サイバーパンクな近未来のバルセロナが舞台のメトロイドヴァニアACT「Altered Alma」をプレイ［BitSummit］

　スペインの2Awesome Studioは，Critical Reflexからリリースされる予定のメトロイドヴァニアアクション「Altered Alma」のプレイアブルデモを，BitSummit the 13thで展示していたので紹介しよう。


　2Awesome Studioにとって，より長く育てていけるIPになることを意識して開発が進められたという「Altered Alma」は，エイリアンの地球侵略に際し，共存の道を選んだ人類が，特異な文明を発展させていったという近未来のネオ・バルセロナが舞台となる。世界遺産であるサグラダ・ファミリア大聖堂でさえ無残な姿になっている，サイバーパンクでディストピア感溢れる未来都市で，主人公のジャック（ジャクリーン）という特捜部隊の兵士が，ギャングや凶悪な犯罪者たちを取り締まり，街のあるべき姿を取り戻そうと活動する2Dプラットフォーマーだ。


　ジャックのメインウェポンとなるのが「Quantum Blade」という青白く光る剣で，軽快に動き回りながら敵と至近距離で戦えるほか，火の玉のようなエネルギーを相手に撃ち込む遠距離攻撃も放てる。さらに，本来ならジャンプしても到達できない場所に剣を投げると，その場所にジャック自身がテレポートできるという能力も使用でき，これを使って秘密のルートを探し出すといったメトロイドヴァニア的なプレイを楽しめる。


　「Mass Effect 2」にインスパイアされたというクルーマネジメント要素もあると，同スタジオクリエイティブディレクターであるダビッド・ヒメネス（David Jimenez）氏は話す。
　クルーそれぞれにサイドクエストやロマンス要素が用意されており，6人ほどのクルーと恋に落ちるようなシナリオを楽しめるそうだ。


　「Altered Alma」の脚本は，「バイオハザード　ヴィレッジ」や「Dead Space」などを手掛けたアンソニー・ジョンソン（Anthony Johnson）氏と，「Still Wakes the Deep」で知られるエマ・ビーバイ（Emma Beeby）氏が共同で執筆している。ヒメネス氏によると，「Altered Alma」という一見シンプルなゲームタイトルにも，いろいろな意味が隠されているという。


　さらに，ゲストシンガーとして「Hollow Knight」の楽曲City of Tearsが印象的だったアメリア・ジョーンズ（Amelia Jones）さんが楽曲を提供予定だそうで，インディータイトルとは思えないような豪華なサポート陣やコンテンツ量が魅力となっている。


　2024年にはKickstarterを使ったクラウドファンディングキャンペーンで，目標金額の6倍を超える26万ユーロを獲得するなど，すでにゲーマーコミュニティから注目されている「Altered Alma」。Bitsummit会場でプレイできたデモ版は日本語に対応していた。

　Steamストアページでは会場でプレイできたものと同じ内容と思われるデモ版が公開されているので，気になる人は遊んでみるといいだろう。

「Altered Alma」の2Awesome Studioでは共同設立者でありクリエイティブディレクターでもあるダビッド・ヒメネス氏。ゲーム中には妙なカタカナ看板も少なくないが，地球を乗っ取ったエイリアンの仕業なので仕方ない

「Altered Alma」公式サイト

「BitSummit the 13th」公式サイト

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