
インタビュー
[インタビュー]RED BOUQUETは「6人が1つのチーム」。ミュージカル「フラガリアメモリーズ」キャスト陣が語るそれぞれの“騎士道”
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これまでにYouTubeでのボイスドラマや楽曲MVの公開,3DCGによるキャラクターライブなど,さまざまな取り組みを行ってきた本作が,このたび展開するのは“2.5次元ミュージカル”だ。「フラメモ」の魅力が舞台上でどのように表現されるのか,期待しているファンも多いだろう。
今回4Gamerでは,「フラミュ」でメインキャラクターを演じるキャスト陣にインタビューする機会を得た。本稿ではその内容をお届けする。お話をうかがったのは,「RED BOUQUET」より安藤夢叶さん&樫澤優太さんのお二人だ。
![]() 安藤夢叶さん(X:@yuto_ando_0529) |
![]() 樫澤優太さん(X:@mxv_yuta) |
「ミュージカル『フラガリアメモリーズ』〜純真の結い目〜」公式サイト
“昔馴染み”を演じる2人の初共演エピソードも!
RED BOUQUETキャスト陣の強みは
「初対面のときから6人一体」
4Gamer:
まずは,舞台に出演が決まったときのお気持ちを教えてください。
ロマリシュ役/樫澤優太さん(以下,樫澤さん):
「フラガリアメモリーズ」は今回が初の舞台化ということで,作品の魅力を伝えるのはもちろんですが,ミュージカルとして“音楽”が軸になると思います。出演のお話をいただいたときには不安もありましたが,「やりたい」という気持ちのほうが強く,「ぜひお願いします」とお返事させていただきました。
メロルド役/安藤夢叶さん(以下,安藤さん):
僕は“ミュージカル”に出演するのが初めてなので,自分にとって新しいステップになる作品だと感じました。お話をいただいた当初は不安もあり,ハードルの高さを感じていましたが,以前から仲の良い(酒寄)楓太が主演と知って,うれしくて安心しましたね。
4Gamer:
そうなんですね。安藤さんと樫澤さんは共演されたことはありますか。
安藤さん:
実は共演しているんですよ(笑)。以前,グループ活動をしていたときに,あるイベントで2人とも出演していました。当時はお互いの顔も知らない状態だったんですけど……。
樫澤さん:
同じ空間にはいたんですよね。あらためて当時の話ができたのもうれしかったですし,今回「フラミュ」をきっかけに同じチームとして再び共演できるのがすごいなと感じました。
4Gamer:
運命を感じますね! では,今回お二人が演じるフラガリアの印象を教えてください。
安藤さん:
メロルドは“ゆるふわマイペースな切れ者”と公式プロフィールにも書かれているように,そのギャップが魅力ですよね。親しみやすさのなかに,最強の騎士としての強さもあるなど,多面的な魅力を持ったキャラクターなので,女の子目線ではきっと沼にハマると思います。
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樫澤さん:
ロマリシュは品の良さや母のような優しさに加え,物事を一歩引いて見られる人だと思います。ただ優しいだけではなく,そのなかに強さもあり,昔馴染みのメロルドとは言葉にせずとも気持ちが通じ合う,そんな関係性をこの作品で表現できたらうれしいですね。
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安藤さん:
実際にはロマリシュのほうが沼ると思う(笑)。
樫澤さん:
最初は絶対にみんなメロルドに行くよね。
安藤さん:
危ないと分かっていてもメロルドに行って,恋愛経験を経た人はロマリシュに落ち着く感じ(笑)。やっぱり安心感が一番だなって。
4Gamer:
分かるような気がします(笑)。RED BOUQUETのキャスト全員で初めて顔を合わせたときの印象はいかがでしたか。
安藤さん:
今でも思うんですけど,空気感がすごくいいですね。RED BOUQUETは(山野)光と(酒寄)楓太と僕の20代前半組と,お兄さん組の3名で構成されています。最初は2つに分かれるのかなと思っていましたが,初対面のときから6人一体という感じです。とくに井澤(勇貴)さんがしっかりしつつも,僕たちのノリに付き合ってくださるんですよ。
樫澤さん:
最初から(井澤)勇貴さんが「6人が1つのチームでいたい」と言ってくださっていました。それに,6人のうち誰とペアになっても楽しく話せるのは,RED BOUQUETの強みだと思います。
安藤さん:
確かに! 誰と2人きりになっても気まずくならない。そこが僕たちのよさですよね。
4Gamer:
稽古場も楽しそうです。先日はRED BOUQUET全員でサンリオピューロランドにも行かれていましたね。
樫澤さん:
行きました! 本当に楽しかったですし,あっという間でした。
安藤さん:
僕はピューロランドに行くのが初めてだったんですが,最初は子どもが楽しむ場所だと思っていたんです。でも実際は,大人になるほど楽しめるんじゃないかなと感じました。パレードにもちゃんとストーリーがあって,すごく面白かったです。
樫澤さん:
どの世代でも楽しめる物語になっているのがすごいですし,本当にステキですよね。
安藤さん:
あとはグリーティングも最高でした。今回はハローキティやポムポムプリン,クロミちゃんとお会いできたんですけど,井澤(勇貴)さんがプリンくんと会っているあいだに,ほかの5人でクロミちゃんのところに行ったりしました。すごく可愛かった……!
