当日は平日にもかかわらず,多くのファンが会場に集まった。ファンが最も気にしていた本作のメインキャスト5名が,ティザーPVとともに発表された。
また,クラウドファンディングにおける資金未払いという予期せぬトラブルの顛末と今後についても,総監督のイシイジロウ氏から直接説明が行われた。本稿ではその模様をレポートする。
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クラファン資金未払い問題の顛末と今後の展望
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2025年に実施された本作の第1回クラウドファンディングにおいて,最終的に出資者から集まった資金5475万円のうち,約半分が現在も未払いであることを報告。悔しい気持ちを表明しつつも,資金は必ず回収すると宣言した。
イシイ氏は,本来なら本イベントで新たな施策を発表する予定だったと明かした。しかし,直近で他社のクラウドファンディングに関するネガティブなニュースが相次いだ事実を懸念し,現在は出資者が安心できる仕組みを再検討しているという。具体的な発表はもうしばらく先になる見通しだ。
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メインキャスト5名が解禁。「街」出演の窪塚洋介さんも参戦
ここからは発表会の本題へ。壇上のスクリーンには「シブヤスクランブルストーリーズ」の新たな映像が映し出され,メインキャストの5人と,演じるキャラクター名が発表された。
出演するのは,これまでの発表会にも登壇している天野浩成さん(華山快児役),中村悠斗さん(安堂亜蓮役),北上史欧さん(御堂筋美登里役),松田 優さん(馬場 蛮役)の俳優陣4名。さらに,かつて「街」でサギ山 勇役を演じた窪塚洋介さんが,メインキャストの1人である銀原ギン役で出演することが明らかにされると,会場からは驚きの声が上がった。
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しかし,それらの作品がファンに与えた感動をもう一度本作で表現すべく,続編ではないからこその自由な内容で開発を進めていると思いを語った。
ステージには,メインキャストに決定した北上さん,中村さん,松田さんが登壇した。北上さんが演じる「御堂筋美登里(みどうすじ みどり)」は“フリーライター”ではなく“ジャーナリスト”であり,過去に演じた役名と響きが似ていることについて自ら触れ,来場者の笑いを誘った。
中村さんが演じる「安堂亜蓮(あんどう あれん)」は,かねてトークの話題となっていた弁護士役となる可能性が高い。しかし,今後の展開によっては変わる可能性もあるとし,その行く末を見守ってほしいと述べた。
松田さんが演じるのは「馬場 蛮(ばば ばん)」なるサングラスをかけた謎の男。特徴的な名前の頭には,かつて松田さんが演じた役の1人と同じく“馬”の文字があることも伝えられた。
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なお,メインキャスト5人は決定事項だが,クラファン開始時にキャストとして発表されたあらい正和さんは,諸事情によりメインキャストから外れることとなった。また,発表済みの出演予定者についても,撮影が2027年と先になるため出演確定とはならず,現在調整中だとイシイ氏は説明した。
![]() 当日,スケジュールの都合で登壇できなかった窪塚さんは「我々が当時渋谷に刻んだものが,時を経て形を変えて新しい物語として立ち上がることに興奮している」とビデオメッセージを寄せた |
![]() 天野さんも「来年から始まる撮影に,今からワクワクしている」とコメント。演じる「華山快児(かやま かいじ)」はタクシードライバーとなるようだ |
謎のマスコット「シブラ」と制作陣の意気込み
壇上には,ティザーPVの最後で紹介されたもう1人(?)のキャラクター「シブラ」も登場した。シブラは“渋谷の再開発中に見つかった卵から生まれた怪獣”で,ハチ公をライバル視し,渋谷のマスコットキャラクターになることを夢見ているという。
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着ぐるみに入る“中の人”である隈本裕美さんも紹介された。かつて「428」で「タマ」の中の人を務めたスーツアクトレスであり,本作でも同じ役割として出演予定となっている。
隈本さんも「428」という作品への思い入れは強く,毎年4月28日になると「いつか自分もイベントに呼んでもらえるのではないか」と期待していたといい,それがついにかなった喜びをファンに伝えた。
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イベントのラストには,作品に関わるスタッフも登壇し,それぞれの意気込みをコメントした。また,イシイ氏と一部の登壇者は終演後にトーク配信も行っているので,そちらも併せてご覧いただきたい。
![]() サウンドの坂本英城氏。PVで流れたのはメインテーマだそうで,それを先に作る工程はあまり例がないと前置きし,最初はロックのイメージだったが,イシイ氏のオーダーを聞いてジャズにしたと明かした |
![]() 脚本の北島行徳氏は「シナリオは半分ほど完成しています」と報告。その内容は本当に面白く,北島氏の最高傑作になるとイシイ氏も絶賛した |
![]() ティザーPVを監督した箕星太朗氏。作品に先行して出すビジュアルの制作には緊張したが,先陣を切っていいものを作っていきたいと宣言。ちなみにシブラのデザインも箕星氏によるものだ |
![]() 作品の撮影と演出を手がけるとともに,記録写真も撮影する飯野 歩氏。ティザー映像の完成度の高さに打ち震えているが,そこからバトンを受け取り,来年の撮影は頑張りたいと挨拶した |
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