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「ARGONAVIS from BanG Dream!」のGYROAXIAメンバー,小笠原 仁さん&真野拓実さんへの独占インタビューをお届け
2018年のプロジェクトスタート以来,アニメやライブなど様々なメディアミックスを展開するブシロードのボーイズバンドプロジェクト「ARGONAVIS from BanG Dream!(アルゴナビス フロム バンドリ!)」。先日,プロジェクトに登場するバンド・GYROAXIAの新ビジュアルを4Gamerにて独占初公開したが,今回はGYROAXIAのメンバー,ボーカル・旭 那由多役の小笠原 仁さんと,ギター・美園礼音役の真野拓実さんへのインタビューをお届けする。4Gamerでメンバーインタビューを実施するのは,これが初。2人の絶妙な(?)コンビネーションをとくとお楽しみあれ!
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※写真撮影時は安全の確保に配慮し,短時間のうちに行い,お2人も終始無言で撮影に協力してくださいました
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ブシロードがおくる「ARGONAVIS from BanG Dream!」は,さまざまなメディアで展開している「BanG Dream!」発のボーイズバンドプロジェクトだ。本稿ではプロジェクトの歩みと魅力紹介にあわせて,アプリゲームに登場するGYROAXIAの新規ビジュアルを独占公開する。
「アルゴナビス from BanG Dream!」公式サイト
ジャイロの楽曲おすすめポイント&
真野さんの提案に妄想が膨らむ!
4Gamer:
本日はよろしくお願いします。GYROAXIAでは何かと衝突する那由多と礼音ですが,今日のインタビューでは和気あいあいとお話できればと。
旭 那由多役・小笠原 仁さん(以下,小笠原さん):
和気あいあいと……じゃあ,今日はもう(真野さんに)お帰りいただいて。
美園礼音役・真野拓実さん(以下,真野さん):
仲の悪さを出していかないと(笑)。
小笠原さん:
役作りしていこう!
旭 那由多(CV:小笠原さん):
インタビュー,気合い入れていくぞ……美園。
真野さん:
那由多は絶対言わなそう(笑)。
小笠原さん:
彼はインタビュー受けないだろうね。前にも似たようなくだりがあったし。
4Gamer:
そうですね(笑)。それでは担当するキャラクターについて教えてください。
小笠原さん:
僕の演じる那由多はGYROAXIAのボーカル担当で,冷徹なように見えて,常に心の奥底で何かが煮えたぎっているような熱い男です。
アニメでは,彼の胸の奥にある音楽へのこだわりや,彼にとって初めてのライバル(Argonavisのボーカル)七星 蓮に対する対抗心が描かれていきました。彼をどうにかして自分と同じステージに引っ張り上げて戦いたい……という情熱を那由多は持っているんです。
最初のアニメ登場シーンでは,五稜結人(Argonavisのギター)に向かってキツイことを言うので,嫌なヤツだと感じた人もいるかもしれません。アニメを最後まで見てくれた方は,話が進むにつれて那由多へのイメージは変わっていったと思います。
真野さん:
僕の演じる美園礼音くんは,GYROAXIAのギター担当です。表でクールに見せてる部分はあるんですけど,裏ではそれ相応の努力をしていて,たぶん誰よりも負けず嫌い。那由多には憧れもありつつ,圧倒的な才能の前にも屈せずに立ち向かっていくので,芯の強いキャラクターだと感じています。
アニメが初見の方にとっては,若干すかした感じというか,クールなキャラクターに見えたんじゃないでしょうか。ですがボイスドラマやその後に明かされた情報から,年相応の明るい部分や,かまってあげたくなるような愛嬌が垣間見えるので,そういった一面が伝わっていたらうれしいです。
4Gamer:
GYROAXIAのオリジナル曲で好きなフレーズや,「ここを聴いてほしい!」というポイントを教えてください。
小笠原さん:
このインタビュー,あと5時間かかりますけどいいですか!? 悩みすぎてすぐに答えられません(笑)。
4Gamer:
うしろもあると思うのでできれば短めに……(笑)
小笠原さん:
頑張ります(笑)。どの曲も等しく好きなんですけど,今日は「LIAR」のブリッジ部分に決めました。ラスサビに行く手前,ロングトーンの前にひたすらスクリームやラップが入っていくあの圧倒的“アゲ”感というか,ぐあーっ! と暴力的なくらいテンションが上がっていく疾走感と熱量は,「LIAR」のなかで1番のおすすめポイントです。いつかまたライブで披露する機会があったら,みなさんどれぐらい盛り上がってくれるのか……今から楽しみです。
4Gamer:
あれは大歓声が上がりそうですよね。真野さんはいかがですか?
