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「ガーディアンテイルズ」CBTレポート。もうずいぶんと忘れていた,ゲームにおける“探索”の面白さを高カロリーで味わわせてくれる作品
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印刷2021/09/10 16:55

プレイレポート

「ガーディアンテイルズ」CBTレポート。もうずいぶんと忘れていた,ゲームにおける“探索”の面白さを高カロリーで味わわせてくれる作品

 日本地域における共同運営をKongStudiosと行うYostarは,スマートフォン向け新作アプリ「ガーディアンテイルズ」iOS / Android)のクローズドβテストを,2021年8月24日〜8月31日の期間に実施した。本作のCBTに4Gamerも参加させてもらえたので,その内容やプレイインプレッションをお届けしよう。

「ガーディアンテイルズ」公式サイト


※本記事はクローズドβテスト時のプレイをもとに制作しています。


コンボをつなぐ爽快アクション


 キャラクターの操作方法は,画面左下にある十字キー風のバーチャルパッドが移動,画面右下にある各種ボタンが攻撃やダッシュ,スキルといった各種アクションという,スマホ向けアクションRPG定番の形式なので,迷うことはないだろう。

画像集#001のサムネイル/「ガーディアンテイルズ」CBTレポート。もうずいぶんと忘れていた,ゲームにおける“探索”の面白さを高カロリーで味わわせてくれる作品

 攻撃を連続して繰り出すとコンボがつながり,敵にテンポ良くダメージを与えられる。とはいえ敵もただやられる一方ではないので,敵からの攻撃を回避することを兼ねてキャラを移動させつつ,ダメージを与えていくというのが戦闘時の基本的な立ち回りだ。

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 戦闘中は装備した武器によってさまざま「スキル」を発動可能。武器そのものの強さだけでなく発動可能なスキルにも注目しつつ,敵を撃破していこう。

 ちなみに本作には,剣や弓,銃,そしてビームライフルといった豊富な種類の武器が存在し,仲間となるキャラはそれぞれ装備可能な武器種が設定されているが,主人公はすべて扱える。

序盤に手に入る剣は,回転斬りで周囲の敵にダメージを与えるスキルが扱えた
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レア度の高い弓だと,極太のビームや火の鳥を発射できた
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 ボタンの数が少なめで操作はシンプルだが,アクション性に関しては思いのほか豊かだ。中でもダッシュのアクションは使用頻度が高く,高難度コンテンツではダッシュの常用が不可欠だ。
 敵の動きをしっかりと見極めて危険な攻撃はダッシュですばやく回避し,隙を見せたら今度はダッシュで“良い位置”を取り,着実にダメージを与えていくという,手に汗握るバトルを楽しめる。

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 各キャラは「チェインスキル」を習得しており,ここもパーティの編成時によく確認しておきたいポイントとなっている。「チェインスキル」は,敵が特定の状態異常のあいだに発動可能で,基本的には武器のスキルで何らかの状態異常を起こさせ,発動条件を満たすのがベターな方法だ。

パーティには最大4名のキャラを編成可能。バトル中はそのうちの1名を操作する形式となっている(残りの3名はオートで行動する)が,各キャラの「チェインスキル」の発動はプレイヤーによる操作が必要
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「チェインスキル」が発動可能になると,画面上に該当キャラのアイコンが出現。これをタップするだけ
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 「チェインスキル」の面白いところは,「チェインスキル」がほかのキャラの「チェインスキル」の発動条件を満たせることにある。4Gamer読者ならここまでの説明で大体察したと思うが,例を挙げておこう。

 例えば,主人公の「チェインスキル」は敵が“浮遊”の状態異常中だと発動可能となり,発動すると敵にダメージを与えて“転倒”の状態異常にする。すると,今度は“転倒”の状態異常が発動条件の「チェインスキル」を持つ仲間が追撃……といった具合に,バトルメンバー全員が順に「チェインスキル」を繰り出すという怒涛の連携攻撃が,パーティの編成次第で可能となる。

