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「Spiritfarer」開発スタジオの新作「At Fate’s End」を初試遊。ID@Xbox注目作が集まったXbox Play Anywhere Showcaseレポート
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このGDCでは例年,Xboxのインディーデベロッパ支援プログラム「ID@Xbox」による試遊イベントも実施されており,2026年の「Xbox Play Anywhere Showcase」では13本のタイトルが出展された。
本稿では,GDCで初めてデモが公開されたThunder Lotus Gamesの新作「At Fate's End」を中心に,注目作を紹介していこう。
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家の歴史と家族の関係が自身の力となり,そして物語を動かす「At Fate's End」
「At Fate's End」は,家族やきょうだいの関係性をテーマにしたアクションアドベンチャーゲームだ。死や別れを見つめる作品として高い評価を受けた「Spiritfarer」を手がけたカナダのインディースタジオ・Thunder Lotus Gamesの新作であり,本作でもアート性の高いビジュアルがまず目を引く。
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主人公は,世界を統治するヘムロック家の後継者であるシャン。ヘムロック家は強大な力を持つ神剣を受け継いできた一族で,シャンもまた,自身の神剣エイサスを振るって戦う。
しかし,彼女が後継者となることを,きょうだいたちは素直には受け入れない。シャンは家族と向き合いながら,散らばった7本の神剣を巡る戦いへと身を投じていく。
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本作の大きな特徴は,きょうだいたちとの対決が,単なる剣戟では終わらないところにある。物語の節目では家族との戦いが待ち受けているが,剣での戦いだけでなく“言葉”で向き合うことが重要だ。
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戦闘前には会話のやり取りが発生し,その選択によって相手,あるいは自分にダメージが入る。やり取りには家族関係や感情,過去に抱えた事情が深く絡んでおり,隠された秘密を解き明かすことが戦いそのものに直結していく。単に兄弟姉妹を打ち倒すのではなく,家族の問題をほどいていくような構造になっているようだ。
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そのため,ゲームプレイはアクション一辺倒ではない。道中のステージでは,クリーチャーと戦いながら,会話や対決の手がかりとなる情報を集めていくことになる。
調査や探索も進行において重要な要素となっており,そこで集める情報はタロットカードを思わせるモチーフで表現されていた。それらを家系図に当てはめるように整理していく仕掛けもユニークだ。
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さらに面白いのが,家族との関係性を示す家系図そのものが,スキルツリーとして機能している点である。カードの正位置と逆位置のような要素もゲーム進行や能力に影響するようで,ナラティブとシステムが密接に結びついている印象を受けた。
家族の秘密を知ることが,そのまま主人公の成長や戦い方の広がりにもつながっていくわけだ。
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ナラティブ色の強い作品ではあるが,アクションそのものもしっかり作り込まれていた。神剣を用いた攻撃や斬撃を軸にしたバトルはテンポがよく,そこにタロット風のスキルを発動して時間を止め,強力な攻撃をくりだすといった操作が加わる。
美しいアートとアニメーションは,バトル中の演出やエフェクトにも生かされており,操作していて映える作品に仕上がっていた。
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「At Fate's End」は2026年内のリリースに向けて開発中で,日本語サポートも予定されているという。美麗なアートやアニメーション,家族のつながりを描くナラティブ,そして緊張感のあるボスバトルが組み合わさった注目作として,今後の続報を追っていきたい。
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そのほかのショーケース出展タイトル
「Xbox Play Anywhere Showcase」では,「At Fate's End」以外にもバラエティ豊かなタイトルが出展されていた。
すでに発売時期やストアページが公開されている作品もあるので,気になったタイトルは今のうちにチェックしておくとよさそうだ。
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■Mixtape
Beethoven & Dinosaur / Annapurna Interactive
3人の友人が“最後の夜”に冒険へ出る青春アドベンチャー。世代を象徴するサウンドトラックとともに,音楽や思春期の揺らぎ,別れの切なさを描く作品で,「The Artful Escape」のBeethoven & Dinosaurらしい映像と感情表現にも注目が集まる。
