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「バイオハザード」30周年記念オーケストラコンサート開催。1996年発売の第1作から最新作「レクイエム」まで,無数の恐怖を彩った楽曲が惜しげもなく披露された
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1996年に発売されたシリーズ第1作「バイオハザード」から,最新作「バイオハザード レクイエム」までの楽曲が演奏され,音楽を通じてシリーズの軌跡を感じられる公演だ。演奏は東京フィルハーモニー交響楽団,ボーカルにはインディー・アコースティックフォーク・デュオのColin & Carolineを始めとする豪華なゲストが招かれた。
本稿では,3月8日の模様をレポートする。
※3月9日20:00追記。出演者の記載に誤りがありました。お詫びして訂正致します。
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オーケストラと映像の融合
視覚と聴覚で「バイオハザード」の楽曲を楽しむ
コンサートの幕開けを飾ったのは,最新作「バイオハザード レクイエム」から「Through the Darkness」。Colin & Carolineによるボーカルが楽曲の世界観と絡み合い,演奏が始まった瞬間,会場の空気が一変。観客はステージに釘付けとなった。
ステージ上のスクリーンには「レクイエム」の映像が映し出され,演奏と映像がシンクロする。期待感を高めてくれるオープニングとなった。
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2曲目以降は「バイオハザード」の軌跡を辿るように,初代「バイオハザード」と「バイオハザード2」の楽曲が,オリジナル版とリメイク版の映像を織り交ぜる形で展開されていく。洋館の不気味さを静かな曲調で表現したかと思うと,ケルベロスが窓を突き破るおなじみのシーンで一気に転調。会場の誰もが,あのシーンを思い出したことだろう。
レオンとエイダの出会い,別れなども表現される中,「Saudade」ではゲストボーカルのKyteさんがステージに立ち,堂々たるパフォーマンスで「RE:2」の世界を歌い上げる。ギターやドラムから生み出される乾いたロックサウンドが心地いい。
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「バイオハザード CODE:Veronica」の楽曲「The Theme of Alexia Type1 〜 Type2」では,ソプラノの小玉友里花さんがのびやかな高音を披露。オーケストラサウンドとの相乗効果により,美しくも妖しい作品の世界観がホール全体を飲み込んだ。
時代はさらに進み,「バイオハザード4」に続く。悪夢の元凶ともいえるアンブレラ社の崩壊が衝撃的だった本作だが,それを象徴する楽曲「End of Umbrella」をはじめ,「Save Theme」「Krauser 〜 Witness The Power」が披露された。
川田将央氏が語る,環境音の収録エピソード
「バイオハザード」シリーズのプロデューサーを務める川田将央氏は,開発時のエピソードを明かしてくれた。
「モンスターハンター」シリーズではモンスターの鳴き声に人間の声を使っているというのが一部では有名な話だ。では,「バイオハザード」のクリーチャーはどうなのか。
川田氏は詳細こそ伏せていたものの,ヒントとして「バイオハザード ヴィレッジ」や「バイオハザード レクイエム」の当時,深夜にスタジオから変な声が聞こえてきたと振り返る。
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「バイオハザード」といえば,環境音にもこだわりがある。川田氏曰く,開発チームはさまざまな場所で音を収録しているそうだ。50種類以上のドアを用意して開けたり閉めたりを繰り返し,ドアの開閉音を数十パターンも鳴らしていたこともある。恐ろしいほどの金額がかかったらしいのだが,同時にスタッフの熱量も感じられるエピソードだ。
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クライマックスは最新作「レクイエム」へ
コンサートの後半は,「バイオハザード リベレーションズ」の楽曲「Revelations」から再開。印象的な美しいメロディを響かせると同時に,不穏な空気感も表現する。同作は海上の船内が舞台になっているが,映像と音楽のリンクにより,どこか水の冷たさを感じた。
「バイオハザード5」のボーカル曲「Pray」では,ゲストボーカルのSAK.さんがアフリカの大地を思わせる雄大さ,そして恐怖や苛烈な戦いを予感させるパフォーマンスを披露した。
「バイオハザード6」の楽曲では,「Haos/Apostle of Chaos」「長い逃走の果てに / At the End of a Long Escape」が印象深い。とくにシェリーとジェイクの関係性をイメージさせる後者は,熱いものが込み上げてきた。
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シリーズ最恐と名高い「バイオハザード7」の楽曲「Go Tell Aunt Rhody -Resident Evil-」では,一転して背筋が凍るような恐怖が会場を支配する。SAK.さんのボーカルとオーケストラが調和し,同作の不穏な空気感を表現。片時も目が離せない瞬間が続く。
「バイオハザード ヴィレッジ」からは「Village of Shadows」が届けられる。おとぎ話のような映像と曲調が説明しがたい不気味さを醸し出し,「7」とは異なる恐怖を演出。その後,「Bloodthirsty」,ツインボーカルによる「Yearning for Dark Shadows」と続き,本編は終了となった。
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アンコールでは再び「レクイエム」から,「Ambition」「Lament / Respite」が演奏された。これで終了かと思いきや,サプライズとしてColin & Carolineによる「Through the Darkness」のアコースティックバージョンが奏でられる。来場者は撮影が可能だったため,各々のスマートフォンに思い出を残していた。
「バイオハザード」シリーズ30年の歴史を追体験できるオーケストラコンサートは大盛況の中で幕を閉じ,最後まで惜しみない拍手に包まれていた。
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- ライター:御簾納直彦
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