キャラ固有の技演出も見どころの「チェインスキル」。なお「スキル」や「チェインスキル」にはクールタイムが設定されているが,フィニッシュを決める仲間が「チェインスキル」を発動したころには,起点となる「スキル」のクールタイムはほぼ完了しているはず
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 キャラはストーリーを通じて加入する場合もあるが,基本的にはガチャから獲得することになる。ガチャにはいわゆるキャラガチャと武器ガチャが用意されている形式だ。武器に関してはマップの探索で手に入ることもある。

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 キャラの成長は,ステータス上昇や「チェインスキル」習得などを,集めた素材でアンロックしていく形式だ。オート周回の機能も搭載されているので,こちらをうまく使って素材集めに奔走できるのがうれしいところ。

集めた素材でキャラクターの「スキルボード」を覚醒させ,ステータスを上げたり,「チェインスキル」を開放したりできる。全キャラが最高レアリティまで成長可能
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コミカルなストーリーと選択肢の豊富なクエスト


 ゲーム序盤は,ストーリー中心のプレイを進めることになる。ある程度進めば,ダンジョンや迷宮,マルチプレイ用コンテンツが開放されていくので,ゲームの遊び方は段階的に学んでいける。

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 ストーリーで描かれる舞台は,未知の敵「インヴェーダー」の襲撃を受けた「カンタベリー王国」。新米騎士の主人公は,世界の危機に対抗するため,小さなお姫様と冒険の旅へと出発することになる。

 ストーリーはコメディタッチで描かれており,シリアスな雰囲気は控えめで読みやすい。しかし要所要所に熱いシチュエーションが用意されており,飽きがこない展開だ。

命からがらインヴェーダーから逃げ延びたと思ったら,マヌケな盗賊団に捕まるハメに……
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見応えのあるシーンも多い
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 有名ゲームのパロディネタも盛り込まれているので,知っている人ならクスリと笑える場面もあるだろう。随所に盛り込まれたネタを見つけてみてほしい。

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 また,ストーリー中にぜひ意識してほしいのが,主人公(プレイヤー)に委ねられる選択の数々だ。倒した敵を拷問するか,見逃すか。一度は攻撃してきた相手を許して味方にするのか,蹴飛ばすのか。

 物語を進める中でそういった選択に遭遇することになるのだが,その結果に応じてカルマ値のようなものが変動していく。

最初は「普通の村人」という二つ名だが,主人公の行動次第で評判も変わるようだ
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 メインストーリーは選択肢によって大きく変化することはなかったが,ステージの道中に出会った人から受けるクエストでは,かつての選択が大きな影響を及ぼしていた。

道中で出会ったNPCからクエストを依頼されることがある
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 例えば,性格の悪そうな男にエルフを森から追い出せと言われたクエストでは,人間側につくか,エルフに味方するかを決められる。

 スマホ向けゲームにおいて,こういった選択肢はどちらを選んでも結末が変わらないことが多いのだが,本作の場合はきちんと分岐する。善人として人助けをするもよし,悪人として利益を追求するもよしだ。

森を守っていたエルフを倒したら,周辺の住民からは非難の嵐。罪悪感と報酬のお金だけが手元に残った
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 本作にはサイドストーリーの盛り込まれたクエストが豊富に用意されており,それらを探すのも大きな楽しみだ。ステージでは敵を攻撃するだけでなく,壺や木箱を持ち上げたり,隠し通路を見つけたりといった要素もある。思わぬところで隠し通路を見つけることで,新たな武器を入手したり,クエストを受注できたりするのが本作における“探索”なのだ。

 「ガーディアンテイルズ」のCBTレポートは以上となる。事前登録受付中の本作だが,気になる配信日は未定だ。CBTがすでに実施済みなので,リリースもそう遠くないと思うが,続報を待とう。

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