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[TGS 2018]「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」プレイレポート。手に汗握る“剣戟”と爽快な“忍殺”による,新たな高難度アクション
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印刷2018/09/20 22:06

プレイレポート

[TGS 2018]「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」プレイレポート。手に汗握る“剣戟”と爽快な“忍殺”による,新たな高難度アクション

 フロム・ソフトウェアが2019年3月22日の発売を予定している新作アクション「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」が,東京ゲームショウ2018のプレイステーションブースにプレイアブル出展されている。宮崎英高氏が手掛ける新作ということで,存分に死にまくれる日を楽しみにしている人も多いであろう本作のプレイレポートをお届けしよう。 
 なお,今回の出展バージョンは,8月にドイツで行われた「gamescom 2018」と同じ内容なので,そちらの記事も合わせて確認してほしい。

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「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」公式サイト


 プレイヤーは「隻腕の狼」と呼ばれる忍として,遠くに見える城を目指す。城には,仕える皇子が捕らえられているのだ。
 マップを進んでいくうえで重要なのが,「鉤縄」を使った高速移動だ。鉤縄のアクションは[L2]ボタンを用いた専用アクションとして用意されており,これをマップのあちこちにあるオブジェクトに引っかけて,離れた場所や高低差のある場所へ一瞬で移動する。鉤縄は,屋根の飾りや木の枝などさまざまな場所に引っかかるが,引っかけられるオブジェクトが近くにあれば,その方向が画面に表示されるうえ,射程内なら色も変わるので,どこに引っかけていいか分からず迷うことはない。あたりを見回し,オブジェクトの位置を確認して,さまざまな進行ルートを探りながらマップを探索できる。

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 本作では,ルート選択が非常に重要になる。発見されていない状態から攻撃すると,相手がザコ敵なら「忍殺」が発生し,専用モーションによる攻撃で即死させられるからだ。背後からこっそり近寄ってバッサリ斬り捨てるだけでなく,上から強襲したり,あるいは崖で足元から襲ったりなど,即死を狙えるシチュエーションはさまざま。高低差を生かせば次々に即死させられるので,非常に気持ちがいい。
 ただし,先に敵に見つかってしまうと,ザコ敵であってもあっさり倒れてはくれない。このあたりのステルスの重要性は,「天誅」シリーズにも通じるところがある印象だ。

プレイステーションブースには,一緒に写真を撮れる「破戒僧」の巨大像が展示されている。試遊ではコイツの撃破を目指すわけだが……いや,無理でしょ
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 本作の戦闘は,「DARK SOULS」シリーズとは大きく異なる。本作では,より“剣戟”の要素が強調されており,体力の削り合いというよりは「体幹」の削り合いなのだ。体幹は,敵の上に表示される黄色いゲージで分かるのだが,敵を攻撃したり,ガードで攻撃をはじいたりすると削れていく。すべて削りきれば忍殺が発生し,即死させられるのだ。
 反対に,ガードばかりしている弱腰では,こちらの体幹が削られる。敵の攻撃にガードタイミングを合わせると発動する「見切り」で体幹に大きなダメージを与えたり,敵の動きを読んで攻撃に移ったりする必要があるだろう。

 もう1つ,戦闘中にジャンプが必要になるのも,DARK SOULSとは異なる要素だ。敵の攻撃時に「危」と表示されると,それはガードできない攻撃という意味。主人公は「Bloodborne」のようなステップ回避が使えるので,それで回避行動はできるのだが,本作では敵が下段の薙ぎ払い攻撃みたいなこともしてくるので,ステップだけでは対応できない。
 ちなみに,ジャンプは[×]ボタンで行う。ステップはどこにあるかというと,[○]ボタン。DARK SOULSやBloodborneとは,ボタン配置からして違っているので,攻撃を避けようとしてあわてて,押し間違えることもあるだろう。
 戦闘時に使うボタンは増え,斬り合いも激しいので,フロム・ソフトウェアのアクションゲームに慣れている人でも油断は禁物だろう。筆者は「Demon's Souls」から宮崎氏の“心が折れる”アクションをすべてプレイしているが,ぶっちゃけ,試遊では序盤から死にまくった。達成感が得られる高難度を楽しみにしている人は,大いに期待していいと思う。

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 道中の強敵を退けて奥まで進むと,橋の上で薙刀を振るう「破戒僧」とのボス戦が待っている。ネタバレになるので詳しくは書かないが,一般公開日となる9月22日か23日にボスを撃破できれば,Tシャツがプレゼントされるとのことだ。ブースにいたフロム・ソフトウェアスタッフによれば「クリアできる人いるでしょうか。gamescomの動画や,東京ゲームショウの配信を見て,予習して挑めばいけるかも」とのこと。腕に自信がある人は,挑戦してみよう。

 アドバイスを贈るとすれば,序盤に出てくる中ボス的な「侍大将」に注意すべきだ。Demon's Soulsの騎士的なポジションで,おそろしく強く,本作のシステムに慣れていない状態で挑むとひどい目に合う。それはそれで楽しいが,こいつに時間を取られると破戒僧に挑む時間がなくなるので,無視して進んでしまうのも手だろう。とにかくがんばってほしい。

一本道の階段に待ち構えているのが,憎き侍大将。おまえのせいで何回死んだと思ってるんだ
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