
プレイレポート
不気味で奇抜な世界観が印象的なアクションRPG「Blighted」をプレイ。倒したモンスターの脳を喰らって強くなる!
DrinkBox Studiosは,「覆面闘士」「Nobody Saves the World」「Severed」といったタイトルで,その時代の人気ジャンルに自分たちのアイデアでひと捻り加える作風を築いてきた。その最新作となる「Blighted」は,斜め見下ろし型視点のオーソドックスなアクションRPGに,ソウルライクなハードコアアクションを加えているようだ。
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さらに,その世界観が不気味なことこの上ない。人々が死ぬと死者の頭部に種を植え付け,そこから成った果実を食べることで,長きにわたって人々の記憶を受け継いできたという文化を持ったファンタジー世界が舞台だ。
あるとき「ソルシスト」というリーダーが埋葬文化を禁止するとともに,生きた脳を喰らい始めたことによって,計り知れない知識と力を得るようになってしまう。しかし,同時に発狂したソルシストは「ブライト」と呼ばれる猛毒を世界にまき散らし,一気に文明崩壊へとつながってしまう。
主人公となるプレイヤーキャラクターの素性は現在のところ不明だが,この事態を生き延びた唯一のサバイバーとして,ソルシストに決死の戦いを挑むことになる。自らも倒したボスモンスターたちの脳を喰らい,ソルシストに対抗できるだけの能力を吸収していくようだ。
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Summer Game Fest 2025: Play Daysで公開された「Blighted」のデモはチュートリアル部分ということもあって,ゲームそのものはそれほど難しくなかった。
ただ,本作の大きな特徴は,プレイヤーがどれだけのレベルかを自動的に判別し,それに合わせて難度を自動的に変化させていくシステムだという。それにより,人を選ぶ“死にゲー”になることを回避し,最近のゲームのトレンドでもある「チャレンジを与えながらも,ストレスを極力減らす」という方向に持ち込んでいるようだ。
グラフィックスもユニークで,いわゆる「パール塗装」のようなエフェクトによって,植物や水面などのテクスチャが揺れ動くように変化する様は目に痛いほど。原色に近い赤と青,緑と黄色といったようなコンビネーションの背景も独特の感覚だが,白をメインカラーにしたメインキャラクターは意外と判別しやすかった。
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今回のデモは,開発者の解説を受けながら2人でCo-opする形式だった。白骨化したウマや,カニのお化けのような敵と戦ったが,この時点では大鎌しか武器がないので,カニが吐き出すブライトの毒や相手の攻撃をドッジロールで避けながら,近寄ってはメレー攻撃を繰り返すといった流れに。スキルアップすることにより,レンジ系の武器やアタックもできるようになるらしい。
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そんな「Blighted」のリリース予定は2026年中と,しばらく先のことになりそうだが,インタフェースとテキストは日本語表示に対応予定で,携帯型ゲーム機とも相性が良さそうな雰囲気。今後の情報が気になるゲーマーはSteamストアページでウィッシュリストに追加しておこう。
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- ライター:奥谷海人

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