真野さん:
僕もどの曲も好きなんですけど,今日は「REVOLUTION」をおすすめします! イントロのリズムギターのパートは,僕自身弾いていて気持ちがいいです。バッキングギターをブリッジミュートでズンズンズン……って弾きながら,徐々にみんなの音が加わって一気に圧が高くなるところの勢いがすごく好きなんですよ。
でも,最初はちゃんと弾けていると思っていたんですが,やればやるほど「この音じゃないんだな」っていうことに気づくようになりました。単純に鳴らすだけでも,叩く速さだけで聴こえ方が違いますし,楽器って奥が深いんだなあと。
4Gamer:
なるほど。こういうお話をうかがえるとライブでも観客のみなさんがより楽曲を楽しめるんじゃないかと思います。
小笠原さん:
いやー,そうだと思いますね。絶対に。
真野さん:
それに,CDと実際に弾いているのとでは音がまた違いますしね。
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4Gamer:
生で聴く迫力もありますよね。では難しい質問ですが,アルゴナビスプロジェクトの他のバンドの楽曲の中で歌ってみたい,あるいは演奏してみたいという曲はありますか?
小笠原さん:
εpsilonΦの「光の悪魔」を歌ってみたいかも。おもちゃ箱をぶちまけたような,あの圧倒的な狂気を感じる音楽にしびれたのもありますし,ああいう難しそうな曲を聴くと,自分も歌えるのかなって思いますね。あれは歌ってみたいな。
4Gamer:
バンドごとにパートや曲をシャッフルしてもおもしろいかもしれませんね。
小笠原さん:
ボーカル入れ替えとかおもしろそうですよね。例えばArgonavisとGYROAXIAの入れ替えで,七星 蓮の「MANIFESTO」を聴いてみたい。
真野さん:
たしかに聴いてみたいかも。那由多とは曲の解釈が違うだろうしね。
小笠原さん:
歌詞の一人称とかは変わるかもしれないけど,それこそ“旭 那由多の「ゴールライン」”も聴いてみたいし……聴いてみたいって俺はどの立場なんだ(笑)。チャレンジしてみたい,ですね。歌い手が変わるだけで曲って本当にがらっと表情を変えるから。
4Gamer:
これは聴いてみたいですね……! 真野さんはどの曲が気になりますか?
真野さん:
若干の遊び心で選びますけど,個人的には“風神RIZING!”の「バンザイRIZING!!!」を那由多の解釈で歌ってみてほしい。
小笠原さん:
那由多の解釈で!?(笑)
真野さん:
もちろん演奏もしてみたいですね。サックスパートとかもありますけど,もしもジャイロがアレンジカバーするなら主導するのは那由多だと思うので,どういう音色に変わるのかっていうのは気になります。那由多なら「歌えない」とは言わないと思うんですよ(笑)。
小笠原さん:
「歌わない」はあっても「歌えない」とは言わないよね。でも,これは僕の勝手な旭 那由多の解釈だけど,あの世界の中ではたぶん,彼はArgonavisで七星 蓮が歌っている曲以外は歌わない。現状ではだけどね。この先アプリとかいろいろなストーリーが進んでいって,ほかのバンドに対してどういう感情を持っていくのかで変わるかもしれないけど……。
ただ,我々としては那由多がほかのバンドの曲を歌うのも聴いてみたいですね。「バンザイRIZING!!!」なんて,最後に「風神RIZING! 参上!」って言ってるからね。「GYROAXIA参上!」って言うのか!? とか(笑)。妄想しだすと止まらないです!
真野さん:
好奇心ですけど,本当にあんな明るい曲になるのか聴いてみたいよね(笑)。
開催中の「アルゴナビス展」。
小笠原さんの(超早口)おすすめトーク!
4Gamer:
現在,ギャラリー アーモにて「アルゴナビス展」(バンドリ!&スタァライト展 in Gallery AaMo内)が8月9日まで開催中です。お2人もご覧になられたそうですが,ぜひ見どころやおすすめグッズなどを教えてください。
小笠原さん:
1番のおすすめはこれしかないでしょう。リーズナブルな金平糖ですよ!
4Gamer:
金平糖,推していきますね……!?