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■REPLACED
Sad Cat Studios / Thunderful Games
1980年代を思わせるレトロフューチャーな世界を舞台にした2.5Dアクションプラットフォーマー。人間の肉体に閉じ込められたAI「R.E.A.C.H.」として,映画的な演出,美しいピクセルアート,激しいアクションが融合したサイバーパンクスリラーを体験できる。
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■Invincible VS
Quarter Up / Skybound Games
人気コミック「Invincible」の世界をベースにした,3対3のタッグ対戦格闘ゲーム。おなじみのキャラクターたちでチームを組み,原作ファンにはたまらないロケーションで激しいバトルを繰り広げる。
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あの“血まみれヒーロー”たちが格ゲーに! 発表されたばかりの「Invincible VS」をXbox Showcase現地イベントで体験してきた
ちょっと(?)大人向けな“血まみれヒーロー”が活躍する「インビンシブル 〜無敵のヒーロー〜」が格闘ゲームになった。個性豊かなヒーローたち3人でチームを組み,爽快かつ過激なバトルを繰り広げる「Invincible VS」を,ロサンゼルスのXboxイベントで体験してきた。
■Echo Generation 2
Cococucumber
SF世界を舞台にした戦術ターン制アドベンチャー。異次元に閉じ込められた主人公ジャックが,仲間やスキルを駆使して帰還を目指す。前作に続く個性的なビジュアルと,戦術性の高いバトルの組み合わせが魅力。
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■Screenbound
Digital Pajamas / Crescent Moon Games
3Dの一人称視点と,携帯ゲーム機画面上の2Dアクションを同時に扱う“5次元”パズルプラットフォーマー。2つの次元が連動する独創的な仕掛けが特徴で,頭をひねるような探索とパズルが楽しめそう。
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■Dosa Divas
Outerloop Games
邪悪なファストフード帝国に立ち向かうターン制RPG。2人の姉妹とアップグレード可能な精霊メカが,料理と戦いを通してコミュニティとの関係を築いていく。にぎやかな世界観と独特のテーマ設定が印象的。
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■Desolus
Mark Mayers / The Quantum Astrophysicists Guild
過去と未来のはざまで引き裂かれたゴシック都市を舞台にした一人称パズルゲーム。ブラックホールや時空操作を用いてエッシャー風の建築パズルを解きながら災厄を防いでいくという,コンセプト性の強い1本だ。
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■Delphinium
CINNADEV / Serenity Forge
農業要素を取り入れた物語主導型の作品。作物を育て,人との絆を築きながら,喪失からの回復と自己発見を描いていく。穏やかな手触りと優しい物語を求めるプレイヤーに響きそうなタイトルだろう。
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■モンギル: STAR DIVE
Netmarble
人間,モンスター,半人半獣が共存する世界を舞台にしたアドベンチャー作品。愛らしいモンスターたちとともに,未知の世界へ飛び込んでいくという内容で,ポップなビジュアルと親しみやすい世界観も特徴だ。
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■Hit-Em-Up Highrise
Media Indie Exchange
近未来の高層刑務所を舞台にしたネオレトロ格闘ゲーム。コンボ主体のアクションにローグライク的なラン構造を組み合わせており,プレイのたびに異なるルートや装備,報酬が用意される。成長要素やカスタマイズの幅広さも魅力となりそう。
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■Son of Thanjai
Ayelet Studio
11世紀の南インドを舞台にしたシネマティックアクションアドベンチャー。若き王ラジェンドラ・チョーラとして,伝統や権力,自分自身の生き方の狭間で揺れる物語が描かれる。文化的背景を色濃く反映した演出と,螺旋剣を用いた戦闘表現が特徴だ。
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■Nomori(不思議な林中漫遊)
Enchanted Works
重力や時間の流れを操りながら進む環境パズルゲーム。ポータルを使ってあらゆる面を床に変え,精霊世界を探索していく仕組みがユニークだ。カラフルなビジュアルと空間認識を試されるギミックが印象的な一作。
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