樫澤さん:
僕も恋させられてしまいましたし,“大人になるほど楽しめる”のが「サンリオ」の魅力だとあらためて感じましたね。
4Gamer:
行ったことのない人にもこれを機に体験してほしいですね。ちなみにお二人は「サンリオ」に関する思い出はありますか。
樫澤さん:
僕は地元が長崎で,幼いころに家族と一緒に大分県のハーモニーランドへ行ったことがあります。今回みんなで行ったピューロランドは場所こそ違いますが,そのとき以来で,当時のことを思い出しましたね。
安藤さん:
僕自身はグッズを持ったことがなかったんですが,それでもキャラクターは分かるので,それがすごいですよね。
樫澤さん:
グッズの数も本当に多いですよね。今回のお仕事を受けてから,サンリオキャラクターのグッズがより目に入るようになりました。
安藤さん:
分かります……!
4Gamer:
先日放送された「フラガリア情報局」で流れたコメント動画でも安藤さんは少しお話しされていましたが,それぞれが演じるフラガリアが仕えている主(ロード)の魅力を教えてください。
安藤さん:
マイメロディの魅力は,誰が見ても“可愛い”と思えてしまうところですね。まさに“かわいいの権化”なんです。彼女には人を惹きつけるたくさんの魅力があって,メロルドの紹介文にもある“ゆるふわマイペース”な存在だと思っています。
樫澤さん:
マロンクリームはオシャレで,手芸やお菓子作りといった繊細なことを好むキャラクターです。手仕事文化や古き良きものを愛しむ姿勢は,人として尊敬しています。
4Gamer:
フラガリアたちにはそれぞれ“騎士道”があると思いますが,お二人が譲れないことや普段心がけていることはありますか。
安藤さん:
10代のころから,言葉遣いには気をつけるようにしています。今思えば,意識していて良かったなと思います。
樫澤さん:
僕は今年の年明けに神社で絵馬を書いたんですが,そこには“1年目の気持ち”と書きました。「毎回新しい気持ちで,すべての仕事に取り組もう」という心構えで過ごしています。今年初めての舞台が「フラミュ」なので,新たな気持ちで向き合っていきたいと思っています。
4Gamer:
どちらもステキな心がけですね。最後に,公演を楽しみにしているファンの皆さんへメッセージをお願いします。
安藤さん:
「フラミュ」はお芝居のパートもありますが,ミュージカルなので歌で表現する部分が多い舞台です。僕たち自身も「また観に行きたい」と思ってもらえるような作品にしていきたいですし,そう感じてもらえる要素がたくさん詰まっているので,ぜひ楽しみにしていてください。
樫澤さん:
この作品は,音楽やお芝居などすべてが1つのストーリーとしてつながっています。観るたびに新たな発見があると思いますので,ぜひ劇場でお楽しみください。
4Gamer:
ありがとうございました!
――2025年4月23日収録
「フラガリアメモリーズ」公式サイト
- 関連タイトル:
フラガリアメモリーズ(メディアミックスプロジェクト)
- この記事のURL:
著作 株式会社サンリオ(C)2024 SANRIO CO., LTD.