〜」(PC / Switch2 / PS5 / Switch)が,2027年3月18日に発売される予定だ。“マオマオのアトリエ”とかいわれているアレである。
「薬屋のひとりごと 〜偽りの皇弟〜」,2027年3月18日発売。日向夏氏原案の完全新作ストーリーを描くミステリーアドベンチャー
コーエーテクモゲームスは本日,「薬屋のひとりごと 〜偽りの皇弟〜」を2027年3月18日に発売すると発表した。本作は,TVアニメ「薬屋のひとりごと」を題材にしたミステリーアドベンチャーで,原作者・日向夏氏が原案を手掛ける完全新作ストーリーが描かれる。
なぜこれほどまでに人気が爆発したのか? その理由はヒロインである猫猫のキャラクター性にあるようだ。花街で育てられた経緯から男性に対して夢を抱いておらず,整った容姿もそばかすの化粧で隠すという徹底ぶり。興味があるのは薬や毒物で,珍しい生薬のためなら割と何でもする。牛黄(ごおう)って知ってる?
そんな猫猫だが,壬氏らから難事を持ち込まれると持ち前の薬の知識や,名医である養父に叩き込まれた観察眼でズバズバ解決していく。“中華風シャーロック・ホームズ”とも言える彼女の活躍が爽快なのだ。
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また,謎の宦官・壬氏とのロマンスも見逃せない。国を傾けると噂される美貌の壬氏に対して,まったく興味を示さない猫猫。彼女を振り向かせたくてアレコレ画策する壬氏がいじらしいやら可哀そうやらで,ヤキモキしてしまう。
第2期の最後で,ついに壬氏の本当の身分が明らかになり,物語が大きく動いたかに見えたが,2人の仲はさっぱり進まない。お付きの高順(ガオシュン,CV:小西克幸)もさぞ頭が痛いことだろう。
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集約されているエピソード群
もちろんキャラクター人気だけでなく,物語も大きな魅力の一つである。本作では,毎回さまざまな謎の真相に猫猫が迫るという,1話完結形式がとられている。謎の死を遂げた御子の病気,飾り職人の遺産,蜂蜜の秘密など,その内容はさまざまだが,実はすべてのエピソードが一つの事件に集約されていくのだ。
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それらはいずれも国を揺るがす大事件へと直結しており,謎の一つ一つがパズルのピースのように組み合わさり,大きな絵柄を描き出していく。
ネタバレになるので多くは語れないが,皇帝の実子にまつわる出来事や,大物貴族の反乱など,あっと驚く顛末が待ち受けているのだ。シナリオが進行し,それがあらわになった時のカタルシスがファンを引き付けるもう一つの要因ではないだろうか。
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第3期のキーワードは「蝗害」と「謎の仙女」
さて,肝心の第3期だが,再び後宮を離れた猫猫は,子一族事件の生き残りである趙迂(チョウウ,CV:藤原夏海)を引き取り,花街での生活を謳歌している。そこで再び難事件が持ち込まれるわけだが,今回のキーワードは「蝗害」と「謎の仙女」だ。
白娘々(パイニャンニャン,CV:上田麗奈)と呼ばれる仙女は,透き通るような白い肌と髪,赤い瞳を持ち,仙術を使うという。彼女の配ったある食べ物が,貧民街で騒ぎを巻き起こしており,猫猫はその真相を確かめるべく,第52話「錬丹術」で初の邂逅を果たすようだ。2人の少女の対決にワクワクが止まらない。
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今やトップクラスの人気作となった「薬屋のひとりごと」。第3期も注目度は高く,早速国内外で“今期最高の一本”との呼び声も高い。個人的には,第2期のクライマックスの名場面“子翠(シスイ)の振り向きシーン”を作り上げた筆坂明規監督の手腕に,今回も期待したいところだ。
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主題歌は米津玄師さんの「春が灯り」。監督は第1期の長沼範裕氏が再びメガホンを取り,かなり気合の入った制作体制だ。
第3期と合わせて,年末年始は“猫猫づくし”が楽しめることになりそうだ。
そうだ アニメ,見よう:第194回は後宮が舞台の謎解きミステリ「薬屋のひとりごと」。毒好き少女・猫猫の名推理が冴えわたる
「そうだ アニメ,見よう」第194回は,日向 夏氏のミステリ&ラブコメ小説をアニメ化した「薬屋のひとりごと」。TOHO animation STUDIOとOLMがアニメーション制作を担当し,監督とシリーズ構成は,「魔法使いの嫁」や「劇場版 弱虫ペダル」の長沼範裕氏が務めている。
| 放映データ |
|---|
| 毎週金曜23:00〜日本テレビ系30局ネット |
| キャスト | |
|---|---|
| 猫猫:悠木 碧 | |
| 壬氏:大塚剛央 | |
| 高順:小西克幸 | |
| 馬閃:橘 龍丸 | |
| 羅半:豊永利行 | |
| 陸孫:内山昂輝 | |
| 羅漢:桐本拓哉 | |
| 白鈴:小清水亜美 | |
| 梅梅:潘めぐみ | |
| 女華:七海ひろき | |
| 趙迂:藤原夏海 | |
| 白娘々:上田麗奈 | |
| ナレーション:島本須美 | |
| スタッフ |
|---|
| 原作:日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊) |
| キャラクター原案:しのとうこ |
| 監督:筆坂明規 |
| 副監督:中川 航 |
| シリーズ構成:長沼範裕 |
| 脚本:柿原優子、千葉美鈴、小川ひとみ |
| キャラクターデザイン:中谷友紀子 |
| 美術監督:髙尾克己 |
| 色彩設計:相田美里、岡崎菜々子 |
| CGIディレクター:永井 有 |
| 撮影監督:鈴木麻予 |
| 編集:今井大介 |
| 音響監督:はたしょう二 |
| 音楽:神前 暁、Kevin Penkin、桶狭間ありさ |
| アニメーション制作:OLM |
| オープニングテーマ「雲を抜け風下へ私だけ」ヨルシカ |
| エンディングテーマ「AIYOU」Eve |
| 製作:「薬屋のひとりごと」製作委員会 |
| (C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会 |










