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※以下より小笠原さん発言は,ほぼ一息の超早口となるため,句読点の読みにくい箇所がございます。ご了承ください
小笠原さん:
小笠原 仁は小さい頃からオタクとして育ってきました。いろんなアニメのイベントに行ったりお店に行ったりしてありとあらゆるグッズを買ってきた,そんな僕の中に設定されていたんですよ「ああいうお菓子系は小さくても1000円くらいするんだよ」と。……750円。このアルゴナビス金平糖は750円ですよ“驚くべき価格設定”! こんなリーズナブルな価格を打ち出してくるアルゴナビスプロジェクトにはもう信頼しかない! これからも安心してついていっていただきたいと思いますが値段だけじゃないですからね。それ以外にもアルゴナビス展にはいろんな展示物が,だってさ,衣装のね? だいたいあの……
真野さん:
この喋りは動画映えだよ! 文章映えはしないよ!?(笑)
小笠原さん:
これ文章にしたらめちゃくちゃ真面目な感じになるよね,たぶん。「超早口で」って書いておいてください(笑)。まあもう1つ言わせていただくのであればライブの衣装はすごく近くに寄って細部まで見られるし,本当にここまで追いかけてきてくださったファンの方には嬉しい展示がたくさんあると思いますので,見て,帰りに金平糖を買って帰っていただけたらと思います!
※小笠原さんの超早口終了
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4Gamer:
ありがとうございます! では,真野さんのおすすめは?
真野さん:
展示物のイチオシは,やっぱり凛生のサンドイッチですね。数ある名シーンの中からそこをチョイスする!? っていう(笑)。しかも,食品サンプルとはいえ本当に美味しそうで。そういう遊びにも全力なところに,運営さんへの信頼がより深まりました。「くだらねえ〜!」って笑えるのいいですよね。サンドイッチは音声ガイドで,仲良くなったメンバーが思い出を語ってくれるのでそこもおすすめです。
小笠原さん:
サンドイッチと衣装をはじめ,いろんな展示を見て金平糖を買って帰っていただくと。さっきも動画の撮影で,グッズの値段を隠して,僕らがどれだけ近い金額の買い物をできるかっていう「5000円チャレンジ」をしたんですよ。そこで僕は金平糖が1000円だと思ってたら,750円だったんですよ……ってもう1回この話するー!?
4Gamer:
いや,大丈夫です(笑)。
真野さん:
これも動画で撮っててほしかった(笑)。
小笠原さん:
しかしアルゴナビスの運営さんってさ,いい意味でちょっと壊れてるよね。
真野さん:
ジグソーパズルを完成させるまで帰れない配信とかね。(※2020年6月17日配信,「【ギャラリーアーモ特別番組】パズルが完成するまで帰れません!!!」)
小笠原さん:
あれは僕も放送の数日前に自分が出演することを知ったんですけど,びっくりしましたよ。なんだそれ!?って(笑)。あと,七星 蓮が「うん」って言うだけの動画とかね。
真野さん:
ちゃんとあとからYouTubeで見られるように載せてくれるっていうね。
小笠原さん:
古き良きオタク魂を感じた(笑)。ありましたよね,かつての動画サイトにあったMAD動画とか……ノスタルジーを感じましたよ! 僕は昔オンボロのノートブックでスクロールしながらランキングを見て,「この動画ずっとランキング入ってんな?」って,それで……
※このあとも古き良きオタク魂について,小笠原さんの熱いトークがつづきました
早くライブがしたい。
次の機会にはさらにパワーアップしたGYROAXIAを!
4Gamer:
7月25日,プロジェクト初の無観客ライブ「ARGONAVIS Special Live -Starry Line-」に,Argonavisとともに旭 那由多の出演が発表されました。小笠原さんから意気込みをお聞かせいただけますか?
小笠原さん:
いま,僕らはもちろん,ファンのみなさんの中でも,これまで見てきたものや想いがどんどん積み重なってきていると思います。7月25日のライブでは,アニメが最終回を迎えてから初めて僕らの姿を見せられるということで,この作品にとっても大事なライブです。
みなさんが「旭 那由多が出るならやるんじゃないかな?」って思われる曲もあると思うんですけど,いろんな意味できっとみなさんの想像を超えていくと思います。僕も期待に応えられるよう,みなさんが思うよりも「すさまじいものを見た!」と思っていただけるように,技術的なことや精神的なところも,本番に向けてじっくり作り上げていきたいと思います。
4Gamer:
楽しみにしています。では,せっかくなので真野さんからエールを……。
真野さん:
仁くんは,だいたい本番前はすごく緊張してるんですよ。でも,なんだかんだで本番になれば圧倒的なパフォーマンスを見せてくれると思うので,声援と言うよりは「信じてる」かな。
小笠原さん:
……。
※なんとも言えない笑顔で真野さんをじっと見つめる小笠原さん
真野さん:
気持ち悪いなあ!(笑)
小笠原さん:
真面目なこと言い合うの嫌だねー?(笑) でも,今度どこかで褒めてあげるよ!
