
プレイレポート
[プレイレポ]「MARVEL Tōkon: Fighting Souls」4対4のド派手&スピーディな対戦を実現し,ワンボタン必殺技やボタン連打のコンボで遊びやすさも両立
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「MARVEL: Tōkon Fighting Souls」のガイド動画が公開に。4人チームで体力共有,ボタン連打コンボなど,ゲームの核となるシステムをチェック

アークシステムワークスは2025年8月1日,新作対戦格闘ゲーム「MARVEL: Tōkon Fighting Souls」のYouTube公式チャンネルで,操作システムなどを紹介するプレイガイド動画を公開した。本作の特徴となる交代関連の仕組みがしっかり説明されているので,気になる人は要チェックだ。
「Absolum」「ダブルドラゴン リヴァイヴ」などを試遊展示。アークシステムワークス TGS 2025出展情報。試遊すると限定グッズをプレゼント

アークシステムワークスは本日,「東京ゲームショウ2025」の出展情報を公開した。同社ブースでは,「Absolum」「ダブルドラゴン リヴァイヴ」「Dear me, I was...」「GUILTY GEAR -STRIVE-」が試遊展示される。また,対戦格闘ゲーム「MARVEL: Tōkon Fighting Souls」の試遊展示も決定した。
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- 編集部:簗島
2025年8月にプレイガイド動画が公開され,2025年9月25日に開幕する東京ゲームショウ2025ではプレイアブル出展を予定している。順調な開発状況を進捗をうかがわせる本作は,9月6日〜7日にPS5ユーザーを対象にしたクローズドβテストが行われた。
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今回,SIEから招待を受けて「マーベル闘魂」のCBTに参加できたので,実際にプレイして分かったゲームシステムやオンライン対戦のプレイフィールなどをレポートする。
※記事内のボタン設定,コマンドなどはPS5版に準拠しています
「MARVEL: Tōkon Fighting Souls」公式サイト
最低1キャラが使えれば,対戦が成立する斬新なチームバトル。複雑な操作も極力排除
「マーベル闘魂」は方向キー(レバー)で移動やジャンプ,ガードを行い,ボタン入力で攻撃やキャラクターごとに用意されたさまざまなアクションを実行していく格闘ゲームだ。攻撃はライト([□]ボタン),ミディアム([△]ボタン),ヘヴィ([〇]ボタン)があり,[×]ボタンは控えのチームメンバーの行動に関わる「アッセンブル」,[R1]ボタンにはキャラクターの個性を生かしたアクション「ユニーク」が割り振られている。
これらのボタンと方向キーの入力を組み合わせることで,スキル(必殺技)やコンボなどを繰り出せる。
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基本操作は「レバー+5ボタン」で行えるが,余ったボタン([L1][L2][R2])には一部の入力を省略する「クイック入力」を設定可能。とくに「クイックスキル」は,コマンド入力なしでスキルを発動できるスグレモノだ。
また,地上だけでなく空中でもダッシュを多用する本作では,方向キーの入力を省略できる「クイックダッシュ」もありがたい存在だった。
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キャラクターの操作方法は格闘ゲーマーには慣れ親しんだ仕様である一方,4対4のチームバトルには「マーベル闘魂」ならではの独自性の高いルールが採用されている。
第1ラウンドは1番目,2番目に選んだキャラクターによる2対2のタッグバトルだ。残るチームメンバーはラウンドが経過するか,試合中にブレイク属性(相手を隣のエリアに吹き飛ばす攻撃)を持つ技をヒットさせると加入する。仲間が揃うとスキルゲージやアッセンブルゲージ(控えメンバーを絡めたアクションの発動に必要)が最大まで開放され,アシスト攻撃を多用する強力な連携やスキルゲージを大量放出する高火力のコンボが繰り出せる仕組みになっている。
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体力ゲージはチーム全員で共通だ。各キャラクターに体力ゲージが設定されているわけではないため,プレイヤーが操作するメインキャラクターを試合中に変更しなくてもデメリットはほぼない。とりあえず,1キャラクターのコマンドや技の性能を覚えれば対戦を楽しめるので,チーム戦の格闘ゲームを遊ぶときに心理的ハードルになりやすい,複数キャラクターを使いこなす必要性を感じることはないだろう。
