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Kickstarterでの資金調達で大成功した「GodsTV」は,スピーディなゲームプレイが持ち味のローグライクアクションRPGだった
「GodsTV」公式サイト
Kickstarterのクラウドファンディングで,目標額の4倍近い資金の調達に成功した「GodsTV」は,マルチバースの境界を舞台に,狂気のゲーム番組の中に放り込まれた主人公たちが,スターダムにのし上がるために戦い続けるという設定のローグライク風アクションゲームだ。
1990年代にアメリカでリリースされたアーケードゲーム「Smash TV」にインスパイアされたものと思われる設定だが,ゲームとしては同作のラン&ガンタイプではなく,素早い動きでステージを縦横無尽に駆け回り,出現するエイリアンたちをなぎ倒していくスタイルとなっている。
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1つのステージをクリアする度,獲得した「スターパワー」で能力をアップグレードできるが,キルされてしまうとイチからやり直しになってしまうローグライク仕様。しかし舞台裏(バックステージ)に戻ってプロデューサーと交渉すれば,ギアを強化した状態で次のラウンドに挑める要素も用意されている。
また神々の加護――つまりスポンサーを得ることで神聖なブランド(?)を獲得し,宣伝目的でより良い武器やスキル,パワーアップなどが使用できるようになる要素もあって,死んでしまってもストレスなく遊び続けられるゲームデザインになっている。
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開発チームを率いるJangmi Baek氏は,元々は投資やファイナンスの分野を仕事にしていたそうで,ひょんなことからゲーム業界に飛び込むことになったという人物だ。バルセロナとロサンゼルスで開発パートナーを見つけ,Starbreezeとのパブリッシング契約も決まっていたが,同社のコスト削減によって開発資金を調達するためのファンディングが凍結となってしまった。
それでもクラウドファンディングで一定の資金を集めることに成功し,2026年内にアーリーアクセス版がリリースできるところまで漕ぎつけたそうで,2025年春からは本格的なプロモーションもスタートしている。かなり苦しい期間が続いたが,今はセルフパブリッシングも視野に入れつつ,提携先を探しているとのことだった。
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そんな「GodsTV」はCo-opモードにも対応しており,スピードランなどでほかのプレイヤーと競いあうのも楽しそうな印象だった。BCN Game Festに出展されていたものより古いバージョンではあるが,Steamのストアページではデモ版も公開されている。日本語にも対応しているので,プレイして気に入ったならウィッシュリストに追加しておくといいだろう。製品版ではグラフィックスやエフェクトもさらにブラッシュアップされるそうなので,続報に期待したいところだ。
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