［TGS2023］「UNDER NIGHT IN-BIRTH II Sys:Celes」プレイレポート。気になる新キャラクター“カグヤ”をじっくり触った

　TGS 2023のアークシステムワークスブースにて，2024年1月25日に発売が予定されている「UNDER NIGHT IN-BIRTH」シリーズ最新作「UNDER NIGHT IN-BIRTH II Sys:Celes」（PC / PS5 / PS4 / Nintendo Switch，以下 UNI2）の試遊台が出展されている。


　UNDER NIGHT IN-BIRTH II Sys:Celesは，開発元であるフランスパンと，アークシステムワークスのタッグで制作された格闘ゲームで，初代UNDER NIGHT IN-BIRTHから10年以上続く“虚ろの夜”にまつわる物語の最終章が描かれるタイトルだ。
　TGS 2023にて出展されている試遊台では，9月14日に発表されたばかりの新キャラクター「カグヤ」を実際にプレイできる。本稿では，気になっている人も多いであろうカグヤのプレイレポートをお届けする。



　カグヤは，リヒトクライスに所属するイグゼクターで，オリエの親友だ。その有能さから世界中を駆け巡らされていたが，日本への出動を命じられ，今回の参戦に至ったという。ガリバルディ＝ライトとガリバルディ＝レフトという二丁拳銃を操りトリッキーに戦う様は，月下に踊る“双銃の貴婦人”と称されている。


　得物が二丁拳銃ということで，必殺技には特徴的な射撃技を持っている。＋ボタンで出す「月閃」は，A版が中距離程度の，B版は画面端まで一瞬で届く射撃を放つ。コンボや牽制で使い分けできそうだ。さらに，A版は3射目まで，B版は2射目まで派生するできるので，しっかりヒット確認できれば，さらにダメージを奪える。



　続いて，＋ボタンで使用する「華月咲」は，移動と攻撃を兼ねた技で，前もしくは後ろに飛んで移動しながら，跳ねる弾を射出する。弾は一定時間経過後に爆発するため，攻めの起点や，コンボの連携としても利用できそうだ。
　A版は後ろに飛び退きながら，B版は前に飛びかかりながら反対方向へ弾を放つ。なお，B版はインクリース（溜め）対応技になっており，開始位置で相手を飛び越えるほどジャンプ距離が伸びる。ギリギリ着地前に行動できたので，直接めくり攻撃を狙うなんてこともできるかもしれない。

弾は1度に2発発射される

発射された弾は時間差で爆発

　無敵技としては，＋ボタンで発動する通常必殺技「三日月昇」のEX版に無敵時間が発生する。

三日月昇はEX版にしか無敵がない

　また，注目したいのがフォースファンクションの「翻閃華」だ。翻閃華は，その場で一瞬無敵状態になる避けを行い，そこから派生して攻撃を出せる技だ。派生は，攻撃ボタンいずれかをそのまま押すか，前入れ状態で押すかの2種類で，近くに射撃を撃つか，画面端まで届く射撃を撃つかを選べる。月閃のA版とB版に近いイメージだ。

その場で無敵になる翻閃華。同時押しなのでとっさに発動できるのも使いやすい

　無敵時間がどのくらいあるのかという細かい部分までは検証できなかったが，翻閃華は非常に強力な割り込み技として使えるかもしれないと感じた。相手の連携を把握してうまく合わせれば，大きな脅威となりそうだ。

　さらに，カグヤは移動技として，対空中に＋ボタンで「朧月渉」を使用できる。真横に移動する空中ダッシュのような挙動で，追加入力すると移動途中でジャンプが可能だ。ジャンプを出さなかった場合でも，そこまで早く行動できる感じではなかったので，いわゆる低空ダッシュのような使い方をするのは少し難しいかもしれない。

朧月渉で相手をすり抜けることも可能

　カグヤは全体的に，移動技や時間差攻撃，割り込みなど，相手の意表を突く技が多い印象だ。扱うにはなかなかの修練が必要そうだが，うまく使いこなせれば，まるで舞うような美しい連携で相手を翻弄できることだろう。21日に実施されたアークシステムワークスのステージイベントでも，カグヤの紹介が行われているので，興味がある人はそちらもチェックしておこう。

「UNDER NIGHT IN-BIRTH II Sys:Celes」公式サイト

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