操作方法,体力ゲージ,そしてボタン連打でつながりまくるコンボといったシステム面から,格闘ゲームにおいてハードルになる要素を極力排除しようとする意図を感じる。
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CBTの選択可能キャラクターと性能
今回のCBTでは6キャラクターから4人を選んでチームを結成し,オンライン対戦を楽しめた。それぞれの性能を紹介しよう。
・キャプテン・アメリカ
さまざまなマーベル作品に主人公格として出演している,マーベルIPを代表するヒーロー。超人血清で手に入れた身体能力と,ヴィブラニウム合金で作られたシールドを駆使した格闘術で戦う。
「マーベル闘魂」では操作が分かりやすいスタンダードキャラクターとして,クセのない通常技に加えて,スキルには飛び道具,突進技,対空必殺技が揃う。尖った特徴のキャラクターと比べて,攻撃が単調になりがち(ガードを崩す手段が共通システム頼り)な印象を受けたが,ユニークスキルのトリックシールドを使いこなせば,動きに幅を持たせられそうだ。
投げと下段攻撃以外をすべて防ぎながら反撃を繰り出すシールドガードも,相手の連携を把握できれば強力なユニークスキルとして機能するだろう。
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・ミズ・マーベル
自らの肉体を大きく伸縮させる能力を持つ少女,カマラ・カーンが扮するティーンエイジヒーロー。本作では,手足を巨大化させたリーチが長めの通常技やスキルで殴り合いを優位に運びつつ,投げ技のラバーバインド,しゃがみガード不可の空手チョップ!などで相手のガードを崩していける。
ほかのキャラクターと比べると,飛び道具系のスキルがなく,エリアルダッシュ(空中ダッシュ)ができないといった短所はあるが,前者はリーチが非常に長いスキルのズームナックル,後者は腕を伸ばして高速移動するユニークスキルのイラスティグラブでカバー可能だ。崩し技が豊富なこともあり,自身の技が届く範囲では誰にも引けを取らない活躍ができた。
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・アイアンマン
世界屈指の大富豪,トニー・スタークが自作のパワードスーツを身にまとってヒーロー活動を行う姿。マーベルIPのファンには,コミックともMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)とも異なる「マーベル闘魂」ならではのアーマーを装着しているのが注目ポイントだろう。
本作では,胸から発射されるユニビーム,掌から複数の弾が放たれるリパルサー,発生は遅いが画面内の滞空時間が長く,アイアンマンとの同時攻撃が可能なスマートミサイルなど,複数の飛び道具を撃ち分けて戦える。地上の通常技はやや大振りに感じたが,突進技や対空に使えるスキルを持っているうえ,空中ではマルチダッシュ(横方向だけではなく,任意の方向にダッシュ可能),フリーフライト(空中を一定時間浮遊)といったユニークスキルの移動も可能であり,接近戦や奇襲も得意としている。
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・ストーム
ミュータントチーム,X-MENの一員として活躍するヒーロー。天候を操る能力が映像栄えするのか,映画やアニメ,ゲームには高い頻度で出演し,「マーベル闘魂」でも氷や雷,竜巻を使った技を用いて活躍してくれた。
CBTの6キャラクターの中では最もテクニカルな操作が要求され,上下左右に風を吹かせるユニークアクションのテンペストを使うことで,ジャンプやエリアルダッシュの距離や軌道が大きく変化する。加えてスキルも,通常時とテンペスト発動後では性能が変わる。通常技はオーソドックスで使いやすい部類に入るが,飛び道具の撃ち合いはやや苦手だろうか(飛び道具スキルのライトニングストライクは射程が短め)。
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・スター・ロード
映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズで一躍知名度を上げたアウトロー系ヒーロー。「マーベル闘魂」では中〜遠距離戦は二丁拳銃,ブラスターショットの連射,前方に長時間爆風を発生させる手榴弾のグラビティマイン,方向キー+[R1]ボタンの入力で弾の属性が変化するエレメントブラストによるシューティングを展開できる。
近距離でもマルチダッシュからの攻め,下段攻撃のスキル,ラヴェジャーラッシュでの崩しを得意とするため,万能タイプのキャラクターといえる。空中版のラヴェジャーラッシュはヒット数が多く,スラムランチャーからの空中コンボが派手なところも特徴だ。
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・ドクター・ドゥーム
