アーケードゲームの祭典
「アミューズメント エキスポ 2025」が,2025年11月14日と15日の2日間,東京ビッグサイトで開催された。
アーケード向けの新作タイトルや大型筐体,プライズなどが出展される本イベントだが,「アミューズメント エキスポ」の名で開催されたのは,今回で2回目だ。
ただ前身となるイベントは,2013年から2023年までは「ジャパンアミューズメントエキスポ」,2012年以前は「アミューズメントマシンショー」「AOUアミューズメント・エキスポ」として開催されてきたので,そこから数えるともう60回以上開催を重ねたことになる。
出展メーカーは,家庭用ゲームでもお馴染みのカプコンやコナミ,セガ,タイトー,バンダイナムコ,マーベラスから,プライズなどを展開しているエイコー,システムサービス,アミューズ,ジョイスティックレバーやボタンなどの部品を製作・販売している三和電子などなど。ゲームによっては展示だけでなく,実際にプレイして楽しめた。
今回,ビジネスデーである14日に足を運んだので,会場の様子をお届けしよう。
 イベントのオープニングセレモニーには,一般社団法人日本アミューズメント産業協会 実行委員長の山下 滋氏と,「クレーンゲームで学ぶ物理学」を著書に持つ鹿児島大学大学院理工学研究科長・教授の小山佳一氏,クレーンゲームが大好きという柏木由紀さんが登壇 |
クレーンゲーム誕生から60年。会場内もクレーンゲームとプライズがてんこ盛り
昨今のアミューズメント施設だが,フィギュアやぬいぐるみなどのプライズを入手できるクレーンゲームが非常に人気である。本イベントもそれは変わらずで,大手ブースのほとんどにクレーンゲームと景品が展示されていた。
なお,昔はゲームセンターの花形であったミディタイプ筐体を見かけることは少なく,新作があってもほとんどが体験型の大型筐体といった感じに。AOUの頃とは,ずいぶんと違うのだなと時代の変化を感じた筆者であった。
マーベラスのブースには,2024年7月から稼働を開始した「ポケモンフレンダ」が。また,タカラトミーアーツから発売された「フレンダトランク」も展示されていた
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バンダイナムコエクスペリエンスのブースでは,アニメや漫画で人気の「ONE PIECE」を題材にしたタイトルを複数展示
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 コナミアーケードゲームスには,「鬼滅の刃 日輪バトルスラッシュ」や「サザエさん まちがいさがし」の試遊台も |
今年で60周年を迎えたクレーンゲームだが,セガのUFOキャッチャーは40周年を迎えた。セガ フェイブのブースでは,UFOキャッチャーの歴史年表や過去の筐体を展示,さらに“取られる側”を体験できるアトラクションも用意されていた。
 「プリクラ」は30周年 |
タイトーのブースには,2025年11月27日に発売を予定している「バブルボブル シュガーダンジョン」のコーナーも
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 カプコンブースでは,「ストリートファイター6」のステージイベントも実施していた |
会場の中央では,「プライズフェア」が行われていた。クレーンゲームなどの新作プライズを展示しているこちらのイベントだが,今回は特に広いスペースを設けていた。ただ撮影は基本的にNGだったので,今後登場する景品については,公式サイトなどで確認してほしい。
なお翌日のユーザーデーには,チャレンジに成功した景品がもらえるクレーンゲームが無料で体験できたほか,スタンプラリーや「AMUSEMENT MUSIC FES 2025」なども楽しむことができた。
また,すでに来年の開催が告知された「アミューズメント エキスポ 2026」は,2026年11月6日(ビジネスデー)と11月7日(ユーザーデー)に実施される予定だ。今年,会場に遊びに行けなかった人は次回開催時に足を運んでみてはいかがだろうか。