真野さん:
そういうのいいよ!(笑)
4Gamer:
最近はなかなか全員で集まってのスタジオ入りは難しいと思いますが,各々の練習はいかがですか?
小笠原さん:
僕の場合はボイストレーニングなどを繰り返していますね。それで,バンドの全体練習ができたときには,新しく持ってきた発声の仕方がサウンドにマッチするかとか,音のノリが変わるのかなどを確認していく感じになると思います。
楽曲の追加は,そういうお互いの練習状況とかの進捗を確認しつつなんですけど,じつは曲数が鬼のように増えていて(笑)。「思ったより進んでますね? じゃあ何曲かプラスしましょうか!」と,プロデューサーのKさんが言ってくるんですよ。発破をかけられつつ,僕らも情熱を絶やさず各々で練習をしています。
4Gamer:
比較的,基礎的な練習が主になるんでしょうか。
小笠原さん:
そうですね。僕はもともと音楽経験がほとんどない状態でこの作品に参加したので,発声や音楽の基礎をいろいろ勉強して,基礎力の底上げを日々やっていますね。
真野さん:
集まって練習ができなくても,実際にいままでとやることは大きく変わってなくて,日々の自主練は欠かせません。僕も初心者の状態でギターを始めたので,1日でも休んでしまうと,弾けていたフレーズが翌日にはできなくなったりするんです。
家での時間が増えたことによって,むしろより細かいところを突き詰められるようになりました。もっともっと上を目指そうって気持ちになりますし,さっきも「REVOLUTION」の話で言いましたけど,ギターの知識が増えていくにつれ,いままで弾けていたと思っていたところが,実はそんなに綺麗じゃなかったと気づけたりして。
小笠原さん:
分かる,分かるよ……。自分ではやれているつもりでも,実際に聞きなおすとできてないんだよね。
真野さん:
そうなんですよ。家で練習する時間は大事だと,あらためて再認識しました。次またみんなで音を合わせられるときには,より良いものが作り出せるように練習できたらなと思います。
4Gamer:
ありがとうございます。それでは最後に,GYROAXIAのフルメンバーでのライブを待ち望んでいるファンのみなさんにメッセージをお願いします。
小笠原さん:
このご時世,僕たちだけじゃなくファンのみなさんも,悲しい思いや悔しい思いをされることもあると思います。でも,僕らもこの世界の情勢も,きっとどんどんいい方向に進んでいくと信じています。僕らは個人個人で技術を高めたり,お互いにしのぎを削り合ったりして,「2nd LIVEのときに観たGYROAXIAはイントロダクションだったんだ」って分からせるくらい腕を磨きます。安心して,僕らに会える日を楽しみにしていてください。僕らもみなさんと会える日を楽しみにしています。
真野さん:
いまは我慢を強いられている状況ではあるんですけど,期間があいてしまった分,言い換えれば僕らが練習する期間も長くなっているということです。昨年12月の2nd LIVEに見せたものよりもずっとすごいパワーを溜めている時期なので,次に会えるときには,想像もできないくらいパワーアップしたGYROAXIAを見せられたらなと思っています。
4Gamer:
ご本人たちもライブをやりたいですよね。
小笠原さん:
めちゃくちゃやりたいですね,明日にでも。
真野さん:
ね!
4Gamer:
もし「明日ライブやってください」って言われたらできますか?
小笠原さん:
できるんじゃないかなあ?
真野さん:
いま出来ていない部分を除いたら,できる(笑)。
小笠原さん:
曲数もまあ……6曲くらい?
真野さん:
10曲くらいできるんじゃないの?
小笠原さん:
10曲できる〜!? 俺はできるよ!
真野さん:
僕もできるよ!
小笠原さん:
よし,じゃあ明日やろう! なんて(笑)。
4Gamer:
本日はありがとうございました!
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――2020年7月3日収録
「アルゴナビス from BanG Dream!」公式サイト
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4Gamer 女子部(仮)












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