高度な科学技術で作られたアーマーと,古代ラトベリア王朝の魔術の知識で戦うヴィラン(敵役)として,「ファンタスティック・フォー」シリーズやコミックのクロスオーバー作品に登場する人気キャラクターだ。
「マーベル闘魂」では遠距離戦に特化したシューティングキャラクターとして,ビーム系スキルのオーリックレイを使ったオーソドックスな撃ち合いで優位に立てるうえ,ユニークスキルのヌリファイシールドは相手の飛び道具を無効化できる。さらに,発生は遅いが相手の足下に長時間攻撃判定が発生する飛び道具スキルのマーシフルスマイトも持っているため,遠距離から多彩な攻めを展開できる。
通常技の発生や移動スピードは遅いように感じたが,突進技のディプロマシーの移動中,ダッシュやバックステップではワープして移動するため,自分が優位な状況から仕掛ける接近戦は得意といえるだろう。
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ボタン連打で見栄えのするコンボが繰り出せる一方,格闘ゲームならではの駆け引きも発生
「マーベル闘魂」の試合は4対4のチームバトルに,アークシステムワークスのお家芸といえるアニメ調のグラフィックス,そしてマーベルIPらしいアメコミテイストの演出などの相乗効果もあいまって,非常に派手だ。しかも,映像栄えするアクションのほとんどは方向キー+ボタンの入力,またはボタン連打で繰り出せるため,短期間のCBTでも十二分にキャラクターの操作を堪能できた。
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地上で[□]ボタンや[△]ボタンを連打するとつながるリンクアタック,スラムランチャーで浮かせてからの空中コンボなど,簡単につながるコンボの使いやすさと威力が印象的だ。なにかしらの通常技がヒットしたら,基本的にボタン連打をしているだけでごっそり相手の体力を奪えるため,コンボでまとまったダメージを与えられる対戦は爽快感がある。
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大雑把な操作でも楽しめる一方で,随所にアークシステムワークスの格闘ゲームらしい,研究のしがいがありそうな要素も見られた。
まずはコンボ,とくにスラムランチャーで打ちあげてからの空中コンボは,ボタン連打で満足せずにつなぎを考えて技を出せば,かなりヒット数が伸びる。空中コンボを[△]ボタンや[〇]ボタン,スキルで締めて地面に叩きつけると,地上でさらに追撃も可能。[□]ボタンの連打より大きなダメージを与えて,コンボ終了後には優位な状況から攻めを継続できるようになっていた。
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また,大味な格闘ゲームにならないように,使い勝手のいいリンクアタックの後半部分,飛び道具系のスキルには大きな硬直が設定されている。
リンクアタックは3段目,4段目をガードすると,防御側の[□]ボタンでの反撃がほぼ確定(攻撃側はスキルやアッセンブルアシストをキャンセルすれば,ある程度ごまかせる)し,飛び道具スキルは発射のタイミングが相手のジャンプと噛み合うとジャンプ攻撃から手痛いコンボを食らってしまう。
どのキャラクターにも強力な攻撃手段が揃っているが,使うタイミングを見極める必要があるという格闘ゲームのセオリーは踏襲されている。
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そして,「マーベル闘魂」らしいハイレベルな対戦には,控えメンバーを呼び出すアッセンブルゲージの管理も重要だろう。
アッセンブルスマッシュ(全キャラクターが持つしゃがみガード不可の攻撃)後の追撃や,スーパーアッセンブル(スーパースキルをヒットさせたあとに,控えメンバーのスーパースキルを連続ヒットさせる追撃)にゲージを使えば大幅な火力アップが望めるが,自身が守りに入った場合はアッセンブルカウンター(発動中に相手の攻撃を受け止めると攻撃が発動する)やクロスオーバー(控えメンバーによるガードキャンセル攻撃)に使えるゲージが残っていないと,ガードだけで相手の攻めを耐え凌ぐ状況に陥ってしまう。
アッセンブルゲージを攻守のどちらに割いて戦うのか。各プレイヤーの個性が現れる重要なポイントになりそうだ。
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今回のCBTでは,簡単な操作でド派手な技を繰り出し,格闘ゲームらしい対戦を体験できた。6キャラクターに限られていたが,個々の完成度は高く,それぞれの個性を生かしたアクションは十分に魅力的だった。東京ゲームショウ2025の出展をはじめ,事前にプレイできる機会を確認して,“マーベルの闘魂”をその身で受け取ってほしい。
「MARVEL: Tōkon Fighting Souls」公式サイト
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