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お掃除ロボットを操る対戦アクション「Roombattle」は,ミニゲームも一気に増えて遊び応えも向上
現地では,開発のDust GamesのCEOを務める,カルロス・マルティネス・ブエノ(Carlos Martínez Bueno)氏に話を聞いてきた。
掃除ロボットのバトルに熱中。最大6人まで楽しめる対戦アクション「Roombattle」をプレイ[BitSummit]
![掃除ロボットのバトルに熱中。最大6人まで楽しめる対戦アクション「Roombattle」をプレイ[BitSummit]](/games/930/G093053/20250720014/TN/001.jpg)
「BitSummit the 13th」のCatalan Arts Digital Cultureブースに,Dust Gamesが開発中の「Roombattle」がプレイアブル出展されていた。武器を鼻に付け,赤い風船をお尻にぶら下げた掃除ロボットを操作して戦うシンブルでカジュアルなゲームだが,思った以上に白熱してしまうこと間違いなしだ。
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もともとは学生プロジェクトとして開発されてきた本作では,ハサミや筆,ニンジンなどの突起物を鼻につけ,マッチ開始時に3つの風船をお尻につけた,コミカルな形状の掃除ロボットを操作する。
対戦中はマップ内を右往左往しながら相手に突進したり,相手の突撃を避けたりして,風船を割り合うのが基本ルール。2人から6人までのプレイヤーで楽しめる,トップビュー型のカジュアルアクションだ。
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ゲームパッドでの操作は,ボタン2つと左スティック移動だけ。キーボードでも無理なくプレイできる簡単操作が魅力だ。
また,本作は現在開発中だが,ブエノ氏によると新たに4つのミニゲームを追加し,計10種類のゲームモードを搭載したという。
その内容は,風船を割るサボテンが次々と降り注ぐ「Cactus Rain」,画面に流れる方向キーに合わせて窮屈なマップ内で逃げ回る「Dance Dash Revolution」,サッカーボールをゴールに入れ合う「Roomball!」,ときおり出現する空気タンクで風船を補充できる「Give Me Some Air!」だ。どれもファミリー向けなスタンスを崩さず,勝っても負けてもクスクスと笑えてしまうこと間違いなしだろう。
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ちなみに,BitSummit the 13thに持ち込まれていたカッパの掃除ロボットは,今回はオフィスで待機中とのこと。しかし,同社はBCN Game Fest会場にも4台の掃除ロボを持ち込み,ブース前にリングを設置して来場者にフィジカルバトルを楽しんでもらっていた。
しかも,市販製品を使っているのかと思いきや,いずれもエンジニアリングをバックグラウンドに持つ開発メンバーの自作だそうだ。
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当初はゲーム開発について不慣れな点も多かったが,バルセロナのゲーム開発コミュニティの支えにより,これまで開発を続けられてきたとのこと。また,本作は日本や中国のゲーム市場での融和性が高いと感じ,アジア圏でのパブリッシャと精力的に対話しているようだ。
そのうえでセリフパブリッシングも視野に入れ,2026年前半のローンチを目標としている。
現在,日本語版デモも公開中の「Roombattle」は,ミニゲームも増えて遊び応えのあるゲームになりつつあるのは確かだ。さらにブエノ氏は今後,Switch2など家庭用ゲーム機向けの対応も考えていきたいと述べていた。気になる人はSteamストアページでデモをダウンロードし,ウィッシュリストに追加しておくといいだろう。
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「Roombattle」公式サイト
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