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マトリックスとHINATA,同一ホールディングス内のグループ会社体制をスタート。より密な開発体制を築く
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マトリックスは,「ファイナルファンタジーXI アドゥリンの魔境」「ドラゴンクエストIIIそして伝説へ…」「アナザーエデン 時空を超える猫」など,RPGを中心にスマホゲームや家庭用ゲームなどのコンテンツの運営とアプリケーションの開発を請負う企業だ。
対して,HINATAは「星のドラゴンクエスト」「インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険」などのタイトルで,企画・一部開発・運営支援を担ってきた。
今回の体制強化によって,より密な開発体制と,150名を超える規模による両社の技術力やアイデアを掛け合わせたクリエイティブが可能になったという。
リリース文では,両社代表取締役からのメッセージが公開されている。
マトリックス公式サイト
HINATA公式サイト
歌舞伎町から世界へ!RPGの名門2社が仕掛ける、
心を揺さぶり幸せにするゲーム開発
株式会社マトリックス(代表取締役社長:大堀 康祐)とHINATA株式会社(代表取締役:河村 直哉)は、かねてより複数のプロジェクトで協業してきた関係をさらに発展させ、2024年からの試験期間を経て2025年4月15日(火)より正式に同一ホールディングス内のグループ会社体制をスタートさせました。
両社はともに東京都新宿区歌舞伎町2丁目44番1号 ハイジア13階に拠点を構えており、今回の体制強化によって、より密な開発体制の連携はもとより、150名を超える規模となり両社の技術力やアイデアを掛け合わせたクリエイティブが可能となりました。
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広報ページ詳細: https://www.matrixsoft.co.jp/news/1934/
歌舞伎町を「感情に届くゲーム体験」を生み出す拠点に
これまでにも複数のプロジェクトで協業してきた両社ですが、今回の拠点統合によって、その連携は“案件単位の協力”から“日常的なチーム形成”へと進化しました。
企画段階から開発者・プランナーがフラットに意見を交わし、即座に仕様の確認や試作への反映が可能となる環境が整ったことで、意思決定のスピードと精度が大きく向上しています。同じ空間にいるからこそ、ちょっとした気づきやアイデアをその場で共有できる。そうした“空気感の共有”が、これまで以上に感情に深く届く作品づくりの土壌になっています。
また、両社が拠点を構えるのは、日本を代表するエンターテインメントの発信地・新宿歌舞伎町。人の熱気と文化が交錯するこの街に拠点を構えることで、時代の感性に敏感なチームとして、より開かれたゲーム開発と発信を目指します。今後はこの場所から、“心を揺さぶり、幸せにする”エンターテインメント作品を世界へと届けていきます。
RPGに強みを持つ2社の結集でジャンルの厚みがさらに増す
マトリックスは、1994年の設立以来、『アランドラ』(ソニー・コンピュータエンタテインメント(現 SIE))、『ファイナルファンタジーXI アドゥリンの魔境』(スクウェア・エニックス)、『ドラゴンクエストIIIそして伝説へ…』(スクウェア・エニックス)、『アナザーエデン 時空を超える猫』(WFS)など、多数のRPGを中心に家庭用・スマートフォン問わず多彩なゲームタイトル及び遊技機コンテンツの開発を手がけてきました。
一方のHINATAは2008年設立。『星のドラゴンクエスト』『インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険』といった人気作において、企画・一部開発・運営支援を担ってきました。“お客様の心を揺さぶる作品を作る”を理念に掲げ、IPを生かした設計力や柔軟なチーム編成で、多くの長期運営タイトルを支えてきた実績があります。
「分担ではなく、掛け算」──両代表が語る未来
マトリックス代表取締役社長の大堀は「プロジェクトごとに協力してきたHINATAさんと、物理的にも精神的にも“同じチーム”として並ぶ環境ができたのはとても大きい。30年の節目にふさわしい新しいチャレンジがいよいよ始まりました」と語ります。
HINATA代表取締役の河村も「これまで“並走”していた関係から、いよいよ“共走”へ。自然に相談できる距離感が、新しいスピードと柔軟さを生んでいます。今の時代に求められるのは、分担ではなく掛け算です」と新体制への手応えを語っています。
「作って終わり」じゃない。開発と運営を一体で担える“持続型クリエイティブ”
マトリックスとHINATAが構築した兄弟会社体制の最大の強みは、企画・開発・運営をすべて自社内で完結できる構造にあります。開発力に優れたマトリックスと、長期運営を見据えた設計に強いHINATAが、日常的に同じ場所で連携することで、サービスとして持続可能なゲーム作りが可能になりました。
ゲーム業界では、開発と運営を分離した体制が主流になりつつありますが、それゆえに起こる“意図のズレ”や“運営フェーズでの手詰まり”といった課題も多く存在します。それに対し、両社が連携する今回の体制は、設計段階から「運営され続けること」を前提とした企画と開発ができるという点で、極めてユニークです。
特にRPGジャンルでは、物語や世界観を活かした継続型のコンテンツ構築が求められます。そこにおいてHINATAの“プレイヤーの感情に寄り添った設計”と、マトリックスの“緻密な技術基盤と表現力”が合わさることで、「一度きりでは終わらない体験」の提供が可能になります。
もちろん、両社の取り組みはRPGだけにとどまりません。
パズル、音楽、アクション、教育・ヘルスケア分野のタイトルからマンガ、遊技機コンテンツまで広く携わってきた両社の実績を活かし、“長く愛されるゲームをどう作るか”という視点でジャンルを問わずチャレンジしていきます。
2つの理念が融合し、“今の時代に響くゲーム”を形に
マトリックスの理念は「遊びを通して人々を幸せにする」、HINATAの理念は「心を揺さぶる作品をつくる」。この2社の理念が融合することで、これからの時代に求められる“感情に届くゲーム体験”をより高いレベルで創出できる体制が整いました。
今後も両社の特性を掛け合わせ、RPGジャンルを軸に多様なコンテンツ展開を視野に入れながら、業界の“先頭集団”として走り続けていきます。
大堀 康祐からのメッセージ
戦後の復興期、庶民のための娯楽の場にしたいとの想いから、ここら一帯は“歌舞伎町”と名付けられたと聞きます。そして「既存の方法論にとらわれることなく、その時代に合わせた楽しみを提供する」という精神こそが歌舞伎の語源になった“かぶく”ことなのだとか。
歌舞伎町の片隅で兄弟の杯を交わした私たちは、この地名に恥じることのない、“かぶいた”ゲーム作品を創り続けていこうと誓い合いました。これから誕生する新たな作品群の胎動に、私たちもドキドキしっぱなしです。どうぞ、ご期待ください。
河村 直哉からのメッセージ
「運と縁とタイミング」と申しますが、この度まさにそのような「ご縁」に恵まれ、グループを共にさせて頂くことに、すこぶる胸躍っております。グループシナジー、といえば堅苦しいですが、「兄弟」力を合わせて作品創りに邁進してまいります。両社のバラエティ合わさった「引き出し」から何が飛び出るか、何卒ご期待を頂けましたら幸いでございます。
詳細を語った動画も公開中!
https://youtu.be/XFEoTDCBS6c
マトリックスとHINATA、同じ未来を見据え、同じ場所で動き出した2つのチーム。強みを掛け合わせ、理念を重ね、RPGを軸にしながらもジャンルの枠を超えて、時代の声に応える作品をつくっていきます。
“感情を揺さぶる体験”を、“幸せな遊び”へと昇華させるために。
この共創が、これからのゲームの在り方を更新していきます。
会社概要
商号 : 株式会社マトリックス
証券コード: 非上場
代表者 : 代表取締役社長 大堀 康祐
所在地 : 東京都新宿区歌舞伎町2丁目44番1号 ハイジア13階
設立 : 1994年7月
事業内容 : 家庭用コンピュータソフトウェアの企画・製作・開発 他
資本金 : 1,000万円
URL : https://www.matrixsoft.co.jp
商号 : HINATA株式会社
証券コード: 非上場
代表者 : 代表取締役 河村 直哉
所在地 : 東京都新宿区歌舞伎町2丁目44番1号 ハイジア13階
設立 : 2008年2月
事業内容 : コンテンツ制作事業及びコンテンツ運営事業
資本金 : 1,000万円
URL : https://hinata3.co